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※上の写真は、岩国駅6番のりばに停車中の快速 「シティライナー」 広島行き。(2016年4月撮影)


JR西日本は、2020年3月14日(土)にダイヤ改正を実施します。

その概要が、今日(2019年12月13日) ついに発表されました。

ここでは 広島・山口エリア 在来線のダイヤ改正について 取り上げたいと思います。

※記事中に貼ってある図は、いずれもJR西日本 ニュースリリースからの引用です。


【JR西日本 ニュースリリース】
2020年春のダイヤ改正について

★2019年3月のダイヤ改正★


★2019年9月のダイヤ一部改正★



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【広島近郊エリア各線】
平日と土休日で異なるダイヤとする

広島地区の山陽線(糸崎~岩国駅間)、呉線、可部線、芸備線(三次~広島駅間)において、平日と土休日で利用の多い時間帯が異なることから、利用客のニーズに合ったダイヤとする。

平日と土休日で運転本数や時刻・行き先などが異なる駅や列車があるので注意。



【山陽線(広島地区)】
①土休日の快速 「シティライナー」、停車駅を変更して運転再開

土休日に、山陽線 広島~岩国駅間 および 西条~広島駅間の快速 「シティライナー」 の運転を再開する。

広島~岩国駅間では、広島駅を9~18時台に発車する快速 「シティライナー」 を1時間に2本運転。
普通電車と合わせると、土休日の日中の運転本数は、1時間に4本→6本となる。

シティライナー ダイヤ改正2020


快速 「シティライナー」 の運転再開に合わせて、停車駅を見直す。

新たに横川駅に停車することで、可部線から快速 「シティライナー」 に乗り換えできるようになるほか、広島市中心部と宮島・岩国方面の移動が便利になる。

一方、宮内串戸駅は通過となる。


シティライナー 停車駅2020
※シティライナー 広島~岩国駅間の停車駅


西条~広島駅間では、西条駅を10時台に発車する快速 「シティライナー」 を2本運転する。

これにより、西条駅を10時台に発車する広島方面の本数は、普通電車と合わせると3本から5本に増える。

シティライナー 西条発 ダイヤ改正2020



②平日の夕方ラッシュ時、広島~五日市駅間で2往復増発

増発する列車の時刻
山陽線 広島~五日市 増発2020



③尾道方面から糸崎行きの一部列車を三原駅まで直通運転

直通する列車の一例
三原まで直通運転2020



【呉線】
三原~広駅間で、一部を除き 終日ワンマン運転を実施

三原~広駅間では、現在 日中を中心にワンマン列車として運転しているが、一部の列車を除き、終日ワンマン列車として運転する。

また、糸崎~三原駅間において 呉線と直通する列車の一部をワンマン列車として運転する。



【山口線】
朝ラッシュ時に1往復増発

増発する列車の時刻
山口線 ダイヤ改正2020-1
山口線 ダイヤ改正2020-2


【宇部線】
休日運休の列車を毎日運転に変更

現在休日に運休している列車を毎日運転とすることで、利用しやすいダイヤとする。

毎日運転となる列車
宇部線 ダイヤ改正2020



【その他】

●利用状況に合わせて、山陽線(山口地区)・山口線で一部列車の本数、運転区間を見直す。

●この他にも、一部時刻や両数が変更となる列車がある。




以上、JR西日本 広島・山口エリアのダイヤ改正の概要を書きました。


広島地区では、9月1日に 山陽線・可部線の混雑緩和を目的とした 一部ダイヤ改正を実施しており、今回 半年ぶりのダイヤ改正となります。




そのダイヤ改正を報じた中国新聞の記事で、JR西日本 広島支社運輸課の城本知哉担当課長が、「今後も利用状況をつぶさに把握し、来春のダイヤ改正では山陽線の休日の快速の復活も含め、検討したい」 とコメントしていたんですよね。
(過去記事 「広島地区の快速 「シティライナー」、2度目の廃止から1年で復活? JR西日本が検討。」 を参照)


今回、やはりというか、予想通りというか、快速 シティライナーが2度目の復活を果たすことになりました。

合わせて、広島地区の各線において、土休日に平日と異なるダイヤで運行することも発表されました。
土休日も平日と同じダイヤにした 前回のダイヤ改正から、180度方針を転換した形です。

混雑悪化を受けて 9月に一部ダイヤ改正を実施したことといい、どうもここ最近、広島地区のダイヤ改正が迷走しているような気がしてなりません。

次のダイヤ改正で、「やっぱり元に戻します」 とならなければ良いのですが。


意外だったのは、シティライナー停車駅の見直し。

横川駅への停車は予想していましたが、宮内串戸駅への停車を取り止めるとは驚きました。

やはり、これ以上停車駅を増やしたくなかったのでしょうか。

広島方面から宮島へ向かう外国人観光客が 間違えて宮内串戸駅で降りてしまうのを防ぐ狙いも、もしかしたらあるのかもしれませんね。


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