2015年1月28日に JR西日本が発表したニュースリリース 「特急「サンダーバード」のサービス向上に向けた取り組みについて 」 の中で さらっと書いてありましたが・・・

北陸本線 敦賀~金沢駅間の特急停車駅で、改札口・ホームに発車標を増設するそうですね!


※先月下旬の話題ですが、このブログで取り上げたいと思います。



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※写真は、福井駅1番のりばに設置されている発車標。

2015年2月現在、北陸本線 敦賀~金沢駅間で 改札口とホームの両方に発車標が設置されているのは、福井・小松・金沢の3駅だけ。

敦賀・武生・芦原温泉・加賀温泉の4駅は ホームに発車標がなく、鯖江駅と松任駅に至っては、改札口も含め 発車標が全く設置されていないのです。


特に鯖江駅は 特急 「しらさぎ」 の全列車が停車しており、設置されていないのが不思議なくらいでした。


今回、特急停車駅の設備を充実させる取り組みの一環で、発車標の増設が実施されます。

これにより、北陸本線 敦賀~金沢駅間の全ての特急停車駅で 改札口・ホーム共に 発車標が整備されることになるのです。



そんな 「発車標の増設」 ですが、実施されるのは 2016年度末、つまり 2017年春(3月のダイヤ改正頃)です。

「停車駅の設備の充実」 で他に挙げられている項目は いずれも今年度中に実施されるため、これだけが飛び抜けて遅いのが分かります。

発車標を増設するのに2年もかかるとは思えません。

これだけ時間を要するのは、発車標の増設に合わせて 旅客案内装置そのものを更新するためではないでしょうか?


敦賀・武生・福井・芦原温泉・加賀温泉・小松の6駅は、ホームで流れる自動放送が いずれも北陸本線標準のタイプで、発車標に表示される内容(文字の色やフォント)も同じです。
(金沢駅は放送・発車標共に独自仕様で、放送は昨年11月下旬頃に新しくなりました)


6駅の旅客案内装置(発車標・自動放送)は、2002年に導入された JR京都・神戸線運行管理システムよりも古いので そろそろ更新の時期に入っても おかしくないでしょう。

敦賀駅など 古い発車標が設置されている駅では、発車標の取り替えが行われるかもしれません。


また、発車標が設置されていない鯖江駅と松任駅では、他の特急停車駅と違って、駅自動放送が導入されておらず、列車が到着する時に 接近表示器から電子メロディが鳴るだけになっています。

そのため、発車標の新設に合わせて 駅自動放送が導入される可能性もあります。


発車標を増設するだけでは終わらなさそうな 今回の取り組み。

自動放送が変更されるかも含め、今後が気になるところです。



余談ですが、北陸本線の金沢以東、第三セクターに移管される区間で ホームに発車標が設置されている駅はありません。

富山駅と高岡駅ですら、改札口にしか設置されておらず、それ以外の駅では 発車標が全く設置されていないのです。

全駅は無理でも、せめて魚津や黒部など主要駅に発車標を設置したら良いのに と思いますが、第三セクターの会社に そんな余裕はないかもしれませんね。


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