阪和線では、今年中に運行管理システム が更新されるのに伴い、現在 各駅で新しい発車標が設置されています。

先日、関空/紀州路快速に乗って 天王寺~堺市駅間を移動中、窓の外を見ると、衝撃的な光景が!
なんと 南田辺駅の新しい発車標が稼働していたのです!

気になって仕方がないので、急きょ 南田辺駅へ確認しに行ってきました。


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まずは、従来の発車標を見ておきましょう。

かつて大阪環状線の各駅に設置されていたものと 同じタイプで、現在は 南田辺駅と 同じく阪和線の長居駅、我孫子町(あびこちょう)駅にしか設置されていません。



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南田辺駅を訪れると・・・あれ???
新しい発車標は 稼働していませんでした。

しかし、発車標の右端を見ると 緑色の が点灯しており、電源が入っているのが分かります。pp今日はもう稼働しないのかと諦めかけた その時・・・


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!!!



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キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

新しい発車標に、電車の発車案内が表示されました!
阪和線で小型の発車標が稼働したのは この駅が初めてではないでしょうか?

大阪環状線や大和路線などに設置されている小型の発車標は、種別欄の幅が2文字分しかありませんが、この駅の発車標は 3文字分あるのが特徴です。


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乗車位置の表示は、大阪環状線や大和路線と異なり、白○1~6 と、「白」 が入っていたり 数字が半角になっています。


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☆電車が通過します☆ 表示もありました!

写真の奥に 従来の発車標がありますが、そちらはまだ "電車が通過します" 表示に切り替わっていません。


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次に来る電車が今どこにいるのかを示す、在線位置表示。
美章園 の文字がなんだか新鮮に感じます。



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☆電車がまいります☆ 表示も撮影。
こちらも、従来の発車標より早く 表示されました。


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続いては、2番のりばの新しい発車標です。


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天王寺行きの普通電車は、1つ手前の鶴ヶ丘駅で快速電車や特急列車の通過待ちをすることが多いため、従来の発車標は、在線位置表示が 鶴ヶ丘からしか表示されませんでした。

新しい発車標は 2つ前の長居から表示されています。



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☆電車がまいります☆ 表示を撮影。

この電車を見送って、しばらく発車標を観察していると・・・


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表示が消えてしまいました。
やはり試験的な稼働だったようです。

運行管理システムが更新されると、発車標の表示だけでなく、ホームで流れる自動放送も変更・統一されますが、この日は 放送に変化がありませんでした。


今回、南田辺駅の新・発車標 試験稼働の様子を撮影しましたが、2013年3月3日現在、阪和線には 美章園駅や杉本町駅など発車標がまだ設置されていない駅もあるというのに、稼働してしまうなんて ちょっと早すぎると思うんですよね。


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南田辺駅の改札口には、写真のような発車標が設置されています。

まさか この駅も、堺市駅や三国ケ丘駅と同様、新しい発車標が 運行管理システム更新に先駆けて稼働するのでしょうか?


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一番上の写真は、大阪駅2番のりばの発車標です。
大阪環状・大和路線運行管理システムの表示との比較ということで載せました。

LocalTennōji の表示の違いに注目。
南田辺駅の新・発車標、Local の表示は大阪駅と同じように見えますが、Tennōji の表示は 「o」 の上に - がついておらず、明らかに違うのが分かります。

さらに、改札口の発車標と比較してみると、こちらも 文字のフォントが異なっています。

運行管理システム更新に先駆けて稼働するなら、改札口の表示と フォントが同じになるはずなのに・・・
ますます謎が深まるばかりです。


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