東京駅から 長野県と北陸地方を経由して大阪を結ぶ計画の北陸新幹線。
このうち、東京から長野までの区間は 長野新幹線という愛称で開業しており、2014年度(おそらく2015年3月)に 長野~金沢駅間が開業する予定です。
そんな北陸新幹線ですが、新潟県の上越市と 富山県の黒部市・高岡市に 既存のJRの駅に併設しない新駅が建設されており、それぞれ 「上越」 「新黒部」 「新高岡」 という仮称が付けられていました。
正式に決定する駅名は何なのか気になっていましたが、2013年6月7日、JR東日本・JR西日本 両社の公式ホームページで これら新駅の駅名が ついに発表されました!
既にご存知の方も多いかと思いますが、このブログでも その駅名について取り上げたいと思います。
【JR西日本 プレスリリース】
北陸新幹線 新駅の駅名などについて
(仮称)上越→ 上越妙高
現在の信越本線・脇野田駅から 西に120m離れた場所に建設中。
これに伴い、脇野田駅周辺の線路1.7kmが 新駅寄りに移設され、新駅が 新幹線と在来線(開業後は 「えちごトキめき鉄道」に移管) との乗り換え駅になります。
※詳しくは、こちら をご覧ください。
この駅は、駅名を巡って盛んに議論されてきました。
というのも、東京から新潟方面へ向かう上越新幹線があるため、駅名に 「上越」 を入れると、東京方面から上越市に行く人が誤って上越新幹線に乗ってしまう危険があるんですよね。
※上越新幹線の 「上越」 は、上野国(こうずけのくに・群馬県)と越後国(新潟県)を結ぶことから。
上越市の 「上越」 とは、越後国のうち上方(京都)寄りの地域のこと。
越後を上中下3つに分けた上越・中越・下越のうちの1つ。
そのため、「上越」 を駅名に入れないよう求める声もありましたが、やはり上越市・上越地方の駅であることをアピールするためか、駅名に 「上越」 が入る結果になりました。
周辺には 日本百名山の一つとして名高い 「妙高山」 があり、駅名に 「妙高」 を入れるよう求める声も多かったことから、「上越」 と 「妙高」 を合わせた 上越妙高で決着したようです。
新駅の場所が 妙高市との境界に近いということもあるので、上越新幹線との混同問題がなければ、無難な駅名かなと思いますね。
新直江津という駅名の方が良かったと言う人もいますが、新駅は 旧直江津市区域ではなく 旧高田市区域に設置されるので不適切でしょう。
(仮称)新黒部→ 黒部宇奈月温泉
黒部市の 富山地方鉄道(以下、地鉄)との交差部に設置され、地鉄も 同じ位置に北陸新幹線との乗り換え駅を建設します。
てっきり 仮称の「新黒部」 が そのまま正式な駅名になるのかと思いきや、まさかまさかの 黒部宇奈月温泉という 何とも長ったらしい名前になりました。
駅名に 「宇奈月温泉」 が入っているものの、地図を見れば分かるように 新駅の場所は、宇奈月温泉のある 宇奈月の中心部から10km以上離れている上、その中心部には 既に地鉄の宇奈月温泉駅があります。
もし、地鉄の新駅の駅名も 「黒部宇奈月温泉」 になれば、1つの路線に 「宇奈月温泉」 を名乗る駅が2つも出来ることになり、混乱を招くのではないかと思います。
かといって、地鉄の方を 「新黒部」 にすれば、新幹線と地鉄で駅名が異なることになり、それはそれで紛らわしいです。
せめて 「黒部宇奈月」 にした方が良かったと個人的に思いますが、日本一長い新幹線の駅名ということで、話題性を狙ったのでしょうか?
(仮称)新高岡→ 新高岡(変更なし)
JR城端線との交差部に新設され、北陸新幹線と城端線との乗り換え駅となります。
正式に決まった駅名は、仮称と同じ 「新高岡」 でした。
地元では 公募したところ 「万葉高岡」 が最多だったようですが、個人的に 「万葉」と聞くと奈良を思い浮かべるので(桜井線の愛称が 「万葉まほろば線」 ですし)、新高岡で良いと思いますね。
ただ、「新高岡だと立地が悪い印象が出る」 という意見もあるようです。
※2020年1月13日追記※
この記事を書いた当時は知らなかったのですが、富山県には高岡駅を起点に 「万葉線」 が走っています。
以上、正式に決定した新駅の駅名について書きました。
あと2年足らずで 北陸新幹線の長野~金沢駅間が開業します。
北陸新幹線用の新型車両が発表されたり、並行在来線の会社名が発表されたり、新駅の駅名が決定したりと、少しずつ開業が近づいていることを実感しますね!
※並行在来線の会社名※
新潟県・・・えちごトキめき鉄道
富山県・・・あいの風とやま鉄道
石川県・・・IRいしかわ鉄道
現在 JR東日本・JR西日本が 北陸新幹線の列車名を公募しており、今年の秋頃に決定・発表されるので、そちらにも注目したいと思います。
★次の記事★
北陸新幹線の列車名がついに決定!!! 「かがやき」 「はくたか」 「つるぎ」 「あさま」 に!
このうち、東京から長野までの区間は 長野新幹線という愛称で開業しており、2014年度(おそらく2015年3月)に 長野~金沢駅間が開業する予定です。
そんな北陸新幹線ですが、新潟県の上越市と 富山県の黒部市・高岡市に 既存のJRの駅に併設しない新駅が建設されており、それぞれ 「上越」 「新黒部」 「新高岡」 という仮称が付けられていました。
正式に決定する駅名は何なのか気になっていましたが、2013年6月7日、JR東日本・JR西日本 両社の公式ホームページで これら新駅の駅名が ついに発表されました!
既にご存知の方も多いかと思いますが、このブログでも その駅名について取り上げたいと思います。
【JR西日本 プレスリリース】
北陸新幹線 新駅の駅名などについて
広告
(仮称)上越→ 上越妙高
現在の信越本線・脇野田駅から 西に120m離れた場所に建設中。
これに伴い、脇野田駅周辺の線路1.7kmが 新駅寄りに移設され、新駅が 新幹線と在来線(開業後は 「えちごトキめき鉄道」に移管) との乗り換え駅になります。
※詳しくは、こちら をご覧ください。
この駅は、駅名を巡って盛んに議論されてきました。
というのも、東京から新潟方面へ向かう上越新幹線があるため、駅名に 「上越」 を入れると、東京方面から上越市に行く人が誤って上越新幹線に乗ってしまう危険があるんですよね。
※上越新幹線の 「上越」 は、上野国(こうずけのくに・群馬県)と越後国(新潟県)を結ぶことから。
上越市の 「上越」 とは、越後国のうち上方(京都)寄りの地域のこと。
越後を上中下3つに分けた上越・中越・下越のうちの1つ。
そのため、「上越」 を駅名に入れないよう求める声もありましたが、やはり上越市・上越地方の駅であることをアピールするためか、駅名に 「上越」 が入る結果になりました。
周辺には 日本百名山の一つとして名高い 「妙高山」 があり、駅名に 「妙高」 を入れるよう求める声も多かったことから、「上越」 と 「妙高」 を合わせた 上越妙高で決着したようです。
新駅の場所が 妙高市との境界に近いということもあるので、上越新幹線との混同問題がなければ、無難な駅名かなと思いますね。
新直江津という駅名の方が良かったと言う人もいますが、新駅は 旧直江津市区域ではなく 旧高田市区域に設置されるので不適切でしょう。
(仮称)新黒部→ 黒部宇奈月温泉
黒部市の 富山地方鉄道(以下、地鉄)との交差部に設置され、地鉄も 同じ位置に北陸新幹線との乗り換え駅を建設します。
てっきり 仮称の「新黒部」 が そのまま正式な駅名になるのかと思いきや、まさかまさかの 黒部宇奈月温泉という 何とも長ったらしい名前になりました。
駅名に 「宇奈月温泉」 が入っているものの、地図を見れば分かるように 新駅の場所は、宇奈月温泉のある 宇奈月の中心部から10km以上離れている上、その中心部には 既に地鉄の宇奈月温泉駅があります。
もし、地鉄の新駅の駅名も 「黒部宇奈月温泉」 になれば、1つの路線に 「宇奈月温泉」 を名乗る駅が2つも出来ることになり、混乱を招くのではないかと思います。
かといって、地鉄の方を 「新黒部」 にすれば、新幹線と地鉄で駅名が異なることになり、それはそれで紛らわしいです。
せめて 「黒部宇奈月」 にした方が良かったと個人的に思いますが、日本一長い新幹線の駅名ということで、話題性を狙ったのでしょうか?
(仮称)新高岡→ 新高岡(変更なし)
JR城端線との交差部に新設され、北陸新幹線と城端線との乗り換え駅となります。
正式に決まった駅名は、仮称と同じ 「新高岡」 でした。
地元では 公募したところ 「万葉高岡」 が最多だったようですが、個人的に 「万葉」と聞くと奈良を思い浮かべるので(桜井線の愛称が 「万葉まほろば線」 ですし)、新高岡で良いと思いますね。
ただ、「新高岡だと立地が悪い印象が出る」 という意見もあるようです。
※2020年1月13日追記※
この記事を書いた当時は知らなかったのですが、富山県には高岡駅を起点に 「万葉線」 が走っています。
以上、正式に決定した新駅の駅名について書きました。
あと2年足らずで 北陸新幹線の長野~金沢駅間が開業します。
北陸新幹線用の新型車両が発表されたり、並行在来線の会社名が発表されたり、新駅の駅名が決定したりと、少しずつ開業が近づいていることを実感しますね!
※並行在来線の会社名※
新潟県・・・えちごトキめき鉄道
富山県・・・あいの風とやま鉄道
石川県・・・IRいしかわ鉄道
現在 JR東日本・JR西日本が 北陸新幹線の列車名を公募しており、今年の秋頃に決定・発表されるので、そちらにも注目したいと思います。
★次の記事★
北陸新幹線の列車名がついに決定!!! 「かがやき」 「はくたか」 「つるぎ」 「あさま」 に!
コメント返し、遅くなってすみません(>_<)
JR東日本の区間でも JR西日本の車掌さんだったんですか~Σ(・ω・ノ)ノ!
JR東とJR西って、北陸新幹線以外でも意外と連携してるんですね! (・∀・)
上越妙高駅はJR東日本の管轄になるので、新幹線の駅長さんは1人ではないでしょうか?
米原駅や京都駅では、新幹線と在来線 それぞれに駅長さんがいるようですが。
民営化された現在でも JR東日本は世界最大の鉄道会社なので、
国鉄がいかに規模が大きかったのか分かりますね!
日本ほど正確で安全で 鉄道の路線網が発達している国って 他にないですよね!
外国の鉄道は 時刻表がない、あったとしても定刻通り運転してないのが日常茶飯事で
酷い時には 1日以上遅れることもあるとか・・・(;^_^A