北陸本線では 2017年3月から 敦賀・武生・鯖江・芦原温泉・加賀温泉・松任の6駅に設置された新しい発車標が稼働開始するという 大きな変化がありましたが、変化したのはそれだけではありません。

これまで 敦賀・武生・福井・芦原温泉・加賀温泉・小松の6駅のホームでは、男声が村山明さん、女声がよしいけいこさんという、村山・よしいペアの自動放送が流れていたのですが、新しい発車標の稼働開始に伴って自動放送が更新され、岡山・福山地区の山陽線と同じ 合成音声の放送になりました。

以前は自動放送が流れなかった鯖江駅・松任駅にも 同じ放送が導入されています。

村山・よしいペアの放送、好きだったのになぁ・・・。
放送の声が変わっただけでもショックなのに、よりによって 合成音声の放送になってしまうとは。


自動放送の文面は 基本的に更新前と同じ。

この列車は、加賀温泉、芦原温泉、福井 の順に 止まります」 などといった 3駅しか言わない停車駅案内も引き継がれています。

とはいっても、更新前と全く同じというわけではなく、予告放送の最後に 「現在 定刻で運転しております」 などといった遅れの有無に関する放送が加わったり、新しい放送が導入された全ての駅で 英語放送が流れるようになったりと、進化した点もありました。
(英語放送も岡山・福山地区の山陽線と同じ声。 日本語放送と同様、停車駅は3駅しか言いません。)


また、発車放送の文面も一部変更されており、更新前は  「○番のりばから [種別・列車名] ○○行きが 発車します。ドアが閉まります。ドアにご注意ください」 だったのが、更新後は 「○番のりばから [種別・列車名] ○○行きが 発車します。ご注意ください」 と短くなっています。

芦原温泉駅や加賀温泉駅などのように 停車時間の短い駅では、発車メロディが鳴り終わると、車掌さんが自動放送を無視して すぐにドアを閉めることが多く、「ドアが閉まります。ドアにご注意ください」 が流れた時には列車が動き出していることもざらでした。

今回の放送更新で、そんな 「意味のない発車放送」 が改められたのは良かったと思います。


列車の停車中に流れる放送にも大きな変化が!

更新前は、「○番のりばに 停車中の列車は、○時○分発 [種別・列車名] ○○行きです」 という 停車中放送の後、5点チャイム(男声放送の時は ♪シ↓~レ~♯ド~ミ~ラ↑~~、女声放送の時は ♪ラ↓~ミ~シ~ラ~♯ド↑~~)が鳴り、「本日も JR西日本をご利用いただきまして、ありがとうございます。○○駅では コンコース・ホームは 喫煙コーナーを除き、すべて禁煙となっております。禁煙に ご協力お願いします」 と禁煙放送が流れていました。

更新後は 停車中放送の冒頭に5点チャイムが流れるようになっており、その後の禁煙放送が流れなくなっていました。


先ほどの5点チャイムのほか、接近放送冒頭のチャイムや接近メロディも 更新前と同じ。

発車メロディは、葉加瀬太郎さん作曲の 「悠久の一乗谷」 に変更された福井駅と、マリンバ演奏によるオリジナル曲が採用された鯖江駅を除いて、
♪ドーレミッドッファッミッレッドッソファーレドー
という 更新前と同じメロディになっています。


今回の放送更新で、個人的に 特に不満に思っているのが、特急列車の時と普通列車の時とで 行き先のイントネーションが違うこと。
普通列車の行き先のパーツが なぜか停車駅案内や駅名連呼のパーツと同じなので、「か→な↑ざ↓わ↓ 行き」 とか 「つ↑る↑が↓ 行き」 などといったように普通列車の時だけ イントネーションがおかしくなっているのです。

特急列車と区別するため わざとこのようにしたのか、単なる設定ミスなのか・・・
前者だとすれば余計なお世話なので、特急列車の時と同じ 自然なイントネーションに変えてほしいですね。


広告