
※写真は尼崎駅で撮影。
JR宝塚線の普通電車は、大半がJR京都線へ直通し、そのほとんどが高槻駅や京都駅までの運転となっていますが、京都駅を越えて 湖西線の近江舞子駅まで乗り入れる電車が、休日の夜に1本 設定されています。
※2016年10月24日追記※
2016年3月のダイヤ改正で、JR宝塚線の 「近江舞子行き」 は消滅しました。
この近江舞子行きの電車、JR京都線・神戸線の駅では、ホームの自動放送で 「京都方面 湖西線経由 近江舞子行き」 と案内されますが、ホームに設置されている電光掲示板では、「京都方面」 を入れると窮屈な表示になってしまうからか、 行き先欄には 単に 「近江舞子」 と表示されます。
また、乗車位置欄には 乗車位置表示と 「湖西線経由」 表示が交互に表示されます。
ところが、JR宝塚線は JR京都線・神戸線とは異なる運行管理システムが導入されているため、電光掲示板の表示が一部異なっているのです。
JR宝塚線で見られる近江舞子行きの表示がどうなっているのか気になったので、夜の時間帯に新三田駅へ行って 表示を撮影してきました。
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それでは、見てみましょう。こちらです!

!!!
なんと、「京都方面 近江舞子」 という窮屈な表示になっているではありませんか!
JR宝塚線では JR神戸線と違って 「東西線経由 ○○」 という行き先表示が出るので、もしかしたら近江舞子行きも・・・と期待していたら、本当にそうだったので驚きました。
JR宝塚線から普通電車だけで湖西線へ向かう人がいないためか、乗車位置欄に 「湖西線経由」 という表示は出ず、自動放送も 「湖西線経由」 を省略して 「京都方面 近江舞子行き」 と案内していました。
近江舞子行きは、この駅で大阪方面へ折り返す 新三田駅始発の電車です。
大阪方面行きのホーム(3・4番のりば)ではなく、隣のホーム・2番のりばに到着しました。

先ほどの写真の英語表示。
Omi-Maiko の表示は、JR京都線・神戸線と同じです。


表示が切り替わった後にも撮影しましたが、近江舞子行きの下に表示されたのは 当駅止まりの電車でした。




1・2番のりばの電光掲示板も撮影。
JR宝塚線で運用される207系・321系は全て7両編成ですが、4ドア車の乗車位置(○印)は 8両分整備されており、普通電車の乗車位置は 「○2~8」 となっています。
特急こうのとりは、車両の種類(381系 or 287系)や両数によって乗車位置が異なっています。
写真の 「こうのとり23号」 は 新型車両・287系での運転です。

ついでに 電車側面の行き先表示も撮影。
京都駅・山科駅や湖西線内では見られない 「京都方面 近江舞子」 表示です。

大阪方面へ戻る途中、川西池田駅で一旦降りて 電光掲示板を撮影。
「東西線経由 同志社前」 と 「京都方面 近江舞子」 という 窮屈な表示が揃ったベストショットです。
ここに、阪和線の 「和歌山方面 紀伊田辺」 表示も出てたら完璧だったのになぁ・・・(無理だけど)

撮影した写真の表示部分を拡大してみました。

ちなみに、英語表示は こんな感じになってます。

上は、網干駅で撮影した 京都方面 米原行きの表示です。
JR宝塚線で見られる 「京都方面」 の表示は、一見 JR京都線・神戸線と同じに見えますが、拡大して比較すると、微妙に違っているのが分かりますね。
2013年3月のダイヤ改正までは、JR宝塚線から 琵琶湖線の草津駅まで乗り入れる普通電車もありました。
今思えば、JR宝塚線での 「京都方面 草津」 表示、撮りに行けば良かったです。
(てっきり、JR京都線・神戸線と同じだろうと思ってました)
以上、JR宝塚線で見られる近江舞子行きの表示について紹介しました。
※2020年1月11日追記※
今思えば、もっとカメラのシャッター速度を遅くして撮ればよかったです。
せっかく 「京都方面 近江舞子」 の表示を撮ったのに、写真が暗すぎですよね・・・。
LED1つ1つのドットが識別できるよう、行き先表示を拡大した写真も撮るべきでした。