先日、JR西日本が 公式ホームページで発表した 「JR西日本グループ中期経営計画2017 進捗状況と今後の重点取り組み(アップデート)」 。
前回の記事では、その中の阪和線で新車投入について取り上げましたが、もう1つ、気になることが書いてありました。
『ICOCAエリアのさらなる拡大(加古川線、姫新線、播但線等)
~地域と共に西日本エリアにおけるICネットワーク拡大を検討
(北陸、特急停車駅、近畿エリア周辺への拡大、IC車載器導入の検討等)
ICOCAによるご利用に応じた新たな近距離利用促進サービス導入の検討』
過去記事 「近畿圏のICOCAエリアが拡大!きのくに線・加古川線・播但線・姫新線の一部区間でも利用可能に!」 で書いたとおり、2015年8月から きのくに線の宮前~海南駅間で、2016年3月から 加古川線の日岡~西脇市駅間、播但線の京口~寺前駅間、姫新線の播磨高岡~播磨新宮駅間で ICOCAが使えるようになる予定です。
JR西日本は、この他にも、ICOCA利用可能駅を さらに増やしていくようですね。
まず驚いたのは、北陸エリアでのICOCA導入を検討しているということ。
北陸本線の敦賀~金沢駅間は、将来的に北陸新幹線が敦賀まで延伸されれば、金沢~直江津駅間と同じように 第三セクターに移管されると思われるので、JRが運営する残り短い期間のためだけにICOCAを導入するなんて 考えられないのではないかと思っていました。
富山駅や高岡駅では、あいの風とやま鉄道でICOCAが使えるのに JR西日本の路線(高山線・城端線・氷見線)では使えない という逆転現象が起きているので、その解消にも期待したいところです。
次に注目したのは、特急停車駅でのICOCA導入。
JR東日本では、昨年4月に『Suica一部対応駅 』 が新設され、Suicaエリアに入っていない松本駅や山形駅などでもSuicaが利用できるようになりましたが、JR西日本も これに倣って、『ICOCA一部対応駅』 を新設するのでしょうか?
『特急停車駅』 というのが、北陸エリア(北陸本線・七尾線)を指しているのか、北近畿エリア(山陰本線・福知山線・舞鶴線・播但線)を指しているのか、和歌山エリア(きのくに線)を指しているのか・・・。
「近畿エリア周辺への拡大」 は、これら3つのエリアでのICOCA導入を意味しているような気がします。
IC車載器導入は、おそらく ワンマン運転が行われるローカル線で、駅ではなく 列車の中にIC改札機を設置するというものでしょう。
このような路線では 運賃を車内で支払うので、その方が実態に合っていますし、各駅にIC改札機を設置するより安く済みます。
この導入を機に、ローカル線でのICOCA導入が一気に加速するかもしれません。
「ICOCAによる利用に応じた新たな近距離利用促進サービス導入」 も気になりますね。
関西では 利便性よりも安さを選ぶ傾向があり、少しでも安く行こうと、昼特きっぷや 金券ショップで回数券のバラ売りを買う人が多いのですが、ICOCAは 乗車時の割引が全くないため、定期券以外での利用が伸び悩んでいるようです。
今回の新たなサービスの導入で、ICOCAの利用率アップを図るのでしょう。
2008年3月に おおさか東線 久宝寺~放出駅間が開業して以降、JR西日本は 他社のカードとの相互利用や 他社とのICOCA連絡定期券発売、JR四国の一部路線でのICOCA導入などを行ってきましたが、自社の路線のICOCAエリア拡大については全く動きがなく、余りにも消極的すぎると思ってました。
今回挙げられている 「北陸、特急停車駅、近畿エリア周辺への拡大」 のほか、ICOCAの山口エリア・山陰エリア新設や 岡山・福山エリア、広島エリアの拡大(宇野駅・津山駅・新見駅・府中駅・三次駅でのICOCA導入)などなど、ICOCAエリアの さらなる拡大を積極的に進めてほしいところです。
※2016年2月18日追記※
北陸本線 金沢~大聖寺駅間と 城端線の新高岡駅に ICOCAを導入すると発表されました。
詳しくは、別記事 「【JR西日本】 北陸エリアにICOCAを導入へ!金沢地区と新高岡駅で2017年4月末に実施! 」 をご覧ください。
前回の記事では、その中の阪和線で新車投入について取り上げましたが、もう1つ、気になることが書いてありました。
『ICOCAエリアのさらなる拡大(加古川線、姫新線、播但線等)
~地域と共に西日本エリアにおけるICネットワーク拡大を検討
(北陸、特急停車駅、近畿エリア周辺への拡大、IC車載器導入の検討等)
ICOCAによるご利用に応じた新たな近距離利用促進サービス導入の検討』
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過去記事 「近畿圏のICOCAエリアが拡大!きのくに線・加古川線・播但線・姫新線の一部区間でも利用可能に!」 で書いたとおり、2015年8月から きのくに線の宮前~海南駅間で、2016年3月から 加古川線の日岡~西脇市駅間、播但線の京口~寺前駅間、姫新線の播磨高岡~播磨新宮駅間で ICOCAが使えるようになる予定です。
JR西日本は、この他にも、ICOCA利用可能駅を さらに増やしていくようですね。
まず驚いたのは、北陸エリアでのICOCA導入を検討しているということ。
北陸本線の敦賀~金沢駅間は、将来的に北陸新幹線が敦賀まで延伸されれば、金沢~直江津駅間と同じように 第三セクターに移管されると思われるので、JRが運営する残り短い期間のためだけにICOCAを導入するなんて 考えられないのではないかと思っていました。
富山駅や高岡駅では、あいの風とやま鉄道でICOCAが使えるのに JR西日本の路線(高山線・城端線・氷見線)では使えない という逆転現象が起きているので、その解消にも期待したいところです。
次に注目したのは、特急停車駅でのICOCA導入。
JR東日本では、昨年4月に『Suica一部対応駅 』 が新設され、Suicaエリアに入っていない松本駅や山形駅などでもSuicaが利用できるようになりましたが、JR西日本も これに倣って、『ICOCA一部対応駅』 を新設するのでしょうか?
『特急停車駅』 というのが、北陸エリア(北陸本線・七尾線)を指しているのか、北近畿エリア(山陰本線・福知山線・舞鶴線・播但線)を指しているのか、和歌山エリア(きのくに線)を指しているのか・・・。
「近畿エリア周辺への拡大」 は、これら3つのエリアでのICOCA導入を意味しているような気がします。
IC車載器導入は、おそらく ワンマン運転が行われるローカル線で、駅ではなく 列車の中にIC改札機を設置するというものでしょう。
このような路線では 運賃を車内で支払うので、その方が実態に合っていますし、各駅にIC改札機を設置するより安く済みます。
この導入を機に、ローカル線でのICOCA導入が一気に加速するかもしれません。
「ICOCAによる利用に応じた新たな近距離利用促進サービス導入」 も気になりますね。
関西では 利便性よりも安さを選ぶ傾向があり、少しでも安く行こうと、昼特きっぷや 金券ショップで回数券のバラ売りを買う人が多いのですが、ICOCAは 乗車時の割引が全くないため、定期券以外での利用が伸び悩んでいるようです。
今回の新たなサービスの導入で、ICOCAの利用率アップを図るのでしょう。
2008年3月に おおさか東線 久宝寺~放出駅間が開業して以降、JR西日本は 他社のカードとの相互利用や 他社とのICOCA連絡定期券発売、JR四国の一部路線でのICOCA導入などを行ってきましたが、自社の路線のICOCAエリア拡大については全く動きがなく、余りにも消極的すぎると思ってました。
今回挙げられている 「北陸、特急停車駅、近畿エリア周辺への拡大」 のほか、ICOCAの山口エリア・山陰エリア新設や 岡山・福山エリア、広島エリアの拡大(宇野駅・津山駅・新見駅・府中駅・三次駅でのICOCA導入)などなど、ICOCAエリアの さらなる拡大を積極的に進めてほしいところです。
※2016年2月18日追記※
北陸本線 金沢~大聖寺駅間と 城端線の新高岡駅に ICOCAを導入すると発表されました。
詳しくは、別記事 「【JR西日本】 北陸エリアにICOCAを導入へ!金沢地区と新高岡駅で2017年4月末に実施! 」 をご覧ください。