2015年7月16~17日にかけて 台風11号が中国・四国地方を縦断し、近畿地方では 強い雨が断続的に降り続きました。

その影響で、きのくに線の広川ビーチ~紀伊由良駅間で山崩れが発生。
線路へ土砂が流入したため、7月25日まで箕島~御坊駅間で終日運転を見合わせました。
(7月26日始発から運転再開)

その間、通常は見られない 箕島行きの普通電車や 海南行きの特急くろしおが運転されました。

2015年7月20日に 新大阪駅・和歌山駅・海南駅・天王寺駅などで 表示を撮影してきましたが、代行バスとの接続駅である 箕島駅がどうなっているのか 気になったので、ついでに見に行ってきました。


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まずは、1番のりばの電光掲示板をご紹介。
和歌山方面行きのホームですが、御坊方面から電車が来ないので、電光掲示板には何も表示されておらず、「調整中」 の貼り紙が付いています。

この駅で和歌山方面へ折り返す普通電車は、隣のホーム・2番のりば(上下共用の待避線)を発着します。



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1番のりばに設置されている歓迎看板を撮影。

箕島駅は 和歌山県有田(ありの中心駅。 有田みかんで有名な町です。
1954年9月に 有田郡箕島町と周辺の3村が合併して有田町が発足。
後に市制施行して有田市になり、1962年8月に初島町を編入して現在に至ります。

有田市内に有田駅は存在しませんが、きのくに線には 紀伊有田(きいありがあります。
その駅は 有田市から遠く離れた串本町にあり、有田市とは無関係です。



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1番のりばの和歌山側はロープが張られ、閉鎖されています。


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改札口の様子です。 自動改札機は設置されていません。
代行バスとの接続駅であるため、改札では 駅員が2、3人出てきて対応にあたっていました。
写真は 一時的に駅員がいなくなった時に撮影。



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改札口に設置されている電光掲示板です。

この駅は他の駅と違って、和歌山・天王寺・新大阪方面行きの発車案内と 御坊・白浜・新宮方面行きの発車案内が 同じ1つの電光掲示板に表示されます。

しかし、御坊方面が運転見合わせ中なので、電光掲示板は3段とも 普通 和歌山行きで占められていました。



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改札口には、台風11号の被害状況についての貼り紙がありました。

広川ビーチ~紀伊由良駅間の土砂崩壊、凄まじいですね。
三輪崎~新宮駅間でも土砂流失がありましたが、こちらは比較的短期間で復旧しています。


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外に出て、箕島駅の駅舎を撮影。
出入口の真上にある駅名看板は 国鉄時代に設置されたものでしょうか?
その左側には、JRマーク付きの駅名看板も取り付けられています。



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しばらくすると、JR代行バスが到着。 南海バスが運用されています。
電車に比べて定員が少ないので、満員になって 停車中のバスに乗れない人もいました。



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駅前には 代行バスの案内と時刻表が掲示されていました。

箕島から御坊まで 電車だと30分で到着しますが、代行バスは その3倍、1時間半もかかります。
渋滞に巻き込まれるなど、道路の混雑状況によっては 所要時間はさらに延びるでしょう。

そのためか、御坊方面行き最終の発車時刻は 電車だと箕島0:40発なのに、代行バスは 箕島21:35発と 3時間以上早くなっています。
電車に比べると やはり不便ですよね。
こういう時になって、電車が動くことのありがたみに気づかされます。

ちなみに、7月22日から 湯浅駅のバス停の場所が 国道42号線 青木交差点付近から 湯浅駅付近の観光用駐車場に変更されたほか、バスの発車時刻や本数も一部変更されました。


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電車に乗って 和歌山方面へ引き返します。

こちらは、2・3番のりばの電光掲示板。
きのくに線の他の駅と違って 両端ののりば矢印がない代わりに、右端に のりば番号が表示されます。
岡山駅福山駅 と同じ)

乗車位置は表示されません。


御坊・白浜・新宮方面行きのホームですが、電光掲示板には 逆方向の 普通 和歌山行きの発車案内のみが表示されていました。


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2番のりばに停車中の普通 和歌山行き。 青一色の117系です。

2番のりばは 普通電車しか発着しないためか、ホームに柵を立てて 4両編成までの対応としていました。


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