琵琶湖の東側を走る 琵琶湖線に対し、西側を走っているのが 湖西線です。
山科~近江塩津駅間を結ぶ路線ですが、山科駅発着の電車はなく、全ての電車が 1駅隣の京都駅まで乗り入れます。
日中の時間帯、北陸線の敦賀駅発着の新快速が1時間に1本運転されますが、夜になると 普通電車しか運転されません。
京都・大阪方面への通勤・通学路線である一方、関西と北陸を結ぶ 特急サンダーバードが高速で駆け抜ける路線でもあります。
今回は、そんな湖西線のホームに設置されている電光掲示板をご紹介。
※2014年9月28日追記※
2012年10月7日に公開した記事をリニューアルしました。
※2020年1月14日追記※
記事タイトルを変更しました。
湖西線では、2019年2月に運行管理システムが導入され、各駅の電光掲示板の表示が変更されています。
また、大津京駅や比叡山坂本駅、堅田駅などでは 電光掲示板が新しいものに取り替えられています。
大津京駅
2008年3月までは 西大津 という駅名でしたが、地元の要望で 現在の駅名に改称されました。
湖西線のホームに設置されている電光掲示板は、写真のような 2段表示タイプが主流になっています。
「Ōmi-Imazu」 「Ōmi-Maiko」 表示の丸っこいフォントが特徴的です。
琵琶湖線やJR京都線の電光掲示板は、電車が到着する時に 電車がまいります 電車がまいります と交互に表示されますが、湖西線の電光掲示板では このような表示がありませんでした。
こちらは、新快速 敦賀行きの表示。
新快速の英語表示は、琵琶湖線やJR京都線で見られる S.Rapid ではなく、S.Rapid Service となっています。
この駅で新快速と普通電車の緩急接続が行われるのですが、上の段に新快速の発車案内が表示されると 下の段はスクロール表示が流れ続けるので、新快速が発車するまで 普通電車の発車案内が表示されません。
スクロール表示は、「新快速電車の停車駅は、~」 と行き先が省略されていました。
最後に、「停車駅にご注意ください。」 の一言が加えられているのも、琵琶湖線やJR京都線では見られないものです。
先ほどの電光掲示板を裏側から撮影。
ホームに設置されている電光掲示板といえば、表示が両側から見られるものが一般的ですが、湖西線のものは、後述の一部の駅を除いて このように片側からしか見られません。
湖西線の駅は、1つのホームに階段が1ヶ所しかない駅が非常に多いです。
2ヶ所ある駅であっても、後述の一部の駅を除き、電光掲示板は 1つのホームに1ヶ所しか設置されていません。
大津京駅は、階段が1つのホームに2ヶ所ありますが、電光掲示板は 南側(京都側)の階段前に片面表示のものが設置されているだけで、北側の階段前には設置されていません。
隣のホーム 3・4番のりばの電光掲示板。
堅田駅以南の 京都方面行きホームに設置されている電光掲示板には、「京都・大阪方面」 と書かれていますが、この駅では 山科・京都・大阪方面 と、なぜか山科が入っています。
こちらは、普通 京都行きと 新快速 姫路行きの表示です。
英語表示は、「O」 の上に 「-」 が付く行き先(Ōmi-Imazu 、Ōmi-Maiko、Kyōto など) と付かない行き先(Tsuruga、Himeji、Aboshi など) とで文字のフォントが異なっています。
上の写真、Kyōto の文字が中央寄せになっているのに対し、Himeji の文字が左寄せになっているので、ちょっと変な感じです。
唐崎駅
こちらも2段表示の電光掲示板が設置されています。
湖西線の普通電車は、基本的に 全て京都行きであり、JR京都線に直通する電車は、朝の時間帯に2本(土休日は1本)運転されるだけですが、この駅の電光掲示板には、「JR京都線 京都・大阪方面」 と書かれています。
比叡山坂本駅
かつては 叡山(えいざん) という駅名でしたが、1994年9月に現在の駅名に改められました。
唐崎駅と同じく、エレベーターの真後ろに電光掲示板が設置されています。
こちらは、新快速 姫路方面 網干行きの表示。
スクロール表示では、「京都・大阪・神戸方面網干行き」 と案内されています。
新快速は 姫路から各駅に停車しますが、姫路~網干駅間に2駅しかないためか、 「姫路から各駅」 ではなく 「姫路・英賀保・はりま勝原です。」 と詳細に案内されていました。
最後の一文は、大津京駅で見られるような 緑色で 「停車駅にご注意ください。」 ではなく、オレンジ色で 「停車駅にご注意下さい。」 でした。
ちなみに、播州赤穂行きの場合は 「京都・大阪・神戸方面」 が付かず、「新快速 播州赤穂行きの停車駅は~」 となっています。
琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の電光掲示板では、播州赤穂行きは 行き先欄に 「播州赤穂」 と表示されますが、湖西線の電光掲示板では 写真のように 「姫路方面 播州赤穂」 と表示されます。
※2020年1月14日追記※
湖西線を経由する播州赤穂行きの新快速は、2016年3月のダイヤ改正でなくなりました。
おごと温泉駅
2008年3月までは、雄琴 という駅名でしたが、地元の要望で 現在の駅名に改称されました。
この駅は、3段表示の電光掲示板が設置されています。
近江舞子行き・堅田行き・近江今津行きの3つが揃ったところを撮影。
黄色の乗車位置の場合、緑色ではなく オレンジ色で表示されます。
(ちなみに、京都駅・山科駅では 黄色の乗車位置も緑色で表示されています)
隣のホーム、3・4番のりばの電光掲示板。
Kyōto の文字のフォントが、他の駅と異なっています。
堅田駅
琵琶湖大橋の西側にある街・堅田の中心駅です。
大津市内で唯一、一部の特急サンダーバードが停車します。
この駅も、2段表示の電光掲示板が設置されています。
足元の乗車位置を撮影。
白色△印は、3扉車(113系・221系・223系・225系)、白色○印は4扉車(207系・321系)、黄色○印は2扉車(117系)です。
黄色○印の乗車位置は、他の2つと異なり ○の中に番号が入っています。
白色○印と 黄色○印の乗車位置表示が揃ったところを撮影。
湖西線での4扉車の運用は、早朝の堅田発 西明石行き1本と 平日夜の西明石発 近江舞子行き2本(土休日は新三田発 近江舞子行き1本)など 少ないです。
※2020年1月14日追記※
湖西線での4扉車の運用は、2016年3月のダイヤ改正でなくなりました。
これに伴い、湖西線からJR京都線・JR神戸線・JR宝塚線へ直通する普通電車も消滅しています。
(JR京都線内で快速になる大阪行き・3扉車を除く)
新快速 敦賀行きが2本連続・・・と思いきや、どちらも同じ 16:04発の電車です。
琵琶湖線やJR京都線などといった他の路線では 電車が発車した後、表示が同時に切り替わりますが、湖西線の電光掲示板は、上の段から順番に表示が切り替わるので、このような写真が撮影できます。
夜に運転される 快速 敦賀行きの表示。
湖西線における 新快速と快速の違いは、おごと温泉駅に停車するかしないかだけです。
ちなみに、朝の時間帯には 大阪方面行きの快速(京都から新快速)が運転されます。
こちらは、特急サンダーバード 金沢行きの表示。
特急の英語表示は、琵琶湖線など他の路線で見られる Ltd.Exp. ではなく Limited Express となっています。
「サンダーバード」 「Thunder Bird」 の文字が小さいです。
今度は、特急サンダーバード 富山行きと 普通 永原行きの表示。
富山行きの表示は、2015年3月のダイヤ改正以降 見れなくなります。
永原駅は、近江塩津駅の1つ手前の駅です。
個人的に、永原なんて中途半端なところで止めないで 近江塩津まで行ったらいいのに と思ったりしますが、6・8両編成の電車が入れるのが永原駅までで、近江塩津駅は4両編成以下しか停車できないのが原因のようです。
続いては、隣のホーム 3・4番のりばの電光掲示板。
こちらは、新快速 網干行きの表示です。
スクロール表示では、大津京駅や比叡山坂本駅と異なり 大阪までの停車駅しか案内されせん。
そのためか、「新快速電車の大阪までの停車駅は~」 と 行き先が省略されていました。
この駅で京都方面へ折り返す電車は、隣のホーム・2番のりばから発車します。
そのため、3・4番のりばの電光掲示板に、2番のりばから発車する京都方面行きの電車の発車案内が表示されています。
乗車位置欄に出ている 「2番のりば」 表示は、この駅でしか見られないものです。
英語表示の時、「Track 2」 ではなく 日本語の 「2番のりば」 のままになっていますね。
小野駅
この駅の2番のりばは、湖西線内では珍しく 電光掲示板が2ヶ所設置されています。
このうち、北側の階段前に設置されているものは 両側から表示が見られるタイプでした。
一番下の写真、新快速が2番のりばを通過中ですが、電光掲示板には 普通電車の発車案内しか表示されていません。
湖西線の電光掲示板は、他の路線と異なり 通過列車の案内が一切表示されないのです。
和邇(わに)駅
この駅も2段表示の電光掲示板が設置されていますが、乗車位置表示が 「白△5~8」 ではなく、「△5~8」 となっています。
近江高島駅
この駅に設置されている電光掲示板は、小野駅の2番のりばと同様 両面表示のタイプです。
乗車位置表示は、和邇駅と同様 「白」 が省略されていました。
反対側 2番のりばの電光掲示板。
黄色の乗車位置表示は、英語表示の時も 「黄○1~6」 と表示されています。
Kyoto の文字は、おごと温泉駅の表示と似ていますが、「o」 の上に 「-」 が付いていなかったり、「t」 の字体が違ったりと 微妙に異なっています。
安曇川駅
この駅は、3段表示の電光掲示板が設置されています。
湖西線の他の駅と異なり、黄色の乗車位置表示が緑色になっているところにも注目。
新快速のスクロール表示では、京都までの停車駅しか案内されませんでした。
近江今津駅
高島市内で最も利用客の多い駅で、一部の特急列車が停車します。
この駅は おごと温泉駅や安曇川駅と同様、3段表示の電光掲示板でした。
新快速は、京都方面・敦賀方面 どちらも2番のりばから発車します。
敦賀行きの新快速は この駅で切り離し作業を行い、ここから先は 4両編成で運転します。
姫路方面行き 新快速のスクロール表示は、堅田駅と同じく 大阪までの停車駅を案内します。
こちらは、特急 サンダーバード 金沢・和倉温泉行きの表示です。
後寄りの6~1号車が和倉温泉行き、前寄りの3両・9~7号車は金沢で切り離します。
「サンダーバード」 「Thunder Bird」 の表示が 堅田駅と微妙に違うのが分かりますか?
続いては、隣のホーム 3・4番のりばの電光掲示板。
特急サンダーバード 大阪行きと 2番のりばから発車する 普通 京都行きの表示です。
Osaka の文字は、「O」 の上に 「-」 が付いていません。
Kyoto の文字のフォントは、近江高島駅と同じです。
乗車位置欄には、堅田駅と異なり 2のりば Track:2 と表示されています。
上の段に 普通 京都行きの発車案内が表示されると、下の段には、次の堅田方面普通電車は、2番のりばから発車します。 とスクロール表示が流れ続けます。
最後は、3番のりばから発車する 普通 近江塩津行きの表示。
こちらの英語表示も 丸っこいフォントになっています。
3のりば Track:3 表示も撮影。
以上、湖西線の電光掲示板を紹介しました。
湖西線の駅で ホームに電光掲示板が設置されているのは、今回紹介した駅(大津京~和邇間の各駅と近江高島駅・安曇川駅・近江今津駅)のみで、近江舞子駅をはじめ、 蓬莱駅以北の大半の駅では 電光掲示板が未だに設置されていません。
表示が琵琶湖線やJR京都線と大きく異なっていたり、Kyōto の文字など 同じ湖西線の駅でも 表示に違いがありましたが、これは 湖西線に運行管理システムが導入されていないためです。
先日、JR西日本が 和邇駅に折り返し設備を整備することを発表した際、「和邇駅の折り返し設備については、運行管理システムなどとの関係もございまして、平成31年(2019年)の使用開始を予定しております」 と 運行管理システム導入を匂わせる発言もありました。(9月定例社長会見 参照)
今後が気になるところです。
前回、堅田駅の電光掲示板について、特急列車のスクロール表示や 改札口に設置されている電光掲示板など 詳しく紹介しましたが、その他の湖西線の駅についても 後日詳しく紹介する予定です。
【関連記事】
【湖西線】 堅田駅 ホーム・コンコースの電光掲示板(発車標)
湖西線の強風対策を強化へ!防風柵の整備区間拡大&和邇駅に折り返し設備新設!
山科~近江塩津駅間を結ぶ路線ですが、山科駅発着の電車はなく、全ての電車が 1駅隣の京都駅まで乗り入れます。
日中の時間帯、北陸線の敦賀駅発着の新快速が1時間に1本運転されますが、夜になると 普通電車しか運転されません。
京都・大阪方面への通勤・通学路線である一方、関西と北陸を結ぶ 特急サンダーバードが高速で駆け抜ける路線でもあります。
今回は、そんな湖西線のホームに設置されている電光掲示板をご紹介。
※2014年9月28日追記※
2012年10月7日に公開した記事をリニューアルしました。
※2020年1月14日追記※
記事タイトルを変更しました。
湖西線では、2019年2月に運行管理システムが導入され、各駅の電光掲示板の表示が変更されています。
また、大津京駅や比叡山坂本駅、堅田駅などでは 電光掲示板が新しいものに取り替えられています。
大津京駅
2008年3月までは 西大津 という駅名でしたが、地元の要望で 現在の駅名に改称されました。
湖西線のホームに設置されている電光掲示板は、写真のような 2段表示タイプが主流になっています。
「Ōmi-Imazu」 「Ōmi-Maiko」 表示の丸っこいフォントが特徴的です。
琵琶湖線やJR京都線の電光掲示板は、電車が到着する時に 電車がまいります 電車がまいります と交互に表示されますが、湖西線の電光掲示板では このような表示がありませんでした。
こちらは、新快速 敦賀行きの表示。
新快速の英語表示は、琵琶湖線やJR京都線で見られる S.Rapid ではなく、S.Rapid Service となっています。
この駅で新快速と普通電車の緩急接続が行われるのですが、上の段に新快速の発車案内が表示されると 下の段はスクロール表示が流れ続けるので、新快速が発車するまで 普通電車の発車案内が表示されません。
スクロール表示は、「新快速電車の停車駅は、~」 と行き先が省略されていました。
最後に、「停車駅にご注意ください。」 の一言が加えられているのも、琵琶湖線やJR京都線では見られないものです。
先ほどの電光掲示板を裏側から撮影。
ホームに設置されている電光掲示板といえば、表示が両側から見られるものが一般的ですが、湖西線のものは、後述の一部の駅を除いて このように片側からしか見られません。
湖西線の駅は、1つのホームに階段が1ヶ所しかない駅が非常に多いです。
2ヶ所ある駅であっても、後述の一部の駅を除き、電光掲示板は 1つのホームに1ヶ所しか設置されていません。
大津京駅は、階段が1つのホームに2ヶ所ありますが、電光掲示板は 南側(京都側)の階段前に片面表示のものが設置されているだけで、北側の階段前には設置されていません。
隣のホーム 3・4番のりばの電光掲示板。
堅田駅以南の 京都方面行きホームに設置されている電光掲示板には、「京都・大阪方面」 と書かれていますが、この駅では 山科・京都・大阪方面 と、なぜか山科が入っています。
こちらは、普通 京都行きと 新快速 姫路行きの表示です。
英語表示は、「O」 の上に 「-」 が付く行き先(Ōmi-Imazu 、Ōmi-Maiko、Kyōto など) と付かない行き先(Tsuruga、Himeji、Aboshi など) とで文字のフォントが異なっています。
上の写真、Kyōto の文字が中央寄せになっているのに対し、Himeji の文字が左寄せになっているので、ちょっと変な感じです。
唐崎駅
こちらも2段表示の電光掲示板が設置されています。
湖西線の普通電車は、基本的に 全て京都行きであり、JR京都線に直通する電車は、朝の時間帯に2本(土休日は1本)運転されるだけですが、この駅の電光掲示板には、「JR京都線 京都・大阪方面」 と書かれています。
比叡山坂本駅
かつては 叡山(えいざん) という駅名でしたが、1994年9月に現在の駅名に改められました。
唐崎駅と同じく、エレベーターの真後ろに電光掲示板が設置されています。
こちらは、新快速 姫路方面 網干行きの表示。
スクロール表示では、「京都・大阪・神戸方面網干行き」 と案内されています。
新快速は 姫路から各駅に停車しますが、姫路~網干駅間に2駅しかないためか、 「姫路から各駅」 ではなく 「姫路・英賀保・はりま勝原です。」 と詳細に案内されていました。
最後の一文は、大津京駅で見られるような 緑色で 「停車駅にご注意ください。」 ではなく、オレンジ色で 「停車駅にご注意下さい。」 でした。
ちなみに、播州赤穂行きの場合は 「京都・大阪・神戸方面」 が付かず、「新快速 播州赤穂行きの停車駅は~」 となっています。
琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の電光掲示板では、播州赤穂行きは 行き先欄に 「播州赤穂」 と表示されますが、湖西線の電光掲示板では 写真のように 「姫路方面 播州赤穂」 と表示されます。
※2020年1月14日追記※
湖西線を経由する播州赤穂行きの新快速は、2016年3月のダイヤ改正でなくなりました。
おごと温泉駅
2008年3月までは、雄琴 という駅名でしたが、地元の要望で 現在の駅名に改称されました。
この駅は、3段表示の電光掲示板が設置されています。
近江舞子行き・堅田行き・近江今津行きの3つが揃ったところを撮影。
黄色の乗車位置の場合、緑色ではなく オレンジ色で表示されます。
(ちなみに、京都駅・山科駅では 黄色の乗車位置も緑色で表示されています)
隣のホーム、3・4番のりばの電光掲示板。
Kyōto の文字のフォントが、他の駅と異なっています。
堅田駅
琵琶湖大橋の西側にある街・堅田の中心駅です。
大津市内で唯一、一部の特急サンダーバードが停車します。
この駅も、2段表示の電光掲示板が設置されています。
足元の乗車位置を撮影。
白色△印は、3扉車(113系・221系・223系・225系)、白色○印は4扉車(207系・321系)、黄色○印は2扉車(117系)です。
黄色○印の乗車位置は、他の2つと異なり ○の中に番号が入っています。
白色○印と 黄色○印の乗車位置表示が揃ったところを撮影。
湖西線での4扉車の運用は、早朝の堅田発 西明石行き1本と 平日夜の西明石発 近江舞子行き2本(土休日は新三田発 近江舞子行き1本)など 少ないです。
※2020年1月14日追記※
湖西線での4扉車の運用は、2016年3月のダイヤ改正でなくなりました。
これに伴い、湖西線からJR京都線・JR神戸線・JR宝塚線へ直通する普通電車も消滅しています。
(JR京都線内で快速になる大阪行き・3扉車を除く)
新快速 敦賀行きが2本連続・・・と思いきや、どちらも同じ 16:04発の電車です。
琵琶湖線やJR京都線などといった他の路線では 電車が発車した後、表示が同時に切り替わりますが、湖西線の電光掲示板は、上の段から順番に表示が切り替わるので、このような写真が撮影できます。
夜に運転される 快速 敦賀行きの表示。
湖西線における 新快速と快速の違いは、おごと温泉駅に停車するかしないかだけです。
ちなみに、朝の時間帯には 大阪方面行きの快速(京都から新快速)が運転されます。
こちらは、特急サンダーバード 金沢行きの表示。
特急の英語表示は、琵琶湖線など他の路線で見られる Ltd.Exp. ではなく Limited Express となっています。
「サンダーバード」 「Thunder Bird」 の文字が小さいです。
今度は、特急サンダーバード 富山行きと 普通 永原行きの表示。
富山行きの表示は、2015年3月のダイヤ改正以降 見れなくなります。
永原駅は、近江塩津駅の1つ手前の駅です。
個人的に、永原なんて中途半端なところで止めないで 近江塩津まで行ったらいいのに と思ったりしますが、6・8両編成の電車が入れるのが永原駅までで、近江塩津駅は4両編成以下しか停車できないのが原因のようです。
続いては、隣のホーム 3・4番のりばの電光掲示板。
こちらは、新快速 網干行きの表示です。
スクロール表示では、大津京駅や比叡山坂本駅と異なり 大阪までの停車駅しか案内されせん。
そのためか、「新快速電車の大阪までの停車駅は~」 と 行き先が省略されていました。
この駅で京都方面へ折り返す電車は、隣のホーム・2番のりばから発車します。
そのため、3・4番のりばの電光掲示板に、2番のりばから発車する京都方面行きの電車の発車案内が表示されています。
乗車位置欄に出ている 「2番のりば」 表示は、この駅でしか見られないものです。
英語表示の時、「Track 2」 ではなく 日本語の 「2番のりば」 のままになっていますね。
小野駅
この駅の2番のりばは、湖西線内では珍しく 電光掲示板が2ヶ所設置されています。
このうち、北側の階段前に設置されているものは 両側から表示が見られるタイプでした。
一番下の写真、新快速が2番のりばを通過中ですが、電光掲示板には 普通電車の発車案内しか表示されていません。
湖西線の電光掲示板は、他の路線と異なり 通過列車の案内が一切表示されないのです。
和邇(わに)駅
この駅も2段表示の電光掲示板が設置されていますが、乗車位置表示が 「白△5~8」 ではなく、「△5~8」 となっています。
近江高島駅
この駅に設置されている電光掲示板は、小野駅の2番のりばと同様 両面表示のタイプです。
乗車位置表示は、和邇駅と同様 「白」 が省略されていました。
反対側 2番のりばの電光掲示板。
黄色の乗車位置表示は、英語表示の時も 「黄○1~6」 と表示されています。
Kyoto の文字は、おごと温泉駅の表示と似ていますが、「o」 の上に 「-」 が付いていなかったり、「t」 の字体が違ったりと 微妙に異なっています。
安曇川駅
この駅は、3段表示の電光掲示板が設置されています。
湖西線の他の駅と異なり、黄色の乗車位置表示が緑色になっているところにも注目。
新快速のスクロール表示では、京都までの停車駅しか案内されませんでした。
近江今津駅
高島市内で最も利用客の多い駅で、一部の特急列車が停車します。
この駅は おごと温泉駅や安曇川駅と同様、3段表示の電光掲示板でした。
新快速は、京都方面・敦賀方面 どちらも2番のりばから発車します。
敦賀行きの新快速は この駅で切り離し作業を行い、ここから先は 4両編成で運転します。
姫路方面行き 新快速のスクロール表示は、堅田駅と同じく 大阪までの停車駅を案内します。
こちらは、特急 サンダーバード 金沢・和倉温泉行きの表示です。
後寄りの6~1号車が和倉温泉行き、前寄りの3両・9~7号車は金沢で切り離します。
「サンダーバード」 「Thunder Bird」 の表示が 堅田駅と微妙に違うのが分かりますか?
続いては、隣のホーム 3・4番のりばの電光掲示板。
特急サンダーバード 大阪行きと 2番のりばから発車する 普通 京都行きの表示です。
Osaka の文字は、「O」 の上に 「-」 が付いていません。
Kyoto の文字のフォントは、近江高島駅と同じです。
乗車位置欄には、堅田駅と異なり 2のりば Track:2 と表示されています。
上の段に 普通 京都行きの発車案内が表示されると、下の段には、次の堅田方面普通電車は、2番のりばから発車します。 とスクロール表示が流れ続けます。
最後は、3番のりばから発車する 普通 近江塩津行きの表示。
こちらの英語表示も 丸っこいフォントになっています。
3のりば Track:3 表示も撮影。
以上、湖西線の電光掲示板を紹介しました。
湖西線の駅で ホームに電光掲示板が設置されているのは、今回紹介した駅(大津京~和邇間の各駅と近江高島駅・安曇川駅・近江今津駅)のみで、近江舞子駅をはじめ、 蓬莱駅以北の大半の駅では 電光掲示板が未だに設置されていません。
表示が琵琶湖線やJR京都線と大きく異なっていたり、Kyōto の文字など 同じ湖西線の駅でも 表示に違いがありましたが、これは 湖西線に運行管理システムが導入されていないためです。
先日、JR西日本が 和邇駅に折り返し設備を整備することを発表した際、「和邇駅の折り返し設備については、運行管理システムなどとの関係もございまして、平成31年(2019年)の使用開始を予定しております」 と 運行管理システム導入を匂わせる発言もありました。(9月定例社長会見 参照)
今後が気になるところです。
前回、堅田駅の電光掲示板について、特急列車のスクロール表示や 改札口に設置されている電光掲示板など 詳しく紹介しましたが、その他の湖西線の駅についても 後日詳しく紹介する予定です。
【関連記事】
【湖西線】 堅田駅 ホーム・コンコースの電光掲示板(発車標)
湖西線の強風対策を強化へ!防風柵の整備区間拡大&和邇駅に折り返し設備新設!