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※上の写真は、放出駅に停車中の おおさか東線の電車(201系)。

学研都市線の貨物支線である 城東貨物線を改良し、久宝寺~新大阪駅間で旅客営業する計画の おおさか東線
2008年に 南側の久宝寺~放出(はなてん)駅間が先行開業し、残る北側の放出~新大阪駅間は、2019年春の開業を目指して 現在 建設工事が進められています。

この区間には 4つの新駅が設置される予定です。

仮称は 新大阪側から順に 西吹田淡路都島野江となっており、どんな駅名になるのか 非常に気になっていましたが、2018年7月24日、JR西日本が公式ホームページで これら4つの新駅の駅名が決定したと発表したので、このブログで取り上げたいと思います。


【JR西日本 ニュースリリース】
おおさか東線全線開業に向けて 新大阪-放出駅間 新駅の駅名の決定について


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JR西日本によると、4つの新駅の駅名と所在地、選定理由は 以下の通り。


(仮称)西吹田 → 南吹田

<所在地>
大阪府 吹田市 南吹田

<選定理由>
所在地に忠実であり、吹田市最南端の駅となることから、場所をイメージしやすく、親しみを持っていただきやすい。


(仮称)淡路 → JR淡路

<所在地>
大阪府 大阪市 東淀川区 菅原

<選定理由>
隣接する地域の名称であり、周辺の商店街等の名称にも採用されていることから、わかりやすい。
他社線(阪急京都線・千里線 淡路駅)との接続箇所であり、区別するため JRを冠する。


(仮称)都島 → 城北公園通(しろきたこうえんどおり)

<所在地>
大阪府 大阪市 旭区 赤川

<選定理由>
新駅の所在地である旭区と 隣接する都島区を貫く通りの名称である。
両区に跨って存在した 旧 「城北村」 の名残で地域名として使用されており、場所がわかりやすい。


(仮称)野江 → JR野江

<所在地>
大阪府 大阪市 城東区 野江

<選定理由>
所在地に忠実であり、わかりやすい。
他社線(京阪本線 野江駅、大阪メトロ谷町線 野江内代駅)との接続箇所であり、区別するため JRを冠する。


【駅設備の概要】
いずれも 高架下駅舎、相対式ホーム2面、8両編成に対応。
各駅に エレベーター2基(各ホーム1基)とエスカレーター4基(各ホーム上り1基、下り1基)を設置。


【運賃について】
隣接するJR京都線・大和路線・学研都市線と同じ 電車特定区間の運賃を適用する予定。




自分は 7年前(2011年)に、このブログで 「おおさか東線未開業区間の駅名を予想してみた 」 という記事を書いていましたが、今回発表された駅名は、(仮称)都島駅だけが予想外で、それ以外の3駅は予想通りでした。


南吹田駅の仮称は 「西吹田」 でしたが、所在地が 「南吹田」 なのに 駅名が 「西吹田」 になるのはおかしいと思っていたので、「南吹田」 に決まってほっとしています。

(仮称)淡路駅、(仮称)野江駅についても、JR西日本が 私鉄の駅と同名の新駅を設置する際、区別するため 駅名に 「JR」 を冠する傾向にあり、JR京都線で今年の春に開業した新駅の駅名も 「JR総持寺」 だったので、「JR淡路」 「JR野江」 という駅名になるのは間違いないと思っていました。


城北公園通駅の仮称は 「都島」 でしたが、大阪メトロ谷町線の都島駅から北へ1.6km離れた場所に設置されます。
所在地の地名が 「赤川」 なので、自分は 赤川を使った駅名を予想していましたが、旭区が要望した 「城北公園通」 が そのまま採用された形です。
※この件については、別記事 「おおさか東線 JR都島駅(仮称)の駅名が 「城北公園通」 に決定! 地元・旭区の要望通りに! 」 で詳しく書いています。


以上、おおさか東線 延伸区間の新駅の駅名について書きました。
延伸開業後のダイヤについては、おそらく12月中旬に発表されるでしょう。
どんなダイヤになるのか、非常に気になるところです。

【関連記事】
おおさか東線 放出~新大阪駅間の延伸について 【まとめ】
おおさか東線全線開業後のダイヤを予想してみた② 【2016年】

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