近年、JR西日本が積極的に導入している 「路線記号」。
昨年(2015年)の春に 近畿エリアと広島エリアで導入され、来月には 岡山・福山エリアでも導入される予定です。
路線記号の導入に合わせて、ラインカラーの変更(近畿エリアは拡充と一部変更)も行われます。


そんな路線記号、他のエリアでの導入は もうないだろうな・・・(あるとすれば、山口エリアぐらい)と 自分は思っていたのですが先日(2016年2月4日)、JR西日本から衝撃の発表が!
なんと、
山陰エリアにラインカラーと路線記号を導入する というのです!

【JR西日本 ニュースリリース】
お客様によりわかりやすく鉄道をご利用いただくために
米子支社エリアに「ラインカラー・路線記号」を導入します!



広告


山陰エリアは、近畿エリア・広島エリアや岡山・福山エリアに比べ 利用客が少ない上、路線図も至ってシンプルなので、路線記号が導入されるなんて予想だにしていませんでした。

各線の路線記号とラインカラーは 以下の通り。



山陰エリア 路線図
※上の図は、JR西日本 ニュースリリースより引用。


 A  山陰線(米子~城崎温泉)・・・鳥取二十世紀梨の色
 B  因美線・・・智頭杉の色
 C  境線・・・日本海の海の色
 D  山陰線(安来~益田)・・・日本海や宍道湖の夕日の色
 E  木次線・・・沿線の紅葉の色 ※山吹色
 F  三江線・・・江の川の色
 V  伯備線・・・伯備線山並みの色

広島エリアや岡山・福山エリアでは、一部 路線記号が導入されない路線がありましたが、今回は、山陰エリアの全ての路線に 路線記号とラインカラーが導入されることになります。
昨年 JR西日本が廃止を検討していると表明した 三江線にも 路線記号  F  が設定されるとは驚きです。
(今後廃止される可能性があるとはいえ、三江線だけ導入しないわけにはいきませんよね・・・)

現在の山陰エリア各線のラインカラーは、山陰本線が青色 他は全て灰色という味気ないものですが、路線記号の導入で 見事にカラフルになりました。
線ごとに違ったラインカラーが設定され、格段に分かりやすくなりますね!
山陰エリアの路線に対する印象が大きく変わりそうです。

路線記号は、東側から A、B、C・・・とアルファベット順に振られていますが、伯備線は例外で、岡山・福山エリアの路線記号とラインカラーに合わせています。

山陰本線は 米子駅を境に2つに分けられました。
米子駅は鳥取県で、その西隣の安来駅は島根県なので、山陰本線のうち 鳥取県区間が
  A  、島根県区間が  D  ということになります。
今回のニュースリリースでは、山陰本線が 「山陰線」 と書かれていますが、路線記号の導入を機に 山陰本線の呼び方を 山陰線に統一するのでしょうか?


岡山・福山エリアの場合、赤穂線のラインカラーの導入区間が 岡山~播州赤穂ではなく、岡山~寒河(赤穂線で岡山県最東端の駅)となったように、他のエリアの駅をラインカラー導入区間に含まないようにしていましたが、山陰エリアは 因美線が津山まで、伯備線が新見まで といったように 他のエリアに跨って ラインカラーが設定されています。

因美線や伯備線 新見以北は 先日の記事 「【JR西日本】 岡山・福山エリアの路線図、「灰色路線」 が拡大。姫新線・因美線・芸備線は 「ラインカラーなし」 に・・・」 で書いたとおり、岡山・福山エリアの路線図では 「ラインカラーなし」 とされましたが、山陰エリアの路線図でラインカラーが設定されるという 意外な展開に。

山陰本線の東側に至っては、浜坂どころか 城崎温泉までが 「鳥取二十世紀梨の色」 に染まっています。

山陰本線の路線記号は、近畿エリアでは  E  とされていますが、近畿エリアの路線図では 福知山駅以西が書かれていない上、福知山~城崎温泉駅間を走る普通電車のドア上に掲示された停車駅案内では 城崎温泉駅までしか書かれておらず、城崎温泉駅以西は 実質的に路線記号が設定されていない状態だったんですよね。

近畿エリアの路線に 山陰エリアの路線記号・ラインカラーが付けられるとは驚きです。

因美線のラインカラーは、智頭杉の色(茶色)に。
近畿エリア以外で茶色のラインカラーが設定されるのは初めてです。


境線のラインカラーは 日本海の海の色とのことですが、この路線は、境港市が水木しげるさんの出身地であることにちなんで、「ゲゲゲの鬼太郎」 のイラストが描かれた車両を運行したり、境港駅を 「鬼太郎駅」、米子駅を 「ねずみ男駅」 とするなど 全駅に妖怪名の愛称を付けたりしているので、個人的には 「妖怪の路線」 らしい色(例えば紫とか)の方が良かったような気もします。

木次線のラインカラーは 沿線の紅葉の色ですが、この路線だけ 「山吹色」 と注釈が付いています。
パッと見 黄色ですが、厳密に言うと黄色ではない ということでしょうか?


あと、赤色のラインカラーが存在しないのも驚きですね。


山陰エリアの路線記号とラインカラーは、今月から順次使用開始されます。
活用方法については、駅や車内に掲出する路線図を 路線記号・ラインカラーを活用したデザインのものに取り替えるほか、駅の案内サイン(看板)も、駅名標や発車時刻標を中心に、今年度以降、新たなデザインのものに 順次取り替えるとのこと。

現在、山陰エリアの駅に設置されている駅名標は 全て JR西日本のコーポレートカラーである青色になっていますが、鳥取駅や米子駅に黄緑色、松江駅や出雲市駅に朱色の駅名標が設置されるなど、各線で異なる色の駅名標が見られるようになり、撮り集めるのが楽しくなりそうです(笑)

山陰本線の兵庫県区間など、他のエリアの駅でも 山陰エリアのラインカラーのものに取り替えられるのか気になりますね。


また、キハ40・47系の車両の行き先表示について、行き先路線の路線記号を活用した新たなデザインのものに取り替えられます。
山陰エリアで 路線記号付きの方向幕が見られるようになるとは驚きです。


そしてさらに、訪日外国人の受け入れ体制充実のため、3月26日からは キハ121・126系、キハ40・47系で 英語自動放送の導入も実施されます。
対象となる駅は、山陰本線 鳥取~出雲市駅間の主要特急停車駅と、「コナン駅」 の愛称がある由良駅、境線の米子空港駅、境港駅です。

すごい・・・そこまでやるか!米子支社!
この力の入れように感心するばかりです。
やはり、山陰エリアでも 訪日外国人が増えているんでしょうね。


岡山・福山エリアに続いて、山陰エリアも 路線記号・ラインカラーの導入で 大きく様変わりしますね!
今後が より一層楽しみになってきました。


個人的には、山陰エリアでのICOCA導入も お願いしたいところです。
鳥取県と島根県でICカードの使える駅が皆無という状況、いつまで続くのやら・・・

※2016年9月4日追記※
山陰エリアでのICOCA導入が発表されました!!!
詳しくは、以下の別記事をご覧ください。

【JR西日本】 山陰エリアにICOCAを導入へ!山陰線 出雲市~伯耆大山駅間と 伯備線の特急 「やくも」 停車駅で 2016年12月から利用可能に!


広告