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大阪環状線 では、2013年から始まった 改造プロジェクトの一環で、ドアの閉まるタイミングを より分かりやすく知らせるため、発車メロディの導入が進められています。
(過去記事 「大阪環状線の各駅に再び発車メロディ導入へ!2014年3月15日から 京橋・森ノ宮・西九条の3駅に先行導入! 」 参照)

2014年3月に、京橋・森ノ宮・西九条の3駅に先行導入され、5月には大阪駅の環状線ホームでも 発車メロディが流れるようになりました。

しかしその後、発車メロディ導入の動きが全くなく、忘れられているのではないかと 少し不安に思っていましたが、2015年3月16日、JR西日本が公式ホームページで 「大阪環状線 全駅の発車メロディの曲目が決定した」 と発表しました。


【JR西日本 ニュースリリース】
『大阪環状線改造プロジェクト』進行中 大阪環状線発車メロディ全駅曲目決定!
3月22日(日曜日)環状運転開始記念日に、全駅が音の環でつながります♪



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各駅の発車メロディの曲目と 選曲理由については、以下の通り。


【大阪駅】 ※先行導入済み
やっぱ好きやねん  / やしきたかじん
大阪を愛し、大阪に愛された、故やしきたかじんさんの代表曲。

【福島駅】
夢想花 / 円広志
歌詞に 「回って、回って、・・・」。 周回の環状線にちなんで。

【野田駅】
一週間 / ロシア民謡
 冒頭の歌詞に 「日曜日に市場へ出かけ」。 駅近くの大阪市中央卸売市場にちなんで。

【西九条駅】 ※先行導入済み 
アメリカン・パトロール / アメリカ民謡
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの乗り換え駅というイメージを想起。

【弁天町駅】
線路は続くよどこまでも / アメリカ民謡

交通科学博物館があったことにちなんで。

【大正駅】
てぃんさぐぬ花 / 沖縄県民謡
沖縄県民愛唱歌。沖縄文化色濃いまちのイメージにちなんで。

【芦原橋駅】
 / 芦原橋太鼓集団「怒」作曲
太鼓が盛んな駅周辺にちなんで。

【今宮駅】 ※おそらく、環状線ホーム(3、4番のりば)のみ。
大黒様 / 文部省唱歌

駅近くの大国主神社(木津の大黒さん)にちなんで。

【新今宮駅】 ※おそらく、環状線ホーム(1、4番のりば)のみ。
交響曲9番 「新世界より」 / ドヴォルザーク作曲
駅近くの新世界にちなんで。

【天王寺駅】 ※おそらく、環状線ホーム(11~14番のりば)のみ。
あの鐘を鳴らすのはあなた / 和田アキ子
四天王寺の鐘にちなんで。和田アキ子さんは大阪府出身。

【寺田町駅】
Life Goes On / 韻シスト
大阪環状線イメージソング(「大阪環状線改造プロジェクト」 のために書き下ろされた曲)。

【桃谷駅】
酒と泪と男と女 / 河島英五
桃谷にゆかりのある故河島英五さんの代表曲。

【鶴橋駅】
ヨーデル食べ放題 / 桂雀三郎 with まんぷくブラザース
駅周辺のイメージとして 「焼肉」が定着。

【玉造駅】
メリーさんのひつじ / アメリカ民謡
高架化商業施設 「ビエラ玉造」 の建物では、窓枠を音階に見立てて同曲を表現。

【森ノ宮駅】 ※先行導入済み
森のくまさん / アメリカ民謡
駅名にある 「森」 にちなんで。

【大阪城公園】
法螺貝 / オリジナル
戦国時代の戦を象徴する 「大坂の陣」 を想起。

【京橋駅】 ※先行導入済み
ゆかいな牧場
(大阪うまいもんの歌) / アメリカ民謡
大阪のご当地ソング。歌詞と曲調が駅周辺の 「にぎやかさ」 をイメージ。

【桜ノ宮駅】
さくらんぼ / 大塚愛
大川の桜や駅名にある桜にちなんで。 大塚愛さんは大阪府出身。

【天満駅】
花火 / aiko

天神祭にちなんで。 aikoさんは大阪府出身。


JR西日本曰く、「メロディ導入にあたっては、お客様や地域の皆様に大阪環状線やその沿線のまちに愛着を感じていただけるよう、「その駅(まち)らしさ」 「大阪環状線らしさ」 「大阪らしさ」 をテーマに駅ごとに異なる発車メロディを採用することにした」 とのこと。

河島英五さんや aikoさんなど、大阪にゆかりのある歌手の曲も多数選ばれています。

新今宮駅の 「新世界より」 や 鶴橋駅の 「ヨーデル食べ放題」 は、なかなか面白い選曲だと思いました。

天王寺駅の発車メロディが 「あの鐘を鳴らすのはあなた」 になるとは、本当に予想外。
まさか、四天王寺の鐘から この曲に行きつくとは。


各駅の選曲理由を見ていくと、納得のいくものがある一方で、森ノ宮 → 駅名に 「森」  →森のくまさん、野田 → 駅近くに大阪市中央卸売市場 →  歌詞に 「日曜日に市場へ出かけ」 → 一週間 といったように、無理やり感があるものもありますね。

中でも玉造駅は、なぜ  「ビエラ玉造」 の建物の窓枠で 「メリーさんのひつじ」 を表現しているのかが分からないので、これを理由に発車メロディに採用というのは 納得できないです。



福島駅の発車メロディ、「夢想花」。

曲名を見ても ピンとこないかもしれませんが、「♪とんで とんで とんで とんで とんで とんで とんで とんで とんでまわって まわって まわって まわる」 というサビの部分は 誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。

ただ、選曲理由が 歌詞に 「回って、回って、・・・」 → 周回の環状線にちなんで。  というように、福島と全然関係ないのが ちょっと残念かなと思います。


「線路は続くよどこまでも」 は、阪神電車や 岡山駅3・4番のりばの接近メロディに使用されている曲ですが、弁天町駅では どのようなアレンジになるのか気になりますね。


大阪城公園駅の 「法螺(ほら)貝」 は、実際に法螺貝の音が発車メロディとして鳴るのではなく、先行導入済みの駅と同様、ビブラフォンを使ったメロディ(法螺貝をイメージしたメロディ?)になるので、どんなメロディなのか、全く見当がつかないです。


桜ノ宮駅は 大塚愛さんの 「さくらんぼ」。

大阪府出身の歌手の桜ソングということで、この曲が選ばれたのだと思いますが、個人的に、 「さくらんぼ」 が桜ソングとして扱われることに 少し違和感がありますね。



今回の発車メロディ導入ですが、心配な点が2つあります。

1つは、停車時間の短い駅で発車メロディを鳴らす余裕があるのかということです。

先行導入済みの4駅は、いずれも停車時間が長めに取られているのですが、今回新たに発車メロディが導入される駅の中にはドアが開いてから10秒も経たないうちにドアが閉まるような駅もあります。

大阪環状線の場合、発車メロディを途中で切ることはできません。

発車メロディは 5~6秒ほどあり、その後の  「ドアが閉まります。ドアが閉まります。ご注意ください」 の自動アナウンスも含めると9~10秒かかることになります。

そのため、発車メロディが 電車を運行する上で邪魔になってしまうのではないかと懸念しています。
ダイヤが乱れていて、停車時間をできるだけ短くしたい時であれば なおさらです。


そしてもう1つは、著作権料は大丈夫なのかということです。

JR神戸線の さくら夙川駅は、2007年に開業したから3年間 コブクロ 「桜」 の接近メロディが流れていましたが、JR神戸線標準メロディ(さざなみ)に変更されました。
その理由の1つに、年間数百万円といわれる著作権料の支払いが影響したとも言われています。

今回導入される 環状線の発車メロディには、著作権料の高そうな曲がいくつかあり、全駅の著作権料を合わせると 相当な額になるのではないかと思います。

JR西は、その著作権料を払い続けることができるのでしょうか?
払いきれなくなって、ある日突然 別のメロディに変更されたり、発車メロディ自体がまた廃止されるといった事態は避けてほしいところ。




そんな環状線の発車メロディは 2015年3月22日(日) に使用開始されます。

この日の14時半頃から、大阪駅の旧砂時計広場で記念セレモニーが行われ、全駅のメロディが披露されるそうで、発車メロディが各駅で流れるようになるのは 22日の15時からとのこと。

環状線 各駅の発車メロディ、非常に気になるところです。



余談ですが、大阪環状線の接近メロディは やっぱり前の方が断然良かったですね。

3月12日から流れている 新しい接近メロディは、確かに 騒音の中では聞きやすいのかもしれませんが、以前より音が響かなくなり、逆に聞きにくくなったような気がします。
(駅外への音漏れ対策としては その方が良いのかもしれませんが)


※2015年3月23日追記※
大阪環状線の全駅で 発車メロディが流れるようになりました。
自分は、鶴橋駅・新今宮駅・桜ノ宮駅のメロディが特に気に入りました。

大阪城公園駅は、法螺貝の音が ビブラフォンのメロディと共に鳴るという仕様のようです。

野田駅など 停車時間の短い駅では、発車放送が流れ終わるのを待ちきれないのか、「ドアが閉まります~」 の自動アナウンスを無視して  ドアを閉める車掌さんが さっそく見られました。



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