京都府とJR西日本などが、JR奈良線のJR藤森~宇治駅間、新田~城陽駅間、山城多賀~玉水駅間の3区間・計14キロを新たに複線化することで合意したそうです。
これまで複線化されているのは、京都~JR藤森駅間と 宇治~新田駅間の2区間 計8.2キロのみで、全体の76.4%は未だに単線のままです。
そのため、電車がすれ違うための待合時間が多く発生し、電車のスピードアップや運行本数増便の足かせになっています。
完了すれば、本数の多い京都~城陽駅間が複線となり、奈良線の複線区間が23%から63%に大幅アップするため、電車の高速化など利便性向上につながります。
複線化に合わせ、京都駅の奈良線ホームや棚倉駅の改良も進める方針で、全体事業費は300~400億円が見込まれます。
協議では、将来の全線複線化に向けた区間設定を主張する府と、経営効率の観点から乗降客が多く収益の見込める区間にとどめたいJR西とで綱引きがありましたが、山城多賀~玉水駅間を盛り込むことで、城陽以南への複線化延伸に可能性を残す形に。
府とJR西は今年度中に複線化事業に向けた共同調査を行い、全体事業費や負担割合などを確定させて、京都市など沿線市町も含む協定を正式に締結する方針です。
(以上は京都新聞の記事を引用・改変)
や~っと複線化へ向けて前進しましたね!
京都と奈良を結ぶ路線なのに、単線区間があまりに多いので、早く複線区間が拡大してほしいと願っていたところです。
今回の複線化で、ラッシュ時の本数増や所要時間短縮が可能になりますね!
ただ、この複線化工事が完了するのに 10年かかるとか。
おおさか東線の全線開業よりも後になるとは・・・
気が遠くなるほどまだまだ先になりそうです。
個人的に、ついでに運行管理システムを導入して、ホームの電光掲示板と自動放送を新しくしてほしいところなんですが。