※写真は 比叡山坂本駅1番のりばに停車中の普通電車(113系)。
湖西線は、運行管理システムが導入されていないためホームに設置されている電光掲示板の表示が 琵琶湖線やJR京都線と異なっています。
過去記事 「湖西線 ホームの電光掲示板(発車標) 【まとめ】 」 で 湖西線各駅の電光掲示板を紹介していますが、ここでは 大津京駅・唐崎駅・比叡山坂本駅・おごと温泉駅の電光掲示板について、さらに詳しく紹介したいと思います。
大津京駅
この駅には、2段表示の黒い電光掲示板が設置されています。
こちらは、新快速 敦賀行きの表示。
新快速の英語表示は、琵琶湖線やJR京都線で見られる S.Rapid ではなく、S.Rapid Service となっています。
スクロール表示は、「新快速」 ではなく 「新快速電車」 だったり、最後に 「停車駅にご注意ください。」 という文言があるのが特徴的です。
先ほどの電光掲示板を裏側から撮影。
ホームに設置されている電光掲示板といえば、表示が両側から見られるものが一般的ですが、湖西線のものは、一部の駅を除いて このように片側からしか見られません。
大津京駅は、階段が1つのホームに2ヶ所ありますが、電光掲示板は 南側(京都側)の階段前に片面表示のものが設置されているだけで、北側の階段前には設置されていません。
こちらの階段は、幅がかなり狭いですね。
続いては、隣のホーム 3・4番のりばの電光掲示板。
こちらは、新快速 姫路方面 網干行きの表示。
スクロール表示では、「京都・大阪・神戸方面姫路行き」 と案内されています。
続いては、改札口に設置されている電光掲示板をご紹介。
こちらは ホームのものと異なり、3段表示のタイプです。
堅田・近江今津方面行きの発車案内。
近江今津行き・近江舞子行き・敦賀行きの3つが揃ったところを撮影。
2011年春のダイヤ改正前までは、 この駅に 一部の特急サンダーバードが停車していましたが、全列車通過となって以降、列車名欄に列車名が表示されることはなくなりました。
京都・大阪方面行きの発車案内。
英語表示は、「O」 の上に 「-」 が付く行き先(Ōmi-Imazu 、Ōmi-Maiko、Kyōto など) と付かない行き先 (Tsuruga、Himeji、Aboshi など) とで文字のフォントが異なっています。
上の写真、Kyōto の文字が中央寄せになっているのに対し、Himeji の文字が左寄せになっているので、ちょっと変な感じです。
13:23発の普通電車が発車すると、次の電車は13:48発!
湖西線では、普通電車が毎時3本・新快速が毎時1本と少ない上、普通電車の毎時3本のうち1本が近江今津駅発着だったり、新快速との緩急接続や特急列車の通過待ちがあったりする関係で、普通電車のダイヤが等間隔になっていません。
そのため、新快速停車駅であっても 20分以上運転間隔が開く時間帯があるのです。
自動改札機の手前には、「大津京へようこそ!」 と書かれた貼り紙が!
階段の手前にある のりば番号が書かれた 細長い看板を撮影。
他の駅では見かけない 古そうな看板です。
なぜか 1・2番のりば(堅田・近江今津方面行き)の看板が青色、3・4番のりば(京都・大阪方面行き)の看板が緑色になっていました。
唐崎駅
まずは、1番のりば(堅田・近江今津方面行き)の発車案内から。
電光掲示板は、こちらも2段表示のタイプです。
こちらは、2番のりば(京都方面行きのりば)の発車案内。
湖西線の普通電車は、基本的に 全て京都行きであり、JR京都線に直通する電車は、朝の時間帯に2本(土休日は1本)運転されるだけですが、電光掲示板には、「JR京都線 京都・大阪方面」 と書かれています。
改札口には 3段表示の電光掲示板が設置されています。
列車名欄はありませんが、種別欄と時刻欄の間が大きくあいています。
比叡山坂本駅
こちらも2段表示の電光掲示板です。
唐崎駅と同じく、エレベーターの真後ろに電光掲示板が設置されています。
2番のりば(京都方面行きのりば)の電光掲示板。
琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線の電光掲示板では、播州赤穂行きは 行き先欄に 「播州赤穂」 と表示されますが、湖西線の電光掲示板では 写真のように 「姫路方面 播州赤穂」 と表示されます。
こちらは、新快速 姫路方面 網干行きの表示。
スクロール表示では、 「京都・大阪・神戸方面網干行き」 と案内されています。
新快速は 姫路から各駅に停車しますが、姫路~網干駅間に2駅しかないためか、 「姫路から各駅」 ではなく 「姫路・英賀保・はりま勝原です。」 と詳細に案内されていました。
最後の一文は、大津京駅で見られるような 緑色で 「停車駅にご注意ください。」 ではなく、オレンジ色で 「停車駅にご注意下さい。」 でした。
ちなみに、播州赤穂行きの場合は 「京都・大阪・神戸方面」 が付かず、「新快速電車、播州赤穂行きの停車駅は~」 となっています。
改札のところの様子を撮影。
この駅では エレベーターのせいで 有人改札のところの通路が狭くなっているので、通路幅の広い自動改札機は 有人改札から離れたところにあります。
電光掲示板は、改札から かなり離れたところに設置されていますね。
ホームへ上がる階段の手前に設置されている電光掲示板は、大津京駅や唐崎駅と異なり 2段表示のタイプでした。
おごと温泉駅
この駅は、3段表示の電光掲示板が設置されています。
近江舞子行き・堅田行き・近江今津行きの3つが揃ったところを撮影。
黄色の乗車位置の場合、緑色ではなく オレンジ色で表示されます。
(ちなみに、京都駅・山科駅では 黄色の乗車位置も緑色で表示されています)
ちなみに、2012年10月に撮影した時は、黄色○印の乗車位置表示が 黄◎1~6 と二重丸になっていました。
隣のホーム、3・4番のりばの電光掲示板。
Kyōto の文字のフォントが、他の駅と異なっています。
おごと温泉駅の駅名標を撮影。
湖西線の各駅に設置されている駅名標は、琵琶湖線に設置されているものに比べて 一回り小さいです。
続いて、改札のところに設置されている電光掲示板を見ていきます。
まずは、堅田・近江今津方面行きの発車案内。
3段表示タイプの電光掲示板です。
先ほどと時間帯は違いますが、またまた近江今津行き・近江舞子行き・堅田行きの3つが揃いました。
京都方面行きの発車案内。
この駅で特急列車の通過待ちをする電車は、4番のりばに入線します。
先ほどの改札口の 改札外通路を挟んだ向かい側に、エレベーター改札口があります。
車いす対応の自動改札機1台と のりこし精算機のみという 小さな改札口で、2007年3月のエレベーター使用開始に合わせて設けられました。
有人改札のところにも 車いす対応の自動改札機がありますが、あちら側の改札内コンコースにはエレベーターが設置されていないので、利用する人はご注意を。
Part2 の記事では、小野駅・和邇駅・近江高島駅・安曇川駅の電光掲示板を紹介します。
湖西線 ホーム・改札口の電光掲示板(発車標) 【Part2】