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※新大阪駅 2番のりばに停車中の回送列車。 おおさか東線で運用される201系です。(2018年11月撮影)

JR西日本は、2019年3月16日(土)にダイヤ改正を実施します。
その概要が、今日(2018年12月14日) ついに発表されました。
ここでは 近畿エリア 在来線のダイヤ改正について 取り上げたいと思います。

【JR西日本 ニュースリリース】
2019年 春ダイヤ改正について  ダイヤ改正日 2019年3月16日(土曜日)


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【概要】

● おおさか東線 放出~新大阪駅間 延伸開業。 奈良~新大阪駅間で 「直通快速」 を1日4往復運転。


● 嵯峨野線の新駅 「梅小路京都西駅」 開業

● 一部の新快速に有料座席サービス 「Aシート」 を導入

● JR神戸線で通勤特急 「らくラクはりま」 運転開始

● 特急 「はまかぜ5号」 「スーパーはくと13号」 の停車駅が増加


● びわこエクスプレスの種別を 特急から 「通勤特急」 に変更

● 特急 「サンダーバード」 夜の時間帯に1往復増発。 敦賀駅に停車する列車が増加。

● 特急 「くろしお」  日根野駅に停車する列車が増加(上下36本中31本)


● 学研都市線 東寝屋川駅の駅名を 「寝屋川公園駅」 に改称

● 和歌山線・万葉まほろば線で新型車両 227系を導入(2019年秋までに105系・117系を全て置き換え

● JR宝塚線 広野~南矢代駅間で 快速・普通電車のドアを通年 半自動に。(ボタンを押してドアを開ける)


● 山陰本線 園部~福知山駅間の一部の列車の行き先を変更

● 北陸本線・湖西線の一部区間、2両編成の普通電車(521系)でワンマン運転を実施



以下、詳しく見ていきます。


【おおさか東線】
放出~新大阪駅間が延伸開業!
奈良~新大阪駅間で 「直通快速」 を1日4往復運転!



① 鴫野~新大阪駅間で 4つの新駅が開業
※新駅の写真は2018年11月撮影。

おおさか東線 2018年版1
おおさか東線 2018年度版2


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JR野江駅・・・京阪本線(野江駅)、大阪メトロ谷町線(野江内代駅)との乗り換え駅


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城北公園通(しろきたこうえんどおり)


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JR淡路駅・・・阪急京都線・千里線(淡路駅)との乗り換え駅


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南吹田駅



② 普通電車は早朝・深夜を除いて 毎時4本運転

早朝・深夜を除き、1時間に上下各4本運転
久宝寺~新大阪駅間の運転本数は、1日に上下各67本(土休日は66本)。
所要時間(日中時間帯標準)は、久宝寺~新大阪駅間が34分。放出~新大阪駅間が16分
車両は、現行と同じ 黄緑色の201系(6両編成)。



③ 奈良~新大阪駅間で 「直通快速」 を運転! JR河内永和駅・高井田中央駅にも停車!

おおさか東線(JR西日本 ニュースリリースより)
※上の図は JR西日本 ニュースリリースより引用。


運転本数は 1日に4往復(上下各4本、計8本)。
平日は 朝に奈良発 新大阪行きを4本、夕方に新大阪発 奈良行きを4本運転し、
土休日は 朝と夕方に2往復ずつ(計4往復)運転。

奈良~新大阪駅間の所要時間は 約55分(52~60分)。
停車駅は、奈良~王寺駅間の各駅と、久宝寺・JR河内永和・高井田中央・放出・新大阪
久宝寺~放出駅間では JR河内永和駅と高井田中央駅が 新たに停車駅に加わり、
放出~新大阪駅間はノンストップとなる。

車両は、現行の直通快速と同じ 7両編成の207系・321系(学研都市線で使用されている車両)。


直通快速 運転時刻(JR西日本 ニュースリリースより)
※JR西日本 ニュースリリースより引用。



④ 直通快速は 放出~尼崎駅間の運転を取り止め

現行の直通快速は 奈良~尼崎駅間で運転されているが、
奈良~新大阪駅間での運転開始に伴い、放出~尼崎駅間の運転を取り止める。


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※上の写真は、尼崎駅に停車中の直通快速 奈良行き(207系)。
おおさか東線の延伸開業後、直通快速は 尼崎駅に乗り入れなくなる。




【嵯峨野線】
京都~丹波口駅間に 「梅小路京都西駅」 が開業!

京都鉄道博物館や京都水族館の最寄り駅。
普通電車のみ停車(快速・特急は通過)。
1日に上下各68本(土休日は67本)、日中の時間帯は 1時間に上下各4本停車する。


梅小路京都西駅  イメージ(JR西日本 ニュースリリースより)
※梅小路京都西駅のイメージ(JR西日本 ニュースリリースより引用)



【琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線】
一部の新快速に有料座席サービス 「Aシート」 を導入!

Aシート ロゴマーク
新快速 Aシートのイメージ図(JR西日本 ニュースリリースより)

※上の図は、JR西日本 ニュースリリース より引用。


223系1000代2編成(4両編成のうちの1両×2本、計2両)を車両改造し、
12両編成の新快速の1両(9号車)に 快適性を高めた有料座席を設ける。

・リクライニング機能、テーブルつき座席の設置
・内装の工夫による、落ち着きのある空間の提供
・全席にコンセントを設置(JR西日本の在来線普通車では初めて)
・無料Wi-Fiサービスを提供
・荷物スペースを設置


着席定員は46名。

この 「Aシート」 は、席で乗務員から乗車整理券を購入する という方式となっており、
あいている席に自由に座ることができる。

着席料金は500円(別途、乗車券、定期券、回数券などが必要)で、
支払いは現金だけでなく、ICOCAなどの交通系ICカードにも対応。

Aシート 運転時刻(JR西日本 ニュースリリースより)
※JR西日本 ニュースリリースより引用。




JR神戸線で通勤特急 「らくラクはりま」 を運転!

らくラクはりま

JR西日本 ニュースリリース より引用。

停車駅は、姫路・加古川・西明石・明石・神戸・三ノ宮・大阪
姫路~三ノ宮駅間は新快速と同じで、三ノ宮~大阪駅間はノンストップとなる。
姫路~大阪駅間の所要時間は 約1時間。

「らくラクはりま」 は 平日のみの運転(土休日は運休)で、
姫路6:21発 大阪行きと、大阪19:04発 姫路行きの計2本を運転。

車両は 特急 「くろしお」 で使われている289系(6両編成)。
全351席のうち、18席は女性専用席(エリア)。

姫路~大阪駅間の普通車指定席特急券(通常期)は1490円、普通車自由席特急券は970円
J-WESTチケットレス(指定席)は720円


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※新大阪駅 11番のりば(現在は3番のりば)に停車中の289系。 2016年2月撮影。



特急 「はまかぜ5号」 「スーパーはくと13号」 の停車駅が増加

大阪18:04発の 「はまかぜ5号」 が 西明石駅と加古川駅にも停車し、
大阪20:06発の 「スーパーはくと13号」 が 神戸駅、西明石駅、加古川駅にも停車する。
18~20時台は、大阪19:04発の 「らくラクはりま」 と合わせて、
大阪から姫路方面へ向かう特急列車が1時間間隔で発車する。



びわこエクスプレスの種別を 「通勤特急」 に変更

通勤を目的とした利用が多いことから、
より通勤利用をイメージしやすい 通勤特急 「びわこエクスプレス」 に名称を変更。



【北陸方面特急】
サンダーバード、夕方の時間帯に1往復増発

大阪19:12発 金沢行き(サンダーバード43号)、金沢19:05発 大阪行き(サンダーバード46号)を増発。

43号の停車駅は大阪、新大阪、京都、福井、金沢。
46号の停車駅は金沢、福井、京都、高槻、新大阪、大阪。

また、金沢方面へ向かう 一部の列車の運転時刻を変更する。
(大阪11:12発と16:12発の列車の運転を取り止め、大阪12:12発と15:12発の列車を増発する形になる)


敦賀駅に停車する列車が増加 (北陸エリア)

上下各3本(計6本)の 「サンダーバード」 が 新たに敦賀駅に停車する。
(日中に上下各2本、夕方に上下各1本)



【和歌山方面特急】
日根野駅に停車する 「くろしお」 が増加

<新大阪→和歌山・白浜方面>
朝と日中の3本が新たに停車。
これにより、18本中16本が日根野駅に停車する。

<白浜・和歌山→新大阪方面>
夕方の時間帯の3本が新たに停車。
これにより、18本中15本が日根野駅に停車する。



【学研都市線】
東寝屋川駅の駅名を 「寝屋川公園駅」 に改称!

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JR西日本と寝屋川市の間で締結した 「まちづくり連携協定」 に基づいて、
鉄道と地域が連携し、相互の持続的発展に向けた取り組みを推進する契機として、
東寝屋川駅の駅名を 「寝屋川公園駅」 に改称。



【和歌山線・万葉まほろば線(桜井線)】
新型車両 「227系」 の営業運転を開始! 105系と117系を順次置き換え

和歌山線の新型車両 227系(JR西日本 ニュースリリース)
※上の画像は、JR西日本 ニュースリリースより引用。


ダイヤ改正時点では、和歌山~橋本(一部は五条)駅間で 上下各5本を新型車両 227系で運転。
和歌山線から きのくに線(和歌山~紀伊田辺)へ直通する電車も 227系で運転。

今後、227系を追加投入し、2019年秋頃には 和歌山~五条駅間の全ての車両が227系となる



【JR宝塚線】
広野~南矢代駅間で 快速・普通電車のドアを 通年 半自動に

快適な車内環境維持のため、広野・相野・藍本・草野・古市・南矢代駅での快速・普通電車のドアを、
通年 自動(車掌がドアを開閉)から、通年 半自動(利用客がボタンを押してドアを開ける)での取り扱いに変更。



【山陰本線】
園部~福知山駅間で 一部の普通電車の行き先を変更

京都7:35発 胡麻行きを 福知山行きに延長。
逆に、京都8:05発(土休日は7:59発)の福知山行きは 胡麻行きに短縮。

福知山駅を6時台に発車する 京都行きを園部止まりに変更し、園部駅で京都行きの普通電車と快速に接続する。
(京都駅には 普通の後に発車する快速が先に到着)

※現行の京都8:05発(土休日は7:59発) 福知山行きは、福知山10:09着のため、
福知山線の普通 篠山口行きに乗り換える場合、10:04発の電車に乗ることができず、
次の11:07発まで1時間以上待たなければならないが、
改正後の京都7:35発の電車は 福知山9:48着のため、
福知山線の普通電車との接続が大幅に改善されると思われる。





【北陸本線・湖西線】
2両編成の普通電車(521系)でワンマン運転を実施

北陸本線 金沢~米原駅間、湖西線 近江塩津~近江今津駅間で運転する 2両編成の普通電車は、
ワンマン列車として運転。(北陸エリアのニュースリリースより)
※全てのドアから乗車・下車が可能。


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※2両編成の521系を撮影。 写真は、近江今津駅に停車中の普通 「福井行き」 。



【その他】
利用状況に合わせて一部の列車の運転を取り止め、行き先や運転間隔、両数の変更を行う。




以上、JR西日本 近畿エリアのダイヤ改正の概要を書きました。
今回は、おおさか東線やAシート、らくラクはりまなど、事前に発表されていた内容が多かったです。


おおさか東線 延伸開業後の運行体系については、JR西日本が先月(2018年11月)発表しており、
それを見た感想を 過去記事 「おおさか東線 延伸開業後の運行体系が決定!
新大阪~奈良駅間で 「直通快速」 を1日4往復運転!
 」 に書きました。


今回新たに発表されたのは、

①普通電車と直通快速の具体的な所要時間

②普通電車の1日の運転本数

③直通快速の具体的な運転時刻

の3つです。


普通電車の1日の運転本数は 1日に上下67本(土休日は66本)とのことですが・・・

これって 現行の本数と全く同じ なんですよね

2018年現在、おおさか東線は 22・23時台の本数が毎時2本
大阪市内を走るJRの路線とは思えないほどの少なさで、
30分以上運転間隔が開く時間帯もあります。
※放出行きは平日・土休日共に、久宝寺22:46発の次が23:18発
土休日の久宝寺行きは放出21:58発の次が22:30発、その次が22:59発


また、おおさか東線 放出行きの最終電車は久宝寺23:18発、放出23:33着と、
大阪市を走るJRの路線にしては あまりにも早すぎるんですよね
久宝寺行きの最終電車も、 放出23:43発 久宝寺23:58着と、日付が変わるまでに運転を終えてしまいます。

今回のダイヤ改正で、深夜の運転間隔の改善や 始発電車の発車時刻の繰り上げ、
終電の発車時刻の繰り下げを期待していたのですが、
ラッシュ時だけでなく 早朝や深夜も 現行ダイヤとほとんど変わらないかもしれませんね。

早朝に 放出発 新大阪行きの始発電車、深夜に新大阪発 放出行きの終電が走るかと思っていましたが、
おおさか東線の普通電車は 全て久宝寺~新大阪駅間の運転となるようで、
久宝寺~放出駅間 および 放出~新大阪駅間の区間運転はなさそうです。
おおさか東線の 「放出行き」 が レアな行き先になるでしょうね。



直通快速の運転時刻については、ほぼ トラベルWatchの記事 の内容の通りでしたが、
1つだけ違ったのは、土休日の午後の奈良発 新大阪行きの運転時刻。
奈良駅の発車時刻が16~17時台ではなく、15~16時台(15:24発、16:24発)なんですよね。

午後に2本しか運転しないのなら、夕方ラッシュ時に運転した方が良いのでは? と思ったりしますが、
奈良発 新大阪行きの2本が、新大阪駅到着後に 直通快速 奈良行きとして運転されることを考えると、
やむを得ないのかなと思いました。



「Aシート」 車両のある新快速の運転時刻も、今回発表されました。
姫路(平日の一部は網干)~野洲駅間での運転で、野洲から先 米原方面に乗り入れないとは意外です
また、野洲発 姫路行きの1本目が 日中の時間帯に運転されることも驚きました。


特急 「くろしお」 は、今回のダイヤ改正で 上下36本中31本が日根野駅に停車することになります。
新たに停車するようになるのは上下各3本だけですが、
日根野駅を通過する 「くろしお」 が5本しかなくなることに驚きました。
JR西は 新大阪~串本・新宮方面の速達性よりも、「くろしお」 を利用した関空アクセスを重視したのでしょう。


和歌山線・万葉まほろば線の新型車両 227系は、
当初、2020年春に全車両の置き換えが完了する予定でしたが、
今回の発表では 予定が大幅に前倒しされ、
2019年秋頃までに 105系・117系が全て227系に置き換わることとなりました。
56両(2両編成×28本)とはいえ、置き換えペースの早さに驚くばかりです。

紀勢線の一部でも227系を運転するとのことで、
自分はてっきり 和歌山~和歌山市駅間のことだと思っていたのですが、
きのくに線(和歌山~紀伊田辺)のことだったんですね
和歌山~和歌山市駅間でも105系が運転されているので、
2020年以降、こちらも227系に置き換えられるのか気になるところです。


おおさか東線 放出~新大阪駅間や 梅小路京都西駅の開業で、
大和路線や学研都市線、嵯峨野線のダイヤに大きな変化があるかと思っていましたが、
ニュースリリースでは 直通快速を除いて ほとんど触れられていませんでした。
普通電車や快速の本数に変化はなく、発車時刻が少し変わる程度かもしれませんね。
放出~尼崎駅間は、直通快速の運転取り止めで、その分 本数が減りそうです。


今回、岡山・福山エリアや広島エリアのダイヤ改正内容も 個人的に衝撃的だったので、
後日 このブログで取り上げたいと思います。


【他のエリアのダイヤ改正】
☆JR西日本 2019年春のダイヤ改正(広島編)☆
山陽線・呉線・可部線の全列車が227系に!広島⇔福山・岡山方面の直通運転を取り止め


☆JR西日本 2019年春のダイヤ改正(岡山・福山編)☆
朝の快速 「サンライナー」 が各駅停車に。 岡山⇔琴平・観音寺 直通の普通電車を廃止



【前回のダイヤ改正】
☆JR西日本 2018年春のダイヤ改正(関西編)☆
阪和線の快速・普通電車を223系・225系に統一! 新大阪駅発着の阪和線快速を廃止!


【JR西日本】 2018年春のダイヤ改正で消えた行き先・車両・種別 【まとめ】

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