東海道本線と北陸本線が分岐する米原駅

東海道線の京都~米原駅間には 琵琶湖線 という愛称がつけられ、京都方面から来た新快速は、北陸線 長浜方面へ直通します。
米原から先 東海道線の大垣・岐阜方面は、JR東海 の管轄です。

滋賀県で唯一の新幹線停車駅であり、駅の規模も県内で最も大きいですが、そのわりに駅前は寂れていて、駅から少し離れると田んぼが広がっているという 田舎の駅です。

今回は、そんな米原駅の在来線ホームに設置されている電光掲示板をご紹介。



広告


078
2・3番のりば(琵琶湖線ホーム)
京都・大阪方面行きの電車は、3番のりばから発車することが多いです。
東海道線 大垣方面から来た電車は、2番のりばに到着します。

JR東海 名古屋地区の東海道線にも 新快速という種別の電車が走っていますが、こちらは、特別快速と違って大府駅にも停車し、快速と違って共和駅を通過する種別、という位置づけで、アーバンネットワークの看板的存在であるJR西日本の新快速とは性格が異なります。

米原は、JR西日本とJR東海 両方の新快速が見られる唯一の駅です。


080
新快速の最終は22時15分発。
それ以降は 京都止まりの普通電車が2本運転されます。

2番のりばの隣には、「1番線」 と呼ばれる線路があり、米原駅に停車しない 貨物列車などが通ります。
また、3番のりばと5番のりばの間にも 「4番線」 と呼ばれる線路があります。
この駅に1番のりばと4番のりばがないのは そのためです。


070
5・6番のりば(北陸線ホーム)
北陸線の米原~長浜駅間にも、琵琶湖線 の愛称がつけられていますが、この駅では 北陸本線と案内されています。
京都方面から来た新快速は 6番のりばに到着することが多いです。

米原から先、長浜までは8両編成以下、長浜から先は4両編成で運転するため、12両編成の電車や、8両編成の近江塩津行き・敦賀行きは この駅で切り離し作業を行います。
写真の新快速 敦賀行きは12両編成で到着しますが、後ろ寄りの8両は当駅止まりとなるので、乗車位置は△1~4となっています。

特急しらさぎ は、名古屋と北陸地方(福井・金沢・富山)を結ぶ特急です。
金沢・富山方面行きは5番のりばに、名古屋行きは7番のりばに到着し、この駅で進行方向が逆になります。


010
特急列車の到着時には、写真のように 列車がまいります と点滅します。


012
7・8番のりば(東海道線ホーム)
主に東海道線 大垣方面行きの電車が発車するホームです。

琵琶湖線の当駅止まりの電車も このホームに到着することが多いので、5・6番のりばから発車する長浜・敦賀方面行きの電車の案内も表示されています。


094
東海道線の電車は、大半が途中の大垣止まりですが、朝晩には 岐阜・名古屋方面へ直通する快速電車も運転されます。
写真のように 「名古屋方面 ○○」 という行き先表示が見られるのは、この駅だけです。

JR東海 名古屋地区の東海道線は、特別快速新快速快速区間快速と、4つの快速電車が運転されていますが名古屋までの停車駅はいずれも同じ(岐阜までの各駅と尾張一宮)です。


種別欄が狭いので、特別快速は 特快 と略して表示されます。


095
先ほどの写真の英語表示です。

JR西日本の新快速の英語表記は、特別快速(S.Rapid=Special Rapid Service)を意味しています。


119
東海道線の快速電車の大半は豊橋行きですが、米原から 豊橋を越えて 静岡県の浜松まで運転される電車が、平日は19時台に1本、休日は朝晩に計3本設定されています。


120
先ほどの写真の英語表示です。
JR東海の新快速は、New Rapid Train ですが、米原駅での英語表示は 特別快速と同じ S.Rapid となっています。


この駅で 「名古屋方面○○」 と表示される行き先は、他に 岡崎行き 金山行きがあります。
詳しくは、別記事 「
【消えゆくレアな行き先】 米原駅で 「岡崎行き・金山行き」 を撮る(2013年3月) 」 をご覧ください。


087
088
最後に、改札内コンコースに設置されている電光掲示板を 順番に見ていきます。
まずは 2・3番のりばの発車案内です。



084
083
5・6番のりばの発車案内。
28分発の新快速 長浜行きは、この後 さらに遅れ、発車するのりばも 5番のりばに変更されました。



090
089
7・8番のりばの発車案内。
特別快速特急しらさぎ新快速
と、豊橋行き・浜松行きが揃った ベストショットです。


広告