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※写真をクリックすると、拡大できます。

2010年以前の大和路線のダイヤは、日中の時間帯 1時間に
大和路快速(大阪~加茂)が3本
快速(JR難波~高田)が3本
普通電車は 柏原(かしわら)発着が3本、奈良発着が3本

快速電車と普通電車の運行本数がそれぞれ1時間に6本と バランスのとれたダイヤでした。

ところが、2011年3月12日に 大阪環状線・大和路線・阪和線のダイヤが白紙改正されます。
これまで 20分ヘッドだったのが 15分ヘッドに変わったため、大和路線のダイヤは 次のようになりました。


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※写真は天王寺駅の時刻表です。(2012年11月現在)
緑字が快速電車、黒字が普通電車
※奈=奈良行き、加=奈良方面 加茂行き、高=和歌山線直通 高田行き
奈・五=奈良・五条行き、奈・高=奈良・高田行き、その他は王寺行き


日中のダイヤは、1時間に
大和路快速(大阪~奈良・加茂)が4本
快速
(JR難波~王寺・高田)が4本
普通電車
(JR難波~王寺)が4本
※大和路快速は久宝寺で普通電車と緩急接続
※快速は久宝寺で おおさか東線の電車と緩急接続
※普通電車は柏原で快速に追い抜かれる


普通電車は 天王寺~柏原駅間で 毎時6本→4本に削減されました。
一方で、大和路快速と快速は それぞれ毎時3本→4本に増発され、天王寺~王寺駅間で 快速電車が毎時8本に。
普通電車は 最低限の本数しかないのに対して、快速電車は 明らかに供給過剰なんですよね

以前、昼頃に 久宝寺駅から快速に乗って 終点の高田まで行きましたが、
王寺までは 4両編成なのに本当にガラガラでした。
大和路快速も 8両編成のものは、利用客の多い天王寺~久宝寺駅間でも 空席が多いように感じます。

今年3月のダイヤ改正でも 大和路線のダイヤはそのままでしたが、
快速電車の供給過剰ぶり、JR難波発着 快速のガラガラぶりは
来年以降、さすがにもう無視できないのではないかと思います。
かといって、15分ヘッドのダイヤにした以上、2011年3月以前のダイヤに戻すということは考えにくいです。
大和路快速も 普通電車も、毎時4本のまま 変わらないでしょう。

そこで今回は、そんな大和路線について、2013年以降の日中のダイヤを予想してみました。
和歌山線直通の快速を存続する場合、廃止する場合の2つに分けて書こうと思います。


存続
①「王寺快速」 の廃止
JR難波発着の快速のうち、「王寺行き」 と  「王寺発 JR難波行き」 を廃止し、
快速を毎時4本→2本に削減するという案。

天王寺~王寺駅間は、快速電車が1時間に8本もあるのに
「王寺快速」 は 途中、久宝寺しか停車しないので 空気輸送状態になっているのではないかと思います。


②快速の停車駅に 「八尾」 を追加
快速電車の運行本数は現状維持とし、JR難波発着の 「快速」 の停車駅に八尾駅を追加するという案。
快速の停車駅を増やすことで 大和路快速との差別化を図ります。

八尾駅は 快速停車駅である久宝寺の隣の駅ですが、八尾市の市街地へは久宝寺駅よりこの駅の方が近く、
大和路線の快速通過駅の中で最も利用客が多いです。
現在 橋上化工事が行われており、完成後に快速が停車するようになれば、利用客はさらに増えると思います。

ちなみに、八尾駅の他に快速停車駅を追加するなら 柏原駅ですが、
この駅は構造上、天王寺方面行きの快速電車を停車させることができません。
(ホームのない通過線を走行するため)


③快速の柏原~王寺・高田駅間 各駅停車化。 普通電車は JR難波~柏原駅間の運転にする
JR難波発着の快速は 柏原~王寺・高田駅間 各駅に停車し、普通電車は 柏原駅折り返しにするという案。
王寺方面行きの快速は、柏原で 当駅止の普通電車と緩急接続です。

天王寺から柏原・高井田・河内堅上・三郷(さんごう)への移動は便利になりますが、
快速の通過駅である東部市場前・平野・加美・八尾・志紀から
高井田・河内堅上・三郷へは 柏原で乗り換えが必要になりますし、
天王寺から和歌山線内の各駅へ移動する人にとっては

停車駅が増えて所要時間が増えるのがデメリットですね


④王寺快速を 柏原発着にする
JR難波発着の快速のうち、「王寺行き」 と 「王寺発 JR難波行き」 を 柏原駅折り返しの快速にするという案。
王寺行きの普通電車は、柏原で当駅止の快速と緩急接続です。

ただ、和歌山線直通の快速は柏原に停車できないので
ダイヤが乱れた時 扱うのがややこしくなりそうな気がします。


廃止
①JR難波発着の快速 そのものを廃止
日中のJR難波発着 快速の運転を取り止め、
天王寺~王寺駅間は 大和路快速4本、普通電車4本だけにするという案。

先ほど書いたとおり、日中の大和路快速は空いているので、快速電車は毎時4本で十分でしょう。
(JR宝塚線も 学研都市線も、快速は毎時4本ですし)


和歌山線の王寺~高田駅間については、線内折り返しの普通電車を運転するか
大和路快速と併結運転するかの どちらかが考えられます。

前者の場合、王寺での乗り換えが必要になるので、天王寺から和歌山線内各駅への移動は不便になります。

後者の場合、大阪駅から乗り換えなしで和歌山線内各駅に行けるようになり
和歌山線利用客にとっては便利になりますが、
王寺での増解結があるため 法隆寺~奈良・加茂駅間の利用客にとっては
所要時間増&車両数減(8両→4両)になるのがデメリットです。



②JR難波~柏原駅間の快速を運転する
日中の快速を廃止すると、JR難波~新今宮駅間の運行本数が 普通電車の毎時4本だけになってしまうので、
JR難波利用客を救済するため 柏原駅折り返しの快速を毎時4本運転するという案。

JR難波駅は、難波の中心部から離れているとはいえ
JR西日本にとって唯一の 「ミナミにある駅」 なので、そう簡単には見捨てないだろうと思います。


以上、自分の予想を書いていきました。

大和路線のダイヤは 来年以降大きく変わるのか、それとも現状維持のままなのか・・・
今後も注目していきたいと思います。

※2012年12月22日追記※
2013年春のダイヤ改正の概要が発表されましたが、大和路線は今回も 「現状維持」 のようです。

※2013年12月21日追記※
2014年春のダイヤ改正で、日中の 「王寺快速」 が廃止されると発表されました。
詳しくは、別記事 「
☆JR西日本 2014年春のダイヤ改正☆
 
「はまかぜ」車両の「びわこエクスプレス」登場! 大和路線・日中の王寺行き快速が廃止!
」 をご覧ください。

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