先日 名古屋駅を訪れ、在来線ホームに設置されている電光掲示板を撮影してきたので さっそく紹介します。


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1・2番線(東海道線 豊橋方面行きホーム)
岡崎・豊橋・浜松方面行きのホームです。
基本的に 普通列車は1番線、快速は2番線から発車します。

発車時刻と行き先は、どちらも緑色で表示されます。
種別欄がとても広いです。

上の段に 普通列車の発車案内が表示されると、下の段には 写真のように  この列車は各駅に停車します。 と表示されます。


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名古屋駅のホームでは、乗車位置の真上に、写真のような電光掲示板が設置されています。

そのためか、東海道線・中央線の他の駅と異なり、ホームの電光掲示板に 電車の両数が表示されません。


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電車が3分以上遅れると、写真のように おくれ約○分 と表示されるようになりました。
JR東海の電光掲示板は、発車ご案内 と書かれているものがほとんどです。


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先ほどの写真の英語表示です。
おくれ約3分は、Delayed about 3 min. と表示されています。



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名古屋地区の東海道線を走る快速電車には、特別快速新快速快速区間快速の4つがあります。

快速の停車駅は、金山・共和・大府・刈谷・安城・岡崎・蒲郡・豊橋から各駅です。
(豊橋から先 浜松まで直通する快速電車は 朝晩のみ運転)

一部の快速・新快速は 幸田・三河三谷にも停車します。

快速とその他の種別の違いを見ると、新快速は 共和を通過、特別快速は 共和・大府の2駅を通過、区間快速は 岡崎から各駅に止まる。ただそれだけです。

日中の時間帯は、快速・新快速が 合わせて1時間に4本(15分間隔)、夕方から夜にかけて 特別快速と新快速が交互に運転されます。


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先ほどの写真の英語表示です。

JR東海の新快速は New Rapid、特別快速は Special Rapid と表示されています。

ちなみに、JR西日本の新快速は 特別快速を意味する S.Rapid (=Special Rapid Service)となっています。



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3・4番線(東海道線 特急ホーム)
このホーム、日中の時間帯は 北陸方面へ向かう 特急しらさぎ しか使用しないので、とても閑散としています。

朝の時間帯と 夕方から夜にかけて、大府から武豊線に直通する 区間快速が発車するほか、豊橋方面行きの早朝・深夜の電車や、岐阜方面行きの朝の一部の電車、朝晩に運転される ホームライナー、さらには 中央線の早朝の電車も このホームから発車します。


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先ほどの写真の英語表示です。

JR西日本の場合、区間快速の英語表示は R.Rapid(=Regional Rapid Service)ですが、JR東海では Semi-Rapid となっています。


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乗車位置の真上にある電光掲示板です。
区間快速 武豊行きは短い4両編成なので、この位置に停車しません。



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5・6番線(東海道線 岐阜方面行きホーム)
岐阜・大垣・米原方面行きホームです。
基本的に 普通列車が5番線、快速が6番線から発車します。

普通列車は ほとんどが岐阜止まりで、岐阜から先へ行くのは 朝と深夜の一部の電車のみです。


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岐阜・大垣方面行きの快速電車は、いずれも 尾張一宮と 岐阜からの各駅に停車します。

日中の時間帯は 全て大垣行きで、大垣から先、米原まで直通する快速電車は 朝晩のみとなっています。


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先ほどの写真の英語表示です。


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7・8番線(中央線ホーム)
中央線の電車は、基本的に このホームから発車しますが、一部は 隣の10・11番ホームから発車します。
(9番線は欠番です)

中央線ホームと 後述の関西線ホームは、ほとんどの列車が当駅始発なので、東海道線ホームの電光掲示板と異なり 遅れ表示欄がありません。



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接近放送が始まると、写真のように 列車が到着します ご注意ください と表示されます。


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名古屋駅の場合、Train Approaching と英語でも表示されます。


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平日には、高蔵寺から愛知環状鉄道線へ直通する普通列車も設定されています。
日中は岡崎まで運転され、夕方以降は 途中の瀬戸口止まりです。

岡崎行きには、東海道線経由と 中央線経由の2つがあるので、乗り間違えないよう 注意が必要です。
愛知環状鉄道線へ直通する電車の場合、高蔵寺経由と表示されます。

※2020年1月18日追記※
2014年3月のダイヤ改正で、日中の愛知環状線直通列車が廃止されました。
これにより、名古屋発の高蔵寺経由 岡崎行きがなくなっています。



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先ほどの写真の英語表示です。


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10・11番線(中央線 特急ホーム)
中央線を走る 座席指定制の快速列車 セントラルライナーと 長野まで運転される特急しなの は全て10番線から発車します。

日中のダイヤは、1時間に普通列車が5本、快速が3本、セントラルライナーと特急しなのが それぞれ1本です。
中津川から先へ直通する普通列車・快速はありません。

※2020年1月18日追記※
セントラルライナーは、2013年3月のダイヤ改正でなくなりました。



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先ほどの写真の英語表示です。


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特急ひだ は 東海道線を走行し、岐阜から高山線に入って 高山(一部は富山)まで運転されます。
富山行きの特急には、北陸線経由の しらさぎ と、高山線経由の ひだ の2つがありますが、所要時間は しらさぎの方が短いです。

特急ひだ や中央線の一部の電車だけでなく、1日に1本ある 大阪行きの 特急しなのや、関西線の一部の電車も 11番線から発車します。

※2020年1月18日追記※
大阪行きの特急しなのは、2016年3月のダイヤ改正でなくなりました。



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12・13番線(関西線ホーム)
この路線は 「関西線」 という名の通り、三重県・奈良県を通って 大阪のJR難波駅まで続いています。
かつては全線を走破する列車が運転されていましたが、現在 亀山駅から先へ直通する電車は1本もありません。


快速みえ は、途中の河原田駅(通過)から 伊勢鉄道 伊勢線に入り、津駅からJR紀勢線・参宮線経由で 鳥羽駅まで運転される列車です。
4両編成ですが、鳥羽方面行きの先頭車両は指定席になっています。

また、同じく伊勢線・紀勢線経由で 尾鷲・新宮・紀伊勝浦といった紀伊半島へ向かう 特急南紀が 1日に4往復運転されています。


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英語表示は このようになっていました。

日中のダイヤは、快速みえ と 亀山行きの快速がそれぞれ1時間に1本(計2本)、四日市行きの普通列車が 1時間にたったの2本。
大都会・名古屋のターミナル駅にしては 本数が少ないです。

なぜなら、近鉄名古屋線が 関西線と並走しているから。

関西線は 単線区間がとても多いため、本数を増やすのが難しく、行き違い待ちもあって 所要時間が延びます。

桑名・津・松阪・伊勢市・鳥羽などでは、駅が近鉄と同じ場所にあり、さらに JRの四日市駅が 街の外れにあることなどから、三重県へ向かう人の多くは 本数が多くて所要時間の短い 近鉄を利用するのです。
(別記事 「近鉄王国 三重・奈良 」 も参照)



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