2016年10月12日、JR西日本は 「10月定例社長会見 」 で、
大阪駅の北側を通る 東海道本線の支線(通称:梅田貨物線)の地下化と
新駅(仮称:北梅田駅)の設置工事を 2016年10月から全面着工すると発表しました。
今回は、このことについて取り上げたいと思います。


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北梅田駅
大阪駅の北側には、かつて 梅田貨物駅が広がっていましたが、
2013年3月のダイヤ改正をもって営業を終了、2014年度末までに更地となり、
跡地では現在 再開発が進められています。
(大阪駅北側の再開発エリアのことを 「うめきた」 と言います)

梅田貨物線は、新大阪駅と大阪環状線を結ぶ短絡線となっており、
京都⇔関西空港を結ぶ特急 「はるか」 や
新大阪⇔和歌山方面を結ぶ特急 「くろしお」 が走行しているのですが、
もともと 東海道本線と梅田貨物駅、JRゆめ咲線の安治川口貨物駅を結ぶために設けられた 「貨物線」 であり、
大阪駅から離れたところを通っています。

そのため、梅田貨物線を走る 「はるか」 や 「くろしお」 は 大阪駅を通らず、
西日本で最大の繁華街と言われる梅田をスルーする
という異常な状態が続いているのです。
特に、梅田⇔関西空港を乗り換えなしで結ぶ電車は関空快速しかなく、
「はるか」 を停車させることによるアクセス改善が望まれていました。


北梅田駅1(JR西日本 公式ホームページより)
北梅田駅(JR西日本 公式ホームページより)
※いずれも、JR西日本の公式ホームページより引用。

そこで、「うめきた」 の再開発に合わせて 梅田貨物線の一部区間を大阪駅寄りに移設・地下化し、
大阪駅のすぐ北側に新駅を設置することになったのです。
地下化することで、これまで梅田貨物線と梅田貨物駅で分断されていた街が一体化されるほか、
再開発エリアの南西にある 「西梅田一番踏切」 が廃止され、渋滞の解消につながります。

新駅の前後の地下区間は 2015年11月から順次工事を開始しましたが、
今回、最後に残っていた新駅の工事契約を2016年9月14日に締結し、
10月から工事に着手する とJR西日本が発表しました。
毎日新聞  レスポンス などの報道によると、この工事が10月28日に始まったそうです。

毎日新聞の報道によると、大阪駅(梅田)から関西空港まで 関空快速だと66分かかりますが、
新駅に 「はるか」 が停車すると、現状より20分短い46分で結ばれることになり、
梅田⇔関西空港のアクセスが向上します。

レスポンスの記事によると、新駅には 「はるか」 のほか、「くろしお」 も停車することになるのですが、
それ以外の列車の新駅への乗り入れは未定だそう。
ただし、2019年春に開業する おおさか東線の北区間(新大阪~放出)から
梅田貨物線に乗り入れできる構造にするようです。
新駅に おおさか東線の駅ナンバー(JR-F01)が振られるというのに、
その乗り入れがまだ決まっていないとは意外でした。
※JR西日本の駅ナンバーについては、
過去記事 「
【JR西日本】 関西の12路線に 「駅ナンバー」 を導入へ!2018年3月に使用開始!」 を参照。

新駅は今から6年半後、2023年春の開業を目指すとのことです。

この駅から なにわ筋を通って JR難波駅・南海新今宮駅を結ぶ
なにわ筋線 の建設計画もあり、今後がますます楽しみですね

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