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※写真は新家(しんげ)駅で撮影。右側が新しいスピーカー。

阪和線では、今年中に運行管理システム が更新されるのに伴い、現在 各駅で新しい電光掲示板とスピーカーが設置されています。

これまで各駅に設置された新しいスピーカーは 写真のような 白くて長方形のタイプでしたが、日根野駅では これとは違うスピーカーが設置されたのです!


6月上旬頃にその情報を得て、先日 確認してきたので さっそく紹介します。


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まずは 古いスピーカーから。
この駅では、写真のような 正方形の小さいスピーカーが設置されています。
熊取駅や津久野駅に設置されているものと 同じタイプです。


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もう少し拡大して撮影。
運行管理システム更新後、古いスピーカーは撤去され 見れなくなるので、予備として撮影したものも含め 全て公開しました。

このスピーカーから流れる自動放送は、なぜか音量がとても小さいです。
(駅員放送は 音量大きいのに・・・)

それでは、日根野駅にどんなスピーカーが設置されたのかというと・・・




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!!!
阪和線内では初めて見る、横長の白いスピーカーです!

梁から吊り下げられている金具に取り付けられており、スピーカーの本体が これまでより地面に近いところにあるのが分かります。



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スピーカーを取り付ける吊り下げ金具は、先ほどのように 長いものもあれば、このように 短いものもあります。

上の写真2枚は 一見 同じように見えますが、よく見ると、中央部に見える TOA の表記が 上は白字なのに対し 下は黒字と異なっているのが分かります。

ところで、この新しいスピーカー、どこかで見覚えのある人もいるのではないでしょうか?




大阪駅のスピーカー
そう、大阪駅のスピーカーと同じなんですよね!!!

この横長のスピーカーは、狭指向性スピーカー と呼ばれるものです。
スピーカーといえば、音が広範囲に広がるのが一般的ですが、狭指向性スピーカーの場合、音が直線的に進むため、限られた範囲にしか音が伝わりません。

このスピーカーをホームに設置することで、駅外への音漏れを最小限に抑え、ホームにいる人のみに放送を聞かせることが出来るのです。

日根野駅は ホームのすぐ近くに家が建っている上、関空/紀州路快速の切り離し作業が行われる関係で 常に駅員放送が流れるため、近隣への配慮から このタイプのスピーカーを採用したのかもしれません。


大阪駅では、昨年 ホームに設置されているスピーカーが 11番のりばを除いて 全て このタイプに取り換えられました。
大音量の自動放送が ひっきりなしで流れるため、苦情があったのでしょうか?

狭指向性スピーカーということで、以前より音量が小さくなったというか、スピーカーから出る音があまり響かなくなった感じです。

個人的に、このスピーカーって 以前のものに比べ カスカスした音質なので、あんまり好きじゃないんですよね・・・。


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新しいスピーカーを、3・4番のりばの新しい電光掲示板と共に撮影。
天王寺寄りの電光掲示板は、運行管理システム更新後に稼働するようです。


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1・2番のりばのホーム中央付近では、吊り下げ金具だけ設置されていて、新しいスピーカーが まだ取り付けられていませんでした。


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続いては、ホームの天王寺寄りを見ていきましょう。

屋根のない場所では、古い・新しいに関係なく、丸型のスピーカーが設置されることが多いですが、日根野駅では 雨が直接当たるこの場所にも、横長のスピーカーが設置されていました。


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先ほどのスピーカーを後ろから撮影。


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ここには、横長の新しいスピーカーの上に 丸型のスピーカーが3台も取り付けられています。

真ん中のスピーカーは黄色っぽくなっているので 古いとすぐ分かりますが、その上にある2台のスピーカーはどうなんでしょうか?


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上は3・4番のりば、下は1・2番のりばで撮影。
これは、古いスピーカー・・・なのか?


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最後は この写真。(3・4番のりばで撮影)
丸型のスピーカーが それぞれ斜めに設置されているのが特徴的です。


以上、日根野駅のスピーカーを紹介しました。

阪和線の各駅で 続々と新しいスピーカーが設置される中、この駅は なかなか設置されませんでしたが、狭指向性スピーカーを設置するためだったんですね。

まだ新しいスピーカーが設置されていないのは、和泉府中駅ぐらいでしょうか?
今後も 阪和線のスピーカーに注目していきたいと思います。

※2013年7月22日追記※
7月上旬頃、北信太駅と富木駅に、日根野駅と同じ 横長のスピーカーが設置されました。


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