2012年3月17日に行われるダイヤ改正の概要が発表されました。

寝台特急 「日本海」 や急行 「きたぐに」 の臨時列車化が話題になっていますが、ここでは関西地区(アーバンネットワーク)のダイヤ改正を取り上げます。

※2019年9月23日追記※
記事タイトルを変更しました。



【JR西日本 プレスリリース】
平成24年春ダイヤ改正について


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JR宝塚線
JR京都線・神戸線の新快速などで使われる新型車両225系が、JR宝塚線でも運転されるようになります。
これにより、113系電車は宝塚線から撤退し、宝塚線の全ての電車がJR発足以降につくられた車両になります。


阪和線
阪和線の新型車両225系がさらに増え、朝ラッシュの一部の区間快速を除く全ての快速電車が 223系・225系で統一されます。

また、特急「くろしお」に新型車両287系が投入され、きのくに線へ直通する特急は全て「くろしお」に統一されます。


大阪環状線
福島駅
関空/紀州路快速 大和路快速 が止まるようになります。
また、12~15時台はJRゆめ咲線に直通する普通電車がなくなります
(ユニバーサルシティ方面へは西九条で乗り換え)


学研都市線
京橋方面から京田辺行き最終電車が20分繰り下がり、京田辺発京橋方面行きの始発電車が15分(土日は12分)繰り上がります。
また、日中の普通電車は長尾駅で折り返すようになります。


北陸線(長浜~敦賀)
7時台に長浜発近江塩津行きの普通電車が増発されます。
また、8~9時台の長浜方面行き電車は、最大1時間半近く開いている運転間隔が 約1時間間隔となります。


JR奈良線
木津駅で、みやこ路快速から 加茂方面・京田辺方面への接続時間を拡大するため、JR奈良線のダイヤが白紙改正されます。


関西線(加茂~亀山)
7~9時台の亀山行き電車は、最大で1時間20分開いている運転間隔が 約40分間隔になります。
また、日中のダイヤが大幅に変更され、亀山駅での四日市方面・津方面への乗り換えが便利になります。

【四日市方面への接続時間】
現在47分→改正後19分

【津方面への接続時間】
現在38分→改正後9分


草津線
朝ラッシュ時の草津方面行き電車は、最大約30分開いていた運転間隔が 約15分間隔になります。

また、関西線のダイヤ見直しに合わせて、日中の柘植駅での関西線との接続を維持するため、草津線の行き先が変更されます。
(現在の柘植行きが貴生川行きに、貴生川行きが柘植行きになります)


姫新線
2010年3月から試行的に列車が増発されていましたが、改正後は姫路~播磨新宮駅間は2本、播磨新宮~上月駅間は6本削減されます。


以上、ささっと見ていきましたが

やはり一番の注目は大阪環状線でしょう。
環状線は本数削減=ダイヤ改悪になりそうですね。

日中のJRゆめ咲線直通電車を廃止する代わりに、環状運転の普通電車を増発・・・とならない限り、芦原橋に続いて、今度は野田までもが 15分に1本しか電車が来なくなりそうです。

福島が快速停車駅に昇格するのは、その救済措置でしょうか。
関空/紀州路快速で大阪発車時に流れる車内自動放送がどうなるのか少し気になるところ。

しかし、ここまで快速停車駅が増えるのなら、いっそ環状線内各駅停車化した方がいいような気がします。


学研都市線の日中の普通電車が長尾行きになると、JR神戸線で 「東西線経由 長尾行き」が走るようになり、長尾の知名度アップになりますね。

普通電車で松井山手まで行くと、京田辺方面へ行くのに隣のホームへ移動しなければならないので、1つ手前の長尾で降りて快速を待つ人が多かったんだと思います。


個人的には、JR京都線 平日夕方ラッシュ時の 米原方面行き新快速の12両化 or 増発に期待してたんですが・・・。
大和路線の日中の快速電車なんて 明らかに供給過剰なのに本数削減されないのが不思議です。

それにしても、大阪環状線や大和路線・阪和線の普通電車が新型車両に変わるのに あと何年かかるんでしょうかね・・・


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