suicaペンギン
※Suicaペンギンの顔を パソコンのペイントで描いてみました。


最新更新日 2023年1月18日


皆さんは、「関西では SuicaやPASMOが使えない」 と思っていませんか?

関西はICOCAだから、Suicaが使えない」 と思い込んでいる人や、5年以上前に関西に行ってPASMOが使えなかったので それ以来 「関西ではPASMOが使えない」 と思い続けている人が 少なからずいるのではないかと思います。

そんな人々に向けて、声を大にして言いたい。


関西でも Suica・PASMOが使えます!!!


SuicaとICOCAは、2004年8月1日に相互利用を開始しており、JR西日本(ICOCAエリア)の駅で Suicaが使えるようになっています。

関西の私鉄や地下鉄(PiTaPaエリア)では 長らく PiTaPa・ICOCA以外のICカードが使えない状態が続いていましたが、2013年3月26日の 交通系ICカード全国相互利用開始により、SuicaやPASMOも使えるようになりました。

2023年1月現在、大阪府内では、全ての鉄道路線で Suica・PASMOが使えるほか、関西の多くの鉄道路線でSuica・PASMOを使うことができます!!!

※逆に、ICOCAやPiTaPaを首都圏の駅(Suicaエリア・PASMOエリア)で使うこともできます。
(ただし、PiTaPaは 事前にカード内へのチャージ(入金)が必要です)



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【関西でSuica・PASMOが使える鉄道】

JR西日本(京都府北部、兵庫県北部など 一部の鉄道路線を除く)
大手私鉄(阪急・阪神・京阪・近鉄・南海)
Osaka Metro(大阪メトロ)
京都市営地下鉄
神戸市営地下鉄
叡山電鉄
京福電気鉄道(嵐電)

北大阪急行
大阪モノレール
阪堺電車
泉北高速鉄道
水間鉄道
能勢電鉄
神戸新交通
(ポートライナー・六甲ライナー)

神戸電鉄
山陽電車


※JR西日本はICOCAエリア、それ以外はPiTaPaエリアです。
PiTaPaエリアで ICOCAやICOCA定期券も発売している鉄道があります。

※関西の駅でSuicaやPASMOのチャージもできます。



ただし、以下の点に注意が必要です。


① 関西の駅ではSuica・PASMOを購入できない。

JR西日本などのICOCAエリアやPiTaPaエリアの駅では、SuicaやPASMOを発売していません。
Suicaは JR東日本などSuicaエリアの駅で、PASMOは 首都圏の私鉄や地下鉄などPASMOエリアの駅で購入できます。



② 関西の駅でSuica定期券・PASMO定期券は作れない。

関西の駅で作れるICカード定期券は、ICOCA定期券 もしくは PiTaPa定期券です。
(JR西日本はICOCA定期券だけです)

JR西日本などのICOCAエリアやPiTaPaエリアの駅でSuica定期券やPASMO定期券を作ることはできません。
また、SuicaエリアやPASMOエリアの駅で 関西(ICOCAエリア・PiTaPaエリア)のICカード定期券を作ることもできません。




③ 関西でSuica・PASMOのオートチャージは行われない。

関西の駅では、ICカードが使えるエリアであっても、Suica・PASMOのオートチャージが行われません。

オートチャージが可能なエリアは、SuicaエリアとPASMOエリアだけです。



④ Suica・PASMOなどのICカードが使えない鉄道がある。

関西には、SuicaやPASMO、ICOCA、PiTaPaなどのICカードが一切使えない鉄道があります。
近江鉄道や信楽高原鐵道、京都丹後鉄道、和歌山電鐵(わかやま電鉄 貴志川線)などです。

また、JR西日本でも 北近畿地区を中心に ICカードの使えない駅が多く残っています。

※詳しくは、別記事 「
関西でICOCA・SuicaなどのICカードが使えない鉄道路線 【まとめ】 」 をご覧ください。



⑤ ICOCAとTOICAの 「エリア跨ぎ」 ができない。

関西から岐阜・名古屋方面へ、名古屋・岐阜方面から関西へ行く人は要注意!!!


JR西日本の
ICOCAエリアと、JR東海のTOICAエリアは、どちらも ICOCAやTOICA、Suica、PASMO、PiTaPa、manacaなどのICカードが使えます。

しかし、ICOCAエリアの駅からICカードで乗車し、TOICAエリアの駅でICカードで下車する といった 2つのエリアを跨っての利用ができません。

ICカードでエリアを跨って利用しようとすると、下車駅で精算することになります。


※例えば、京都駅から東海道線(琵琶湖線)で名古屋方面へ向かう場合、ICカードが使えるのは 途中の米原駅までです。

逆に、名古屋駅から東海道線で関西へ向かう場合も、ICカードが使えるのは米原駅までです。

※ICOCAエリアとTOICAエリアを跨ぐ場合は、乗車する駅で目的地までの切符を購入してください。




⑥ JR西日本では 「営業キロ200km制限」 がある。

2018年3月17日から、ICカードを使ってJR西日本 ICOCAエリア内を移動できる区間が
乗車駅から下車駅までの最短経路で 営業キロ200km以内 に制限されています。
200km以上乗ると、原則として 下車駅でICカードが使えないので注意が必要です。(例外もあります)

詳しくは、別記事 「【JR西日本】 ICOCAエリア 「営業キロ200km制限」 について 【まとめ】
 」 をご覧ください。



⑦ 東海道・山陽新幹線でSuica・PASMOを利用する場合、事前に 「スマートEX」 の登録・予約が必要。

2017年9月30日から、東海道・山陽新幹線(東京~新大阪~博多)で、新しいネット予約・チケットレス乗車サービス 「スマートEX」 が始まり、SuicaやPASMOなどのICカードで新幹線を利用できるようになりました。

しかし、
事前に 手持ちのクレジットカードとICカードを パソコンやスマートフォンなどから登録(年会費は無料)しなければならず、自由席を利用する時も予約する必要があります。
(在来線と同じ感覚でICカードが使えるようになったわけではありません)


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