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※上の写真は、岩国駅6番のりばに停車中の快速 「シティライナー」 広島行き。
新型車両の227系です。(2016年4月撮影)



前回の記事で、JR西日本 広島地区で 2019年9月1日(日)に実施される一部ダイヤ改正について書きました。

その際、このダイヤ改正を報じた中国新聞の記事も紹介しましたが、その記事の一番最後に 驚くべきことが書かれていました。

JR西日本 広島支社運輸課の城本知哉担当課長が、「今後も利用状況をつぶさに把握し、来春のダイヤ改正では山陽線の休日の快速の復活も含め、検討したい」 とコメントしているのです。


★前回の記事★


【中国新聞の記事】
JR、異例のダイヤ改正へ 山陽線や可部線、混雑訴える意見相次ぐ


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「山陽線の休日の快速」 とは、言うまでもなく 快速 シティライナー のこと。

かつては 主に岡山~徳山駅間(快速運転は西条~岩国駅間のみ)で運転されており、2010年春のダイヤ改正で一度廃止されたのですが、2016年春のダイヤ改正 で 停車駅や運転区間を一新して復活しました。

平日は運転されず、土休日の日中~夕方に 広島~岩国駅間で毎時2本運転されていたんですよね。
(このほか、西条発 岩国行きのシティライナーを 土休日の午前中に2本運転)

※従来は、広島~五日市駅間の各駅に停車し、五日市~岩国駅間で快速運転をしていましたが、復活後は、広島~五日市駅間がノンストップで、大野浦~岩国駅間は各駅に停車していました。
西条~広島駅間では 瀬野駅が通過となり、海田市駅が停車駅に加わっています。




しかし、2018年7月の西日本豪雨後、JR西日本の広島地区では 土休日も平日ダイヤ(臨時ダイヤ)で運転されるようになりました。

土休日のみの運転だったシティライナーは、それから一度も運転されることなく、2019年3月のダイヤ改正で 正式に廃止されてしまったのです。



このように、広島地区のシティライナーは、これまでに2度廃止されたのですが、2度目の廃止からまだ半年も経たないうちに 復活の話が出てくるとは思いもしませんでした。


シティライナーが廃止された理由は、おそらく 「乗車率が低いから」 というのもあるかもしれません。
しかし、山陽線 広島~宮島口駅間は、訪日外国人をはじめ 宮島目当ての観光客が多く乗車しており、シティライナーが少なからず普通電車の混雑緩和に貢献していたのは間違いないでしょう。

JR西日本は、日中の普通電車の本数を増やすことなく、シティライナーを廃止しました。
そうなると、当然ながら これまでより普通電車の乗客が増えるので、列車の両数を増やす必要が出てきます。

ところが、シティライナーの廃止後も、広島~岩国駅間で 3両編成の短い電車を平然と走らせているのです。


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※上の写真は、山陽線 五日市駅の発車標(2019年3月23日撮影)。
2本連続で3両編成の普通電車がやってきます。


短い3両編成の電車を毎時4本、概ね15分間隔で運転するのは、広島~宮島口の利用客数に対して 輸送力が小さすぎると思うんですよね。

今回、JR西から 「シティライナーの復活を含め検討する」 とのコメントが出たのは、シティライナーの廃止によって 普通電車の混雑が悪化した、つまり シティライナーの廃止は失敗だったと認識しているのではないでしょうか?


個人的には、シティライナーをわざわざ復活させなくても、ただ単に普通電車の両数を増やせば良いと思います。
とにかく、3両やめよう!
両数を1両増やすだけでも、車内の混雑がだいぶ変わってきます。


復活させるのであれば、停車駅や運用を見直した方が良いと思います。
横川駅に停車すれば、可部線の利用者がシティライナーを利用しやすくなるなど、利便性が向上します。

また、三原方面から岩国方面へ向かう利用者がシティライナーを利用しやすくする工夫も必要でしょう。
広島駅で 三原方面からの普通電車が到着する1分前にシティライナーが発車する という接続の悪さは改善するべきです。
いっそのこと、糸崎~広島駅間は普通電車、広島~岩国駅間はシティライナーとして運転するというのも良いと思います。


果たして、来年春のダイヤ改正で、シティライナーは復活するのでしょうか?
非常に気になるところです。


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