JR東海 TOICAエリア(2019年3月2日~)

名古屋近郊では JR東海がTOICA(トイカ)を、名鉄や名古屋市営地下鉄などがmanaca(マナカを導入しています。

「TOICAエリアやmanacaエリアでは TOICA・manacaしか使えない」 と勘違いしている人がいますが、これらのエリアは 交通系ICカードの全国相互利用サービスに対応しているため、Suica、PASMO、ICOCA、PiTaPa、Kitaca、SUGOCA、はやかけん、nimoca も利用できます。
(以下、「ICカード」 といえば、TOICA・manacaも含めた これら10種類のカードのことを指します)


しかし、全ての鉄道路線が ICカード1枚で乗れるわけではありません。
JR東海では、三重県や岐阜県などローカル線を中心に、ICカードが使えない路線が多く残っているのです。

また、JR東海(TOICAエリア)の駅からICカードで乗車し、JR西日本(ICOCAエリア)やJR東日本(Suicaエリア)の駅でICカードで下車するというように、2つのエリアを跨いでICカードを使うことがができないという制約もあります。



そこで今回、東海地方(岐阜県・愛知県・三重県・静岡県)で ICカードが使えない鉄道路線について、都道府県別にまとめてみました。

※新幹線については、別記事 「新幹線でSuica・ICOCAなどのICカードが使える路線・使えない路線 【まとめ】 」 をご覧ください。


最新更新日 2019年9月21日
※2021年春、TOICAエリアが熱海・国府津・米原まで拡大します。



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<目次>
【重要】 ICカードでは 「エリア跨ぎ」 ができません
TOICAエリアの拡大について
Suica・PASMOのオートチャージについて
岐阜県
愛知県
三重県
静岡県
豊橋・弥富・桑名・岡崎駅での乗り換え・乗車・下車について



【重要】 ICカードでは 「エリア跨ぎ」 ができません

JR東海で ICカードが利用可能なエリアは 「
TOICAエリア」、
JR西日本で ICカードが利用可能なエリアは 「ICOCAエリア」、
JR東日本で ICカードが利用可能なエリアは 「Suicaエリア」 です。

それぞれのエリア内でICカードを使うことができますが、
TOICAエリアとICOCAエリア・Suicaエリアを跨っての利用はできません。
ICカードでエリアを跨って利用しようとすると、下車駅で現金で全額精算することになります。


例えば、以下のような利用ができません。

①大阪駅、京都駅、米原駅など 関西の駅や、金沢駅、福井駅、敦賀駅など 北陸の駅からICカードで乗車し、大垣駅や岐阜駅、名古屋駅など 東海地方の駅でICカードで下車すること。
 ICOCAエリアとTOICAエリア(2019年度版)


②天王寺駅や奈良駅、加茂駅、柘植駅からICカードで乗車し、亀山駅や四日市駅、桑名駅、名古屋駅でICカードで下車すること。
関西線


③紀伊勝浦駅や新宮駅からICカードで乗車し、四日市駅や桑名駅、名古屋駅でICカードで下車すること。
特急南紀


④富山駅からICカードで乗車し、岐阜駅や名古屋駅でICカードで下車すること。
特急ひだ icカード(2019年)


⑤松本駅や塩尻駅からICカードで乗車し、中津川駅や多治見駅、名古屋駅でICカードで下車すること。
中央西線


⑥甲府駅からICカードで乗車し、富士宮駅や富士駅、静岡駅でICカードで下車すること。
身延線


⑦東京駅や国府津駅、伊東駅、熱海駅からICカードで乗車し、三島駅や沼津駅、御殿場駅、静岡駅でICカードで下車すること。(後述)


※エリアを跨ぐ場合は、乗車する駅で切符を購入してください。



【TOICAエリアの拡大について】

2019年3月2日に、JR東海のTOICAエリアが拡大され、以下の線区でICカードが使えるようになりました。


東海道本線  関ケ原~醒ケ井(米原の1つ手前)駅間
関西本線  四日市~亀山駅間
御殿場線  御殿場~下曽我(国府津の1つ手前駅間
愛知環状鉄道



2021年春に TOICAエリアが熱海・国府津・米原まで拡大する予定です。
これにより、以下の移動にICカードが使えるようになります。

東海道本線  熱海駅⇔三島・沼津・静岡方面
御殿場線  国府津駅⇔松田・御殿場方面
東海道本線  米原駅⇔大垣・岐阜・名古屋方面

ただし、TOICAエリアと 熱海・国府津以外のSuicaエリア および 米原以外のICOCAエリアと跨っての利用はできません。



【Suica・PASMOのオートチャージについて】

東海地方では、ICカードが使えるエリアであっても、Suica・PASMOのオートチャージは行われません。

オートチャージが可能なエリアは、Suicaの首都圏エリア・仙台エリア・新潟エリアと、PASMOエリア(首都圏の私鉄・地下鉄)のみです。
※熱海駅・伊東線・伊豆急行線は、Suica首都圏エリアのため オートチャージできます。



岐阜県
岐阜県・愛知県 TOICAエリア


【JR東海】

高山本線  美濃太田~下呂・高山方面  ※高山駅ではICカードが使えません。
中央本線  中津川~木曽福島・塩尻・松本・長野方面
東海道本線  醒ケ井~米原・京都方面大垣~美濃赤坂駅間(美濃赤坂線)
※2019年3月2日(土)に JR東海のTOICAエリアが拡大され、東海道本線では醒ケ井(米原の1つ手前)までICカードが使えるようになりました。

名鉄広見線 新可児~御嵩駅間
※新可児駅を跨って利用する場合に限り、実質的にICカードが利用可能。
(犬山方面行きホームと御嵩方面行きホームの間にある乗り換え改札口で、係員による改札・精算処理を受けることになります)

明知鉄道
長良川鉄道
養老鉄道
樽見鉄道





愛知県

JR東海
飯田線  豊川~新城・本長篠・中部天竜・天竜峡・飯田方面
名鉄蒲郡線
※吉良吉田駅を跨って利用する場合に限り、実質的にICカードが利用可能。
(西尾線ホームと蒲郡線ホームの間にある乗り換え改札口で、係員による改札・精算処理を受けることになります)
東海交通事業 城北線

●リニモは2016年3月12日にmanacaを導入し、全国相互利用カードが利用可能になりました。

●以前 あおなみ線は、manaca、TOICA、Suicaしか使えませんでしたが、2016年3月12日から PASMOやICOCAなど他の全国相互利用カードも使えるようになっています。

●愛知環状鉄道は2019年3月2日にTOICAを導入し、全国相互利用カードが利用可能になりました。




三重県

三重県


【JR東海・JR西日本】

関西本線 亀山~柘植・伊賀上野・加茂方面 ※伊賀上野駅では、ICカードが使えません。
※柘植駅は草津線方面のみICカードが利用可能。

※2019年3月2日に JR東海のTOICAエリアが拡大され、関西本線では亀山までICカードが使えるようになりました。
紀勢本線 ※津駅・松阪駅では、ICカードが使えません。
参宮線  ※伊勢市駅・鳥羽駅では、ICカードが使えません。
名松線

伊勢鉄道  ※鈴鹿駅・鈴鹿サーキット稲生駅では、ICカードが使えません。
養老鉄道
三岐鉄道
四日市あすなろう鉄道
伊賀鉄道


津駅・松阪駅・伊勢市駅・鳥羽駅では、近鉄を利用する場合 ICカードが使えますが、JRを利用する場合 ICカードが使えません。

※近鉄は 三重県内の全路線・全駅でICカードが利用可能です。

特急 「南紀」 の停車駅は、名古屋・桑名・四日市の3駅を除き、ICカードが使えません。
(鈴鹿駅・津駅・松阪駅・多気駅・三瀬谷駅・紀伊長島駅・尾鷲駅・熊野市駅)




静岡県
 SuicaエリアとTOICAエリア 2019年版


【東海道線で熱海から先へ行く時は要注意】

※JR東海のTOICAエリア(函南駅以西・下曾我駅以西)と JR東日本のSuicaエリア(熱海駅以東)を跨いでの利用はできません。

例えば、東京駅や国府津駅、伊東駅、熱海駅からICカードで乗車して、三島駅や沼津駅、御殿場駅、静岡駅でICカードで下車することはできません。
ICカードでエリアを跨って利用しようとすると、下車駅で現金で全額精算することになります。



【JR東海】
東海道本線  函南→熱海・東京方面、熱海→三島・沼津・静岡方面
御殿場線  下曾我→国府津・東京方面、国府津→松田・御殿場方面
※特急 「ふじさん」 を利用する場合、御殿場駅ではICカードが使えません。
※2019年3月2日(土)に、JR東海のTOICAエリアが拡大され、御殿場線では下曽我(国府津の1つ手前)までICカードが使えるようになりました。

身延線  西富士宮~身延・甲府方面
飯田線


伊豆箱根鉄道 駿豆線・箱根 十国峠ケーブルカー
岳南電車
大井川鐵道
天竜浜名湖鉄道
遠州鉄道 ※ 「ナイスパス」 のみ利用可能。



【豊橋・弥富・桑名・岡崎駅での乗り換え・乗車・下車について】

豊橋駅・弥富駅でJR⇔名鉄、桑名駅でJR⇔近鉄、岡崎駅でJR⇔愛知環状鉄道(愛環)を乗り換える場合は、「
ICのりかえ改札機
に必ずタッチしてください。
(JR→名鉄・近鉄・愛環の場合はピンク色の改札機、名鉄・近鉄・愛環→JRの場合は青色の改札機)

乗り換えの時に この改札機にタッチしないと、下車駅の改札機で処理できません。

※TOICA定期券、manaca定期券、ICOCA定期券を利用する時も、必ずタッチしてください。


豊橋駅
ICのりかえ改札機は 2・3番線ホームに設置されています。
JRから名鉄へ、名鉄からJRへ乗り換える場合は、ICのりかえ改札機に必ずタッチしてください。
改札口には JRの自動改札機が設置されていますが、名鉄のみを利用する場合も この自動改札機を利用できます。

(ICのりかえ改札機にタッチする必要はありません)

名鉄から新幹線に乗り換える場合も、ICのりかえ改札機に必ずタッチしてください。
逆に、新幹線から名鉄に乗り換える場合は ICのりかえ改札機にタッチする必要はありません。



弥富駅
ICのりかえ改札機は 2・3番線ホームに設置されています。
JRから名鉄へ、名鉄からJRへ乗り換える場合は、ICのりかえ改札機に必ずタッチしてください。
改札口には、JRのIC改札機が設置されています。
名鉄のみを利用する場合、改札口のIC改札機、ICのりかえ改札機の両方にタッチしてください。




桑名駅
JRから近鉄へ、近鉄からJRへ乗り換える場合は、ICのりかえ改札機に必ずタッチしてください。
ICのりかえ改札機は 改札内通路に設置されていますが、通路の端に設置されていて分かりにくいので注意してください。


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JRのみ、名鉄のみを利用する場合、ICのりかえ改札機にタッチする必要はありません。
東口の自動改札機がJR仕様、西口の自動改札機が近鉄仕様になっていますが、どちらの改札機も ICカードでJR・近鉄の両方を利用できます。


養老鉄道では ICカードが使えません。
桑名駅でJRから養老鉄道に乗り換える場合は、ICカードで東口(もしくは西口)の改札を出て 養老鉄道の切符を購入してください。

養老鉄道からJRや近鉄へ乗り換える場合、または近鉄から養老鉄道へ乗り換える場合、養老鉄道の中間改札にあるIC改札機にタッチしてください。



岡崎駅
ICのりかえ改札機は 0番線ホームに設置されています。
JRから愛環へ、愛環からJRへ乗り換える場合は、ICのりかえ改札機に必ずタッチしてください。
タッチしないと 高蔵寺経由での運賃となり、実際の乗車経路(岡崎経由)の運賃よりも高くなる場合があります


改札口には、JRのIC改札機が設置されています。
愛環のみを利用する場合、改札口のIC改札機、ICのりかえ改札機の両方にタッチしてください。




【ICカードが使えない鉄道路線(地方別)】
北海道
東北地方
関東(首都圏)
新潟県
長野県・山梨県
北陸(富山・石川・福井)
関西
中国・四国地方
九州・沖縄

※ICカードが使えないJRの駅について もっと具体的に知りたい方は、サブブログ 「
JRの駅でICカードが使えるか使えないか分かるブログ 」をご覧ください。

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