2015年8月22日早朝、きのくに線 三輪崎~新宮駅間で 線路脇の土砂が 台風16号の高波によって流出したことが確認されました。
そのため、22日始発から31日まで 紀伊勝浦~新宮駅間の運転を見合わせました。
(9月1日始発から運転再開)
最初の2日間、特急くろしおは全列車 白浜駅で折り返しとなりましたが、8月24日からは 白浜~紀伊勝浦駅間の運転を再開。
これにより、通常は見られない 紀伊勝浦行きの特急くろしおが登場しました。
紀伊勝浦行きの特急くろしおが運転されるのは、台風12号による河川増水で 紀伊天満~那智駅間の橋が流失した 2011年以来のことです。
そこで今回、新大阪駅・天王寺駅・和歌山駅と きのくに線の特急停車駅で 発車標の表示を撮影してきました。
8回(+まとめ記事1つ)に分けて、このブログで紹介したいと思います。
第8回目は 本州最南端の駅・串本駅の表示をご紹介。
ホームに降り立ち、まずは 自分が乗ってきた紀伊勝浦行きの普通電車(105系)を撮影。
この駅を訪れるのは 今回が初めてでしたが、遠かった・・・実に遠かった!!!
大阪駅から紀伊田辺駅まで行くだけで3時間以上かかるのに、そこからさらに1時間半!
2時間に1本程度という本数の少なさもあってか、同じ近畿地方なのに 在来線で大阪駅から広島県の三原駅まで行くよりも 遠く感じられました。
同じホームの向かい側 2番のりばには、紀伊田辺行きの普通電車が停車中。
この14:49発の電車は、新宮方面から来たのではなく 串本駅始発の電車です。
紀伊勝浦行きが発車した4分後に、この電車も発車していきました。
紀伊田辺行きが発車したところで、発車標の表示を撮影。
この駅の発車標は、種別欄と列車名欄が一体になっているのが特徴で、特急列車は 列車名のみ表示します。
当駅止まりの表示は、「当駅止」 ではなく 「当駅止り」 となっていました。
下の段には、特急くろしお 紀伊勝浦行きの表示が出ています。
気になる英語表示はというと・・・
Katsuura!!!
湯浅駅と同じ省略表示でした!
当駅止まりの英語表示は、「Not in Service」 でも 「Out of Service」 でもなく、まさかの 「Kusimoto」 ・・・。
「shi」 ではなく 「si」 になっているので、外国人が見たら 「クスィモト」 と読んでしまいそうです。
上は湯浅駅、下は串本駅の表示です。
撮影した写真の表示部分を拡大して比較すると、全く同じ表示であることが分かりますね。
遅れ表示は行き先欄に表示されます。
この駅では、阪和線や大阪環状線など京阪神地区の駅では見られない 当駅止まりの列車の遅れ表示が出ていました。
しばらくすると、当駅止まりの普通電車が到着。
このように 「電車がきます」 と表示されます。
「普通」 の文字が 先ほどよりも左側に詰めて表示されていますね。
串本行きの方向幕を撮影。
当駅止まりの電車が到着すると 表示が切り替わり、下の段に 2番のりばから発車する普通電車の発車案内が出ました。
どうやら この当駅止まりの電車は、折り返し 16:38発の普通 紀伊勝浦行きになるようです。
2番のりばに停車中の 普通 紀伊勝浦行きを撮影。
15時5分の到着から16時38分の発車まで、1時間半も停車することになります。
この駅の発車標を撮影するのは 今回が初めてなので、隣のホーム・1番のりばの発車標も見ておきましょう。
(晴れていたので、日差しが反射して 表示が見にくくてすみません)
単式ホームですが、左端に のりば矢印が出ています。
行き先欄の英語表示を見ると・・・あれ???
先ほどの 「Katsuura」 や 「Kusimoto」 表示と 文字のフォントが違うではありませんか!
こんな表示が出せるのなら、「Kii-Katsuura」 とか 「Kushimoto」 といった表示も出したらいいのに・・・。
ひょっとして、新宮方面行きの行き先表示は あのフォントでしか表示できないようになっているのでしょうか?
1番のりばの発車標にも 遅れ表示が出ました。
特急列車が到着する時は、このように 「列車がきます」 と表示されます。
「特急」 の文字は、この時に限って表示されるのです。
1番のりばに到着した 特急くろしお28号 新大阪行き。 381系でした。
381系は 新宮側と新大阪側とで 車両の顔が違っています。
今度は、2番のりばに停車中の普通電車と共に撮影。
特急列車の乗車位置を撮影。
A が新型車両の287系、B がオーシャンアロー車両の283系、C が381系となっていますが、287系は白浜駅から先 新宮方面へは乗り入れないので、この駅には Aの乗車位置がありません。
381系は2015年10月30日をもって引退し、その翌日からは 元 「しらさぎ」 車両(683系)を改造した289系が運転開始。
289系は白浜駅までの運転となるため、287系が新宮駅まで乗り入れることになります。
この駅では、現在のCの乗車位置がなくなり、代わって Aの乗車位置が整備されるでしょう。
続いて、改札口に設置されている発車標を見ていきます。
改札を出て、まずは 改札口の様子を撮影。
発車標は 改札口の真上ではなく、右上に設置されていました。
表示を拡大して撮影。
まずは、左側にある 白浜・和歌山・新大阪方面行きの発車案内から。
こちらも 種別欄と列車名欄が一体になっており、「特急」 の表示が出ません。
特急くろしお 新大阪行きが発車すると、今度は下の段に 京都行きの案内が表示されました。
「Kyōto」 の文字は、こちらも 紀伊勝浦行きとは異なるフォントです。
そういえば、この駅の 「Kii-Tanabe」 表示、どこかで見覚えあるなぁ・・・と思ったら、これ、藤並駅の表示と同じかも!?
ということで、撮影した写真の表示部分を拡大して比較してみました。
上が藤並駅、下が串本駅です。
一見、ほとんど同じに見えますが、「na」 の文字が微妙に違っていて 串本駅の方には 余分なドットが1つずつ付いています。
こちらは、右側にある 紀伊勝浦・新宮方面行きの発車案内。
行き先欄は、上下共に 紀伊勝浦行きで占められています。
遅れ表示は こんな感じです。
改札口には、きのくに線 一部区間運転見合わせの案内が被災現場の写真付きで掲示されていました。
再びホームへ戻り、1番のりばの発車標を撮影。 特急くろしお 京都行きの表示です。
しばらくすると、紀伊田辺行きの普通電車が到着。
「電車がきます」 表示を撮影。
電車は、特急くろしお 紀伊勝浦行きとの待ち合わせのため、3分ほど停車。
自分は、この電車に乗って 紀伊田辺方面へ引き返しました。
最後に、まとめ記事を書きたいと思います。
【激レア】 特急くろしお 「紀伊勝浦行き」 の表示を集めてみた 【まとめ】 表示の比較
※串本駅では 駅名標や駅舎など 他にもいろいろ撮影しました。
詳しくは別記事 「【駅紹介】 本州最南端!串本駅を訪れる(ホーム・駅舎と駅前の様子) 」 をご覧ください。
そのため、22日始発から31日まで 紀伊勝浦~新宮駅間の運転を見合わせました。
(9月1日始発から運転再開)
最初の2日間、特急くろしおは全列車 白浜駅で折り返しとなりましたが、8月24日からは 白浜~紀伊勝浦駅間の運転を再開。
これにより、通常は見られない 紀伊勝浦行きの特急くろしおが登場しました。
紀伊勝浦行きの特急くろしおが運転されるのは、台風12号による河川増水で 紀伊天満~那智駅間の橋が流失した 2011年以来のことです。
そこで今回、新大阪駅・天王寺駅・和歌山駅と きのくに線の特急停車駅で 発車標の表示を撮影してきました。
8回(+まとめ記事1つ)に分けて、このブログで紹介したいと思います。
第8回目は 本州最南端の駅・串本駅の表示をご紹介。
ホームに降り立ち、まずは 自分が乗ってきた紀伊勝浦行きの普通電車(105系)を撮影。
この駅を訪れるのは 今回が初めてでしたが、遠かった・・・実に遠かった!!!
大阪駅から紀伊田辺駅まで行くだけで3時間以上かかるのに、そこからさらに1時間半!
2時間に1本程度という本数の少なさもあってか、同じ近畿地方なのに 在来線で大阪駅から広島県の三原駅まで行くよりも 遠く感じられました。
同じホームの向かい側 2番のりばには、紀伊田辺行きの普通電車が停車中。
この14:49発の電車は、新宮方面から来たのではなく 串本駅始発の電車です。
紀伊勝浦行きが発車した4分後に、この電車も発車していきました。
紀伊田辺行きが発車したところで、発車標の表示を撮影。
この駅の発車標は、種別欄と列車名欄が一体になっているのが特徴で、特急列車は 列車名のみ表示します。
当駅止まりの表示は、「当駅止」 ではなく 「当駅止り」 となっていました。
下の段には、特急くろしお 紀伊勝浦行きの表示が出ています。
気になる英語表示はというと・・・
Katsuura!!!
湯浅駅と同じ省略表示でした!
当駅止まりの英語表示は、「Not in Service」 でも 「Out of Service」 でもなく、まさかの 「Kusimoto」 ・・・。
「shi」 ではなく 「si」 になっているので、外国人が見たら 「クスィモト」 と読んでしまいそうです。
上は湯浅駅、下は串本駅の表示です。
撮影した写真の表示部分を拡大して比較すると、全く同じ表示であることが分かりますね。
遅れ表示は行き先欄に表示されます。
この駅では、阪和線や大阪環状線など京阪神地区の駅では見られない 当駅止まりの列車の遅れ表示が出ていました。
しばらくすると、当駅止まりの普通電車が到着。
このように 「電車がきます」 と表示されます。
「普通」 の文字が 先ほどよりも左側に詰めて表示されていますね。
串本行きの方向幕を撮影。
当駅止まりの電車が到着すると 表示が切り替わり、下の段に 2番のりばから発車する普通電車の発車案内が出ました。
どうやら この当駅止まりの電車は、折り返し 16:38発の普通 紀伊勝浦行きになるようです。
2番のりばに停車中の 普通 紀伊勝浦行きを撮影。
15時5分の到着から16時38分の発車まで、1時間半も停車することになります。
この駅の発車標を撮影するのは 今回が初めてなので、隣のホーム・1番のりばの発車標も見ておきましょう。
(晴れていたので、日差しが反射して 表示が見にくくてすみません)
単式ホームですが、左端に のりば矢印が出ています。
行き先欄の英語表示を見ると・・・あれ???
先ほどの 「Katsuura」 や 「Kusimoto」 表示と 文字のフォントが違うではありませんか!
こんな表示が出せるのなら、「Kii-Katsuura」 とか 「Kushimoto」 といった表示も出したらいいのに・・・。
ひょっとして、新宮方面行きの行き先表示は あのフォントでしか表示できないようになっているのでしょうか?
1番のりばの発車標にも 遅れ表示が出ました。
特急列車が到着する時は、このように 「列車がきます」 と表示されます。
「特急」 の文字は、この時に限って表示されるのです。
1番のりばに到着した 特急くろしお28号 新大阪行き。 381系でした。
381系は 新宮側と新大阪側とで 車両の顔が違っています。
今度は、2番のりばに停車中の普通電車と共に撮影。
特急列車の乗車位置を撮影。
A が新型車両の287系、B がオーシャンアロー車両の283系、C が381系となっていますが、287系は白浜駅から先 新宮方面へは乗り入れないので、この駅には Aの乗車位置がありません。
381系は2015年10月30日をもって引退し、その翌日からは 元 「しらさぎ」 車両(683系)を改造した289系が運転開始。
289系は白浜駅までの運転となるため、287系が新宮駅まで乗り入れることになります。
この駅では、現在のCの乗車位置がなくなり、代わって Aの乗車位置が整備されるでしょう。
続いて、改札口に設置されている発車標を見ていきます。
改札を出て、まずは 改札口の様子を撮影。
発車標は 改札口の真上ではなく、右上に設置されていました。
表示を拡大して撮影。
まずは、左側にある 白浜・和歌山・新大阪方面行きの発車案内から。
こちらも 種別欄と列車名欄が一体になっており、「特急」 の表示が出ません。
特急くろしお 新大阪行きが発車すると、今度は下の段に 京都行きの案内が表示されました。
「Kyōto」 の文字は、こちらも 紀伊勝浦行きとは異なるフォントです。
そういえば、この駅の 「Kii-Tanabe」 表示、どこかで見覚えあるなぁ・・・と思ったら、これ、藤並駅の表示と同じかも!?
ということで、撮影した写真の表示部分を拡大して比較してみました。
上が藤並駅、下が串本駅です。
一見、ほとんど同じに見えますが、「na」 の文字が微妙に違っていて 串本駅の方には 余分なドットが1つずつ付いています。
こちらは、右側にある 紀伊勝浦・新宮方面行きの発車案内。
行き先欄は、上下共に 紀伊勝浦行きで占められています。
遅れ表示は こんな感じです。
改札口には、きのくに線 一部区間運転見合わせの案内が被災現場の写真付きで掲示されていました。
再びホームへ戻り、1番のりばの発車標を撮影。 特急くろしお 京都行きの表示です。
しばらくすると、紀伊田辺行きの普通電車が到着。
「電車がきます」 表示を撮影。
電車は、特急くろしお 紀伊勝浦行きとの待ち合わせのため、3分ほど停車。
自分は、この電車に乗って 紀伊田辺方面へ引き返しました。
最後に、まとめ記事を書きたいと思います。
【激レア】 特急くろしお 「紀伊勝浦行き」 の表示を集めてみた 【まとめ】 表示の比較
※串本駅では 駅名標や駅舎など 他にもいろいろ撮影しました。
詳しくは別記事 「【駅紹介】 本州最南端!串本駅を訪れる(ホーム・駅舎と駅前の様子) 」 をご覧ください。