舞鶴若狭自動車道1
舞鶴若狭自動車道2

鉄道ブログですが、ここで高速道路の話題を1つ。

舞鶴若狭自動車道をご存知でしょうか?

兵庫県三木市の中国自動車道 吉川(よかわ)JCTを起点とし、三田市・篠山市・丹波市、京都府の福知山市・綾部市・舞鶴市、福井県の 高浜町・おおい町・小浜市・若狭町・美浜町を通って、北陸自動車道と接続する敦賀JCTへ至る、約162kmの高速道路です。

1987年に丹南篠山口IC~福知山IC間が、その1年後に吉川JCT~丹南篠山口IC間が供用開始されて以降、兵庫県側から順次建設が進められ、2011年7月には小浜ICまで開通。

その後は 残る小浜IC~敦賀JCT間(約39km)の建設が進められていましたが、2014年7月20日、最初の区間の開通から27年を経て、ついに全線開通しました!



【NEXCO中日本】
舞鶴若狭自動車道 小浜IC~敦賀JCTが7月20日(日)15時に開通します


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今回開通した区間には、小浜側から順に 若狭上中IC三方五湖PA若狭三方IC若狭美浜ICを設置。
三方五湖PAからは、三方湖の景観を眺めることができます。

福井県の敦賀から西側、小浜市や若狭町などがある若狭地域は、北陸自動車道や北陸本線といった幹線ルートから大きく外れており、同じ福井県内の嶺北地域(敦賀以北の福井市・越前市など)との移動も不便だったことから、高速道路の開通は、地元にとって長年の悲願でした。

今回の全線開通によって移動時間が短縮され、嶺北地域と若狭地域が近づいたほか、京阪神地区や名古屋方面、北陸方面からのアクセスが格段に向上し、観光客の増加など 若狭地域の活性化が期待されています。


凄いのはそれだけではありません。

舞鶴若狭自動車道が北陸自動車道と繋がったことで、中国自動車道 吉川JCTから敦賀JCTへ抜ける新たなルートが生まれ、中国地方~北陸地方を高速道路で移動する際、渋滞が多発する名神高速道路・宝塚トンネルや、交通量の多い大阪府内を全く通らずに済むようになったのです。

これにより、吉川JCT~敦賀JCT間の最短距離が、従来の名神高速道路経由に比べて約33kmも短縮されました。
また、北陸方面から舞鶴・綾部・福知山・篠山への最短アクセスルートにもなっています。


今後は、スマートインターチェンジ(SIC)の建設が進められ、若狭美浜IC~敦賀JCT間に敦賀南SICが2016年度に、三方五湖PAにSICが2017年度に設置される予定です。


一つ気がかりなのは、舞鶴若狭自動車道の福知山IC以北が暫定2車線(片道1車線)であること。
建設費を抑えるためだとは思いますが、前述のようなルートができた以上、既存の小浜IC以西でも これまで以上に交通量が増えるのは必至でしょう。

現在、福知山IC~舞鶴西IC間で4車線化工事が行われていますが、完成は2021年春と まだまだ先。
暫定2車線区間で渋滞が多発しないか、少し心配ですね。


若狭地域へのアクセスのみならず、中国自動車道と北陸自動車道をつなぐ短絡線としての役割もある舞鶴若狭自動車道。
皆さんも、機会があれば 通ってみてはいかがでしょうか?



琵琶湖若狭湾快速鉄道

余談ですが、個人的に 鉄道の方も何とかしてほしいですね。


湖西線の近江今津駅と 小浜線の上中駅を結ぶ計画路線
琵琶湖若狭湾快速鉄道 (愛称:若狭リゾートライン」 が建設されれば、
大阪・京都方面から乗り換えなしで若狭地域へ行くことができ、鉄道でのアクセスは飛躍的に向上するでしょう。

小浜市や若狭町が、京都・大阪への通勤圏内に入るかもしれません。

でも、沿線の過疎化や採算が合わないことを考えると、やはり現状では無理かな・・・
仮に建設が決まっても、完成は2030年とか40年とか、遠い未来の話でしょうね。

※2017年2月12日追記※
今後建設される 北陸新幹線の敦賀~新大阪駅間のルートが、小浜から南下し京都を経由する 「小浜・京都ルート」 に決定したため、琵琶湖若狭湾快速鉄道の建設計画は中止になりました。


【福井新聞ONLINEの記事】
上中―近江今津の鉄道促進を中止 新幹線 「小浜・京都」 決定で

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