2015年5月9日(土)、南海電鉄 難波駅付近で 不発弾の撤去・処理作業が行われ、安全確保のため、朝7時30分頃から撤去作業終了まで、南海線の難波~住ノ江駅間、高野線の難波~堺東駅間が運休となりました。
それに伴い、阪和線では、朝の時間帯に 鳳発 JR難波行きの臨時快速が3本運転されました。
(鳳7:30発、8:12発、8:48発)
阪和線でJR難波行きの電車が運転されるのは、2008年春のダイヤ改正で JR難波発着の関空快速が廃止されて以来のことです。
今回、そんなJR難波行きの臨時快速を見ようと、朝5時半の電車に乗って 鳳駅へ向かいました。
このブログで紹介したいと思います。
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鳳駅に降り立ち、さっそく改札口へ行ってみると・・・
おおお~!!!
発車標に JR難波行きの表示が出ていました!
本日2本目の臨時快速です。
阪和線では 2013年9月に運行管理システムが更新され、発車標の表示が変更されましたが、変更後の 「JR難波」 表示が出るのは、今回が初めてです。
英語表示は こんな感じ。
大阪環状線や大和路線と異なり、「JR」 と 「Namba」 の間に 「-」(ハイフン)が付いていません。
比較用として、大阪環状線・大和路線の 「JR難波行き」 表示の写真を貼っておきます。
(写真は 天王寺駅17・18番のりばで撮影)
大阪環状線と大和路線は、大阪環状・大和路線運行管理システムという、阪和線とは別の運行管理システムが導入されているため、表示も異なっているのです。
比較しやすいように、撮影した写真の表示部分を拡大してみました。
上が環状線・大和路線(天王寺駅)、下が阪和線(鳳駅)です。
阪和線の 「JR難波」 表示は、環状線・大和路線と比べ、JとRの間、Rと難の間が それぞれ詰められています。
他にも 線の長さなど、いろいろな箇所が違っているのが分かりますね。
英語表示の比較です。
阪和線の表示は、環状線・大和路線に比べ 文字幅が少し広くなっています。
ついでに、大阪方面 京橋行きの表示も拡大して比較しておきましょう。
阪和線の表示は、環状線・大和路線に比べ、「大阪」 の文字が大きく、「京橋」 の文字が小さいです。
そのためか、阪和線の 「橋」 の文字は、形が少し崩れて ごちゃごちゃしています。
英語表示の比較です。
阪和線の表示は、「o」 の上に 「-」 が付いていません。
環状線・大和路線は、全体的に左に詰めた表示になっているのに対し、阪和線は 行き先欄の幅いっぱいを使って表示されています。
関西空港・和歌山方面の発車案内には、阪和線独自の種別 「B快速」 が表示されていました。
天王寺~熊取駅間は快速運転を行い、熊取~和歌山駅間の各駅に停車する電車です。
ホームへ行き、本日2本目の臨時快速を撮影。 223系0番台でした。
LEDが劣化しているのか、行き先表示が少し見にくいのが残念。
車両側面の方向幕と行き先表示を撮影。
方向幕は、ラインカラーや路線記号が付いていないものでした。
先ほどの電車が発車した後、しばらく待っていると、本日3本目の臨時快速が到着。
225系のJR難波行きが運転されるのは、この日が初めてです。
電車正面の方向幕と行き先表示を拡大して撮影。
こちらも、ラインカラーや路線記号は ありませんでした。
ホームに設置されている発車標を撮影。
関空/紀州路快速と紀州路快速の間に 臨時快速が入り、3段全てが快速電車で占められました。
臨時快速は 関空/紀州路快速の1分後に発車することになっていましたが、羽衣線からの接続待ちを行ったため、少し遅れて発車しました。
ちなみに、運行管理システムの更新で ホームで流れる自動放送も新しくなりましたが、この日は、JR難波行きの新しい自動放送(男声:村山明さん、女声:よしいけいこさん)を聞くことができました。
村山・よしいペアの自動放送は、大阪環状・大和路線運行管理システム導入前(2009年9月以前)の天王寺駅 環状線・大和路線ホームでも使われており、JR難波行きの放送が流れるのは、その時以来となります。
羽衣線では、南海線運転休止に伴う輸送力増強のため、午前7時台から11時台まで、臨時ダイヤで運転されました。
羽衣線は1編成しか入線できないので、毎時4本→5本にするのが精一杯。
南海線から大阪市内へ向かう利用客が 短い3両編成の羽衣線に集中し、大混雑していました。
ちなみに、不発弾の撤去・処理作業は 思ったよりも早く終わり、南海線は10時から運転を再開。
11時台の羽衣線は、いつも以上にガラガラだったでしょうね。
最後に、103系を撮影。
過去記事 「阪和線に新型車両導入!103系を置き換えへ! 」 で書いたとおり、阪和線では 2016年度~2017年度にかけて 新車が122両投入される予定です。
それに伴って、103系は 阪和線から姿を消すことになるでしょう。
以上、JR難波駅で撮影した臨時快速 「JR難波行き」 を紹介しました。