※尾道駅に停車中の 「ラ・マルしまなみ」 （2019年10月撮影）
新型コロナウイルスの感染拡大は、JR西日本の観光列車の運行にも影を落としています。
2020年4月2日、JR西日本は公式ホームページで、 「La Malle de Bois」（ラ・マル・ド・ボア）、「○○のはなし」、「あめつち」、SL 「やまぐち」 号の運転を 当面の間 休止すると発表しました。
【JR西日本 ニュースリリース（PDF）】
観光列車「La Malle de Bois」の運転休止のお知らせ
観光列車「○○のはなし」運転休止のお知らせ
観光列車「あめつち」の運転休止のお知らせ
SL「やまぐち」号 運転休止のお知らせ
SL北びわこ号 運転休止のお知らせ（4月26日、5月3日）
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岡山地区の観光列車 「La Malle de Bois」（ラ・マル・ド・ボア）は、2020年3月1日（日）から運休中。
新下関～東萩駅間を走る 「○○のはなし」 と、鳥取～出雲市駅間を走る 「あめつち」 は 3月7日（土）から運休が続いています。
これらの列車は 当初は3月中旬まで運休する予定でしたが、その後 3月末までに延長されていました。
新山口～津和野駅間を走る SL 「やまぐち」 号 は、3月20日（金）から今年の運行を開始する予定でしたが、3月の運転が全て取り止めに。
その後 5月6日（水）まで運転休止することが発表されていました。
3月中に感染拡大が終息に向かえば、4月中の運転再開も視野に入ったかもしれません。
ところが、先月下旬頃から 東京や大阪など 都市部を中心に感染者が急増。
事態は深刻さを増し、短期間で運転再開できる状況ではなくなったことから、今回の無期限運休が決まったのでしょう。
SL 「やまぐち」 号は 5月9日（土）以降も 当面の間運休 となります。
「La Malle de Bois」、「○○のはなし」、「あめつち」 の運休も、ゴールデンウィーク後まで続くかもしれませんね。
JR西日本曰く、運転再開の時期については 改めてお知らせする とのこと。
上記の4列車以外の観光列車も、新型コロナウイルスの影響を受けています。
米原～木ノ本駅間で 不定期に運転される SL北びわこ号 は、4月26日と5月3日に運転予定でしたが、どちらも取り止めに。
JR西日本の豪華寝台列車 「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」 も、4月中の全列車の運転取り止めが決定しています。
また、岡山駅に乗り入れる JR四国のトロッコ列車 「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」 も、4月末まで運休するとのこと。
（JR四国のニュースリリース（PDF） 参照）
一方、全国で感染拡大が広がる中、予定通り運行する観光列車も。
北陸では、金沢～和倉温泉駅間で 「花嫁のれん」 が、城端線と氷見線で 「ベル・モンターニュ・エ・メール」（愛称：べるもんた） が運行中。
特に 「花嫁のれん」 は、土日だけでなく 月曜と金曜も毎週運転しており、ゴールデンウィーク期間中は毎日運転する予定です。
【JRおでかけネット 観光列車の旅時間】
花嫁のれん
ベル・モンターニュ・エ・メール ～べるもんた～
また、木次線のトロッコ列車 「奥出雲おろち号」 も、今年の運行を 昨日（4月4日）から予定通り開始しました。
毎日新聞の記事 によると、全席指定で乗客が密集しにくいことや、トロッコが閉鎖空間でないことなどから、JR西日本が運行に踏み切ったそうです。
※2020年4月8日追記※
花嫁のれん、べるもんた、奥出雲おろち号も 当面の間 運休することが発表されました。
これにより、JR西日本の全ての観光列車が運転を休止することになります。
今回のコロナ騒動、果たしていつまで続くのか・・・
5月8日（金）からは、JR西日本の新しい長距離列車 「WEST EXPRESS 銀河」 が営業運転を開始する予定ですが、こちらも運行開始が延期になる可能性があります。
※2020年4月6日追記※
「WEST EXPRESS 銀河」 の運行開始が 当面の間延期されることが発表されました。
また、新大阪と奈良を結ぶ臨時特急 「まほろば」 も、5月の運転を全て取り止めることになりました。
（こちらのニュースリリース（PDF） を参照）
新型コロナウイルスが1日も早く終息して、人々が安心して出かけられるようになることを願っています。
