阪和線の和泉府中駅では、これまで 古い電光掲示板(写真上)が使われ続けてきましたが、運行管理システムの更新に伴って、7月に 新しい電光掲示板(写真下)が設置され、9月中旬頃に 稼働開始しました。
今回は、そんな和泉府中駅の新しい電光掲示板をご紹介。
ホーム南側の階段付近に設置されているものを中心に紹介します。
まずは、1・2番のりばの電光掲示板から。
これまでは、1番のりば・2番のりば それぞれに古い電光掲示板が設置されていましたが、新しい電光掲示板は、1つで1番のりば・2番のりば両方の発車案内を表示します。
表示される文字の色やフォントは、他の駅と同様です。
電光掲示板の下の方に、 「区間快速は 終着駅まで各駅に停車いたします。」 と書かれた貼り紙が付いています。
古い電光掲示板の時は、「区間快速は 終点まで各駅に停まります。」 だったので、ちょっと丁寧な言い回しになったと言えるでしょうか。
接近放送が始まると、このように 電車がまいります 電車がまいります と交互に表示されます。
運行管理システム更新前の古い電光掲示板の時は なかった機能です。
特急列車が通過する時は、列車が通過します 列車が通過します と交互に表示されます。
ホーム北側のエスカレーターの真上に設置された電光掲示板。
こちら側から撮ると明るすぎ、反対側から撮ると逆光と 全然上手く撮れません。
エスカレーターは、新駅舎使用開始当初は右側通行になっていましたが、10月に訪れると 左側通行に変わっていました!
続いては、隣のホーム 3・4番のりばの新しい電光掲示板です。
奥に、稼働を停止した古い電光掲示板が見えます。
「電車がまいります」 表示を撮影。
日中の時間帯は、関空/紀州路快速と区間快速しか発着しないので、普通電車や快速は 朝と夕方以降限定だったりします。
快速電車が223系・225系といった3扉車で運転されるのに対し、普通電車は103系・205系といった4扉車で運転されるので、乗車位置表示は △印ではなく ○印になっています。
※2020年2月2日追記※
2018年3月のダイヤ改正から、阪和線では 全ての普通・快速電車が223系・225系で運転されるようになりました。
(103系は引退。 205系はJR奈良線に転属)
特急はるかの表示も撮影。
朝の時間帯は、京都行きの 「はるか」 が この駅に数本停車します。
特急列車が到着する時は、「列車がまいります」 と表示されます。
ホーム北側のエスカレーターの真上に設置された電光掲示板。
大阪方面へ向かう人が多く、コンコースから利用客が次々と降りてくるので、ゆっくり撮っていられません。
ちなみに、3・4番のりばのエスカレーターは右側通行のままでした。
続いては、コンコースに設置されている電光掲示板を見ていきましょう。
上が運行管理システム更新前、下が更新後の写真です。
更新前は、種別欄と時刻欄、時刻欄と行先欄、行先欄と のりば欄の間があいていましたが、時刻欄と行き先欄が右に詰められ、種別欄と時刻欄の間に 列車名/遅れ欄ができました。
これまでありそうでなかった遅れ表示が、運行管理システムの更新でやっと表示されるようになりました。
関空/紀州路快速の文字の色と字体が変化したほか、「関西空港/和歌山」 が 「関西空港・和歌山」 に、「普通」 「快速」 の文字が左寄せから中央寄せになっています。
のりば欄の数字のフォントの違いにも注目です。
先ほどの写真の英語表示の比較です。
関空/紀州路快速の英語表示が、他の快速電車と同じ 「Rapid」 から「Airport / Kishuji Rapid」 に変わりました。
「Kansai-airport Wakayama」 や 「Izumi-Sunagawa」 の文字も変化しています。
続いては、3・4番のりばの発車案内。
こちらも、更新前と比べ 大きく変化したのが分かりますね。
先ほどの写真の英語表示の比較。
「Tennoji」 「Osaka」 の表示は、文字が左寄せになり、文字と文字の間が詰められた結果、以前よりも すっきりしたように感じます。
更新後、「O」 の上に 「-」 が付かなくなりました。
今度は、関空/紀州路快速 大阪方面 京橋行きと 特急はるか 京都行きの表示の比較。
これまで 「大阪方面 京橋」 の表示は、横幅が 「天王寺」 表示とほぼ同じで 窮屈でしたが、更新後は 文字幅が広がって 見やすくなりました。
特急列車の場合、以前は列車名欄がなかったので 「特急」 としか表示されませんでしたが、更新後は ちゃんと 特急 はるか○号 と表示されるようになりました。
また、更新前の表示を見ると 普通電車の表示が 「普 通」 と 文字の間があいているに対し、特急列車は 「特急」 と 文字間を詰めた表示になっていましたが、更新後は 普通の表示と同様、 「特 急」 と文字間が開いています。
先ほどの写真の英語表示の比較。
「特急」 の英語表示が、小さい字で 「LTD.EXP.」 だったのが、大きく 「Ltd.Exp.」 に変わりました。
「Kyoto」 や 「Kyobashi」 の文字も変化しています。
運行管理システム更新後は、普通電車の先着案内もスクロール表示されるようになりました。
阪和線の快速電車は、8両編成のまま和歌山まで行くものと、途中の日根野駅で後ろ4両を切り離すものが混在しています。
しかし、これまではどちらも 「和歌山行き」 と案内されていたため、表示を見ただけでは切り離し作業の有無が分かりませんでした。
更新後は、後者が 「日根野・和歌山行き」 と案内されるようになり、違いが分かりやすくなっています。
快速 日根野行き、関空/紀州路快速 関西空港・和歌山行き、B快速 日根野・和歌山行きが揃ったベストショットです。(まさかの快速電車3連続)
運行管理システム更新前の写真も撮っておけば良かったなぁ・・・
※2020年2月2日追記※
「B快速」 という種別は、2018年3月のダイヤ改正でなくなりました。
最後は、関空/紀州路快速 大阪方面行き・大阪方面京橋行き、区間快速 天王寺行きが揃ったショット。
日中の時間帯は、関空/紀州路快速 大阪方面行きと区間快速しかない上、朝晩は区間快速の運転がほとんどなく、普通電車や快速も運転されます。
そのため、大阪方面行き・京橋行き・区間快速が揃うのは、おそらくこの時間帯(15時台)だけです。
以上、和泉府中駅の新しい電光掲示板を紹介しました。
★次の記事★
和泉府中駅 ホームの古い電光掲示板が稼働停止! (2013年10月・11月)