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※天王寺駅18番のりばに停車中の225系2次車(2016年8月撮影)

JR西日本では、2018年3月17日(土)にダイヤ改正が行われます。
その概要が、昨日(2017年12月15日) ついに発表されました。
ここでは 近畿エリアのダイヤ改正について 取り上げたいと思います。

※2018年3月7日追記※
和歌山線 五条~和歌山駅間では、2020年春から ICカードが利用可能になります。


【JR西日本 ニュースリリース】
2018年春ダイヤ改正について ダイヤ改正日 2018年3月17日(土曜日)


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【くろしお】
①早朝に和歌山発 新大阪行きを1本、
夕方と深夜に 新大阪発 和歌山行きを1本ずつ増発!

和歌山5:14発の特急 「くろしお2号」 新大阪行き、
新大阪18:45発の特急 「くろしお25号」 和歌山行き、
新大阪22:50発の特急 「くろしお35号」 和歌山行きを増発。
【途中の停車駅】
くろしお2号・・・和泉砂川、日根野、和泉府中、天王寺
くろしお25号・・・西九条、天王寺、日根野、和泉砂川
くろしお35号・・・西九条、天王寺、和泉府中、日根野、和泉砂川


②京都~新大阪駅間、白浜~新宮駅間は 1往復運転取り止め
京都~新大阪駅間は2往復から1往復に、白浜~新宮駅間は7往復から6往復に減少。
(利用の多い期間は新大阪~新宮までの臨時列車を運転)


【こうのとり】
新大阪行きの運転時刻を見直し、概ね1時間間隔に
運転間隔が2時間近く開いている時間帯に、福知山13:44発の新大阪行きを新設。
福知山駅を17時以降に発車する新大阪行きは4本→3本に削減し、運転時刻を見直し。
2015年3月のダイヤ改正 で増発された
福知山20:22発の こうのとり28号は発車時刻を繰り上げ 20:01発に。
福知山駅 2018年ダイヤ改正

【きのさき・はしだて・まいづる】
京都行き3本の発車時刻を20~30分繰り下げ
きのさき20号・・・福知山17:28発→17:49発に。
はしだて8号・・・福知山18:25発→18:54発に。
はしだて10号(京都行きの最終)・・・福知山19:29発→20:03発に。
※綾部駅で はしだて8号と併結する まいづる14号も、
発車時刻が30分程度繰り下がる。(東舞鶴18:08発→18:36発に)



【新駅開業】
JR総持寺(じぇいあーるそうじじ)・・・JR京都線 摂津富田~茨木駅間
衣摺加美北(きずりかみきた)・・・おおさか東線 新加美~JR長瀬駅間
※どちらも普通電車のみ停車。
※JR総持寺駅は可動式ホーム柵(二重引戸式)を設置。



【琵琶湖線・JR京都線】
土休日午前に草津発の新快速を2本増発!
湖西線からの新快速2本は 運転時刻を変更して大阪止まりに。

草津駅 2018年ダイヤ改正

京都駅 2018年ダイヤ改正
※上の図は、青が新快速、オレンジが快速(高槻まで普通)、黒が普通。


【大阪環状線】
21時台に阪和線直通列車を1本増発!
15分間隔での運転を22時台前半まで拡大!

【平日】 大阪駅 内回り(西九条方面)

大阪駅 2018年ダイヤ改正(改正前)

大阪駅 2018年ダイヤ改正(改正後)
※オレンジが阪和線直通列車


新大阪駅から阪和線へ直通する快速は運転取り止め
和歌山4:54発のB快速(新大阪6:21着)を 和歌山5:14発の特急 「くろしお2号」(新大阪6:21着)に、
新大阪22:44発の快速 御坊行きを 新大阪22:50発の特急 「くろしお35号」 和歌山行きに格上げ。
新大阪6:26発(土休日は6:27発)の快速 湯浅行きは運転取り止め。
※2018年3月22日追記※
和歌山4:54発のB快速は、和歌山4:57発の普通に(日根野で快速 天王寺行きに乗り換え)。
御坊行きの快速は、関空/紀州路快速  関西空港・御坊行きに。
湯浅行きの快速は 天王寺発に(環状線内の運転なし)。
平日は 関空/紀州路快速 関西空港・湯浅行き。土休日は 快速 湯浅行き。



【阪和線】
新型車両225系をさらに投入!
全ての快速・普通電車を223系・225系で運転!
※早朝・深夜の日根野~和歌山駅間の一部の列車を除く。
(おそらく、2両編成の113系で運転される、
日根野発 紀伊田辺行き始発と、紀伊田辺発 日根野行き終電のことかと)
103系と205系は運転終了。



【羽衣線】
4両編成の223系・225系で運転!
羽衣線用の103系(3両編成)は運転終了。


【JR宝塚線・福知山線】
夕方以降の丹波路快速 福知山行きの設定時間を見直し
2017年現在、篠山口駅を18時以降に発車する丹波路快速 福知山行きは、
特急 「こうのとり」 のすぐ後に発車するが、
大阪駅を16時以降に発車する丹波路快速 福知山行きと
丹波路快速(または快速)篠山口行きが入れ替わることにより、
福知山方面行きの運転間隔が均等化される。

※篠山口0:05発の普通 福知山行きは運転取り止め。(終電は篠山口23:43発に)

篠山口駅 2018年ダイヤ改正
※上の図は、赤が特急列車、黒が丹波路快速(福知山まで各駅に停車)


【山陰線】
特急 「はまかぜ3号」 が終点・香住駅で普通 浜坂行きに接続
香住15:27着の普通 浜坂行きが香住駅で10分間停車。(15:27発→15:37発に変更)
香住15:33着の特急 「はまかぜ3号」 からの乗り換えが可能に。


【草津線】
ICOCAエリアを拡大!草津~柘植駅間の全駅でICカードが利用可能に!
2017年現在は 草津~貴生川駅間のみICカードが利用可能だが、
貴生川駅以東の5駅(甲南・寺庄・甲賀・油日・柘植)でも利用できるようになる。


【和歌山線】
ICOCAエリアを拡大! 高田~五条駅間でもICカードが利用可能に!
2018年2月現在は 王寺~高田駅間のみICカードが利用可能だが、
高田駅以南の7駅(大和新庄・御所・玉手・掖上・吉野口・北宇智・五条)でも利用できるようになる。
※和歌山線 五条~和歌山駅間は、2020年春からICカードが利用可能になる予定。
※和歌山駅の7・8番のりば(和歌山線・紀勢線 和歌山市方面ホーム)に
阪和線・きのくに線との 「のりかえ改札」 が設置される。



【その他】
利用状況に合わせて、一部の列車の運転取り止め、行先や運転間隔、両数の変更が行われる。
また、2018年3月には、近畿エリアの主要路線を対象に 「駅ナンバー」 が導入される。
※詳しくは、別記事 「【JR西日本】 関西の12路線に 「駅ナンバー」 を導入へ!2018年3月に使用開始! 」 参照。



JRのダイヤ改正は、基本的に 3月中旬の土曜日に実施されます。
前々回は北海道新幹線の開業に合わせたため、ダイヤ改正が3月26日とかなり遅く、
前回は逆に 3月4日とかなり早かったのですが、今回は 3月17日と 例年通りに戻った形です。

琵琶湖線 土曜日午前の新快速増発は朗報ですね。
JR京都線・神戸線の新快速は 日中以降 毎時4本 15分間隔で運転されていますが、
日中の時間帯は そのうちの1本が山科から湖西線に入るため、琵琶湖線が 「歯抜けダイヤ」 になっています。
その歯抜けが少しでも解消されるのは、喜ばしいことです。
個人的には、日中の湖西線の新快速を全て大阪駅始発・終着にして、
琵琶湖線の歯抜けを完全になくしてほしいところ。


阪和線では、2016年7月以降 225系2次車が順次投入されてきました。
今回のダイヤ改正で 全ての快速・普通電車が223系・225系で統一され、103系・205系の運転が終了します。
新しい車両が増えるのは喜ばしいことですが、
これまで見慣れた古い電車が姿を消すのは、やはり寂しいものですね。
205系は今後 大和路線やJR奈良線、おおさか東線で運用されることになるのでしょうか
もしそうなった場合、帯の色が水色から黄緑に変わるのでしょうか
少し気になるところです。

意外だったのは 羽衣線。
2017年現在は 3両編成の103系で運転されていますが、
羽衣線用に3両編成の225系を製造するとは考えにくいので、
4両編成の205系を3両編成に減らして、羽衣線用にするかもしれない と思っていました。
4両編成で運転するということは、鳳駅や東羽衣駅のホームを延伸するのでしょう。
ホームに入りきらない1両をドアカットするとは思えませんし。
これなら、わざわざ羽衣線用の車両を用意する必要がなく、
阪和線の車両を羽衣線で使えるようになるので、効率が良いですね。


個人的に、今回のダイヤ改正で最も衝撃を受けたのは、
新大阪駅から阪和線へ直通する快速の運転取り止め(特急に格上げ)でした。
和歌山発 新大阪行きが早朝に1本、新大阪発 和歌山方面行きが朝と深夜に1本ずつと、
本数は非常に少ないですが、特急券なしで乗れて かつ 乗り換えなしで行ける電車なので、
重宝していた人は少なくないと思います。
まさかなくなるとは思いもしませんでした。
ただ、現行のダイヤでは 夜の22~23時台にかけて、
大阪駅を発車する阪和線直通列車の運転間隔が30分開く時間帯があり、
それを改善するには、新大阪発の快速を廃止するしかなかったのでしょうね。
また、快速が路線図に記載されていないルート(新大阪~西九条駅間の梅田貨物線)を通るのは
旅客案内上 良くないというのもあるかもしれません。
朝の和歌山発 新大阪行きで、快速だから大阪駅を通ると勘違いする人もいそうですし。

特急くろしおは、新大阪~和歌山駅間で増発、京都~新大阪駅間と白浜~新宮駅間で減便となります。
毎日新聞の記事 によると、白浜~新宮駅間では 1998年に10往復から9往復に減便され、
2011年には さらに7往復に減少。
今回は始発と終電の時間帯は変更せず、間の便を1往復間引くとのこと。
JR和歌山支社曰く、統計のある白浜~串本駅間の1日平均のくろしおの利用客数は昨年度1000人。
この10年で3分の2に激減し、定員に対する利用率は2割程度にとどまっているとか。
人口減少や高速道路延伸に伴う利用客減が主な理由だそう。
今後も利用客数の減少が続けば、さらなる減便や 最悪全廃される可能性もあり、心配です。


今回のダイヤ改正で、JR京都線 摂津富田~茨木駅間に新駅 「JR総持寺駅」 が開業しますが、
新快速の茨木駅停車は またしても見送られました。
過去記事 「新快速が茨木駅にも停車!? JR西が検討開始との報道が! 」
で紹介したとおり、2014年8月に
JR西日本が新快速を茨木駅に停車させる検討に入った と産経新聞が報じています。

高槻駅の新ホーム使用開始 で、新快速と普通電車の対面乗り換えが出来なくなるので、
新快速が茨木駅に停車するなら2016年かと思っていたら見送られ、
それならば、JR総持寺駅の開業時に何か変化があるかも・・・と思っていましたが、
結局何も変化がありませんでした。
新快速の茨木停車検討が報道された後、予想以上に利用客からの反発が大きかったのかもしれませんね。
JR西日本は茨木駅停車を諦めたのか、それとも まだ検討しているのか・・・


今回の近畿エリアのダイヤ改正は、新駅の開業や 新快速の増発といった内容が目につくものの、
前回と同じく、全体としては 例年に比べて内容が少ないと感じました。

次回(2019年春)のダイヤ改正で、おおさか東線 放出~新大阪駅間が延伸開業し、
嵯峨野線 京都~丹波口駅間で新駅(仮称:JR七条駅)が開業します。
おおさか東線だけでなく、大和路線・学研都市線・嵯峨野線のダイヤにも変化がありそうで、
非常に気になるところです。

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