七尾線 521系
※上の画像は、七尾線に導入される予定の521系のイメージ(JR西日本 ニュースリリースより引用)


先日(2019年9月10日)、JR西日本が 七尾線に新しい車両 「521系」 を導入する と発表しましたが、その中でもう1つ重大発表がありました。

七尾線 津幡~和倉温泉駅間にICOCAを導入する というのです!


【JR西日本 ニュースリリース】
七尾線への新しい車両の導入とICOCAサービスの開始について

【北國新聞の記事】
七尾線、全車両一新 JR西、21年春までに イコカ、石川県内全区間で利用可

★前回の記事★


※ICOCAエリアでは、ICOCAの他、Suica・PASMO・PiTaPa・Kitaca・TOICA・manaca・SUGOCA・nimoca・はやかけん といった 全国相互利用カードが利用可能です。
(以下、「ICカード」 は これら10種類のカードのことを指します)


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ICOCA 七尾線
※上の図は、JR西日本 ニュースリリースより引用。
※津幡駅はIRいしかわ鉄道の区間で、既に地上型IC専用改札機を導入済み。



石川県内では、2017年4月15日から 北陸本線 金沢~大聖寺駅間とIRいしかわ鉄道で ICカードが使えるようになりましたが、七尾線は 2019年現在も ICカードが使えません。

今回のICOCA導入で、石川県内の全てのJR線で ICカードが使えるようになります。



ICOCA 七尾線 乗車・降車
※上の図は、JR西日本 ニュースリリースより引用。


JR西日本曰く、2020年秋から投入する521系に 「車載型IC改札機」 を搭載するとのこと。

IC改札機を駅ではなく車内に設置するというもので、JR西日本では境線(2019年3月16日に導入)、和歌山線(2020年春に導入予定)に次いで3例目。 北陸では初となります。


車載型IC改札機は、521系に全車置き換え完了後に使用される予定です。
そのため、2020年秋の投入時点では まだ使用されず、サービス開始時期は 2021年春 の予定だそう。
福知山駅や豊岡駅など 北近畿地区へのICOCA導入 と同じ時期ですね。

北國新聞の記事によると、車両の更新、ICOCAの利用拡大は 県や沿線市町がJR西に要望しており、更新費用はIC改札機などを含めて90億円程度だそう。


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※写真は、加賀温泉駅の改札口に設置されている 地上型IC専用改札機(2018年1月撮影)。


特急停車駅など利用の多い駅には、地上型IC専用改札機 が設置されます。

JR西曰く、「地上型IC専用改札機設置駅に停車中は 車載の改札機の機能を停止し、駅の改札機にタッチするよう案内する」 とのこと。



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※写真は、和倉温泉駅に停車中の のと鉄道の普通列車(2014年4月撮影)。


今回のICOCA導入で 和倉温泉駅でもICカードが利用可能になるわけですが、注意してほしいのが 七尾~和倉温泉駅間の のと鉄道の普通列車ではICカードが使えない ということです。

JRの特急列車は 和倉温泉駅まで乗り入れますが、JRの普通列車は 1つ手前の七尾駅までしか行かず、そこから先は のと鉄道の普通列車を利用することになります。
(七尾~和倉温泉駅間は JRと のと鉄道の共用区間)

和倉温泉駅では JRの特急列車の発着時のみ改札を行っており、のと鉄道の改札は 車内で行います。
(のと鉄道の利用客は 乗車時に整理券を取り、下車時に運賃・切符を運賃箱に入れる)

そのため、和倉温泉駅は JRの特急列車を利用する場合のみICカードが利用可能 というわけです。



1つ気になるのは、関西や福井県の駅から七尾線の駅へ行くのに ICカードが使えるようになるかどうかです。

石川県・富山県のICOCAエリアは、関西や福井県のICOCAエリアとつながってはいますが、利用区間に IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道が含まれる場合、利用可能区間は越中宮崎~大聖寺駅間、高岡~新高岡駅間となる という制約があります。

そのため、関西や福井県の駅からICカードで乗車した場合、IRいしかわ鉄道や あいの風とやま鉄道といった 金沢駅から先の駅では ICカードで下車できない のです。

金沢駅から七尾線の駅に行くには 必ず IRいしかわ鉄道を通らなければならないので、今のままでは 関西・福井県⇔七尾線の移動にICカードを使うことができませんが、関西と北陸を結ぶ特急 「サンダーバード」 が1日に1往復 和倉温泉駅まで乗り入れているので、せめて特急停車駅だけでも使えるようにしてほしいですね。



以上、七尾線のICOCA導入について書きました。

個人的には、同じく 旧・北陸本線から枝分かれしている 氷見線(高岡~氷見)・城端線(新高岡~城端)・高山本線(富山~猪谷)も 車内型IC改札機を導入して ICカードが使えるようにしてほしいところです。


今年の7月以降、北近畿地区、香川地区(JR四国)、和歌山地区、そして今回の北陸地区と、ICOCAエリア拡大の発表が相次いでおり、JR西日本の積極的な姿勢に驚かされます。
次は どの路線にICOCAが導入されるのか、気になるところですね。


★今年発表されたICOCA導入★




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