阪急京都線 崇禅寺駅付近~上新庄駅付近と、千里線 柴島駅付近~吹田駅付近では、淡路駅における京都線・千里線の平面交差の解消と、17ヶ所の踏切の除去などを目的として、2015年現在、高架化工事が行われています。

前回の記事 「阪急淡路駅 高架化工事(2015年10月) 」 で 淡路駅の工事の様子を少し紹介しましたが、2017年に高架切替するはずなのに、梅田側で全然高架が建設されていなかったりと、思ったほど工事が進んでいなかったんですよね。

そこで 気になって 後で調べてみたところ、大阪市が10月13日に重大発表をしていました。

なんと、今回行われている 阪急京都線・千里線 連続立体交差事業の事業期間を見直すというのです!


【大阪市ホームページ】
阪急電鉄京都線・千里線連続立体交差事業の事業期間の見直しについて



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以下、大阪市ホームページからの引用です。

本事業及び付属街路整備事業について、平成9年1月24日付けで事業認可を取得し 事業を進めて参りましたが、事業用地の取得に遅れが生じているため、阪急電鉄株式会社と事業期間について見直しを行った結果、事業期間を7年延伸せざるを得ない状況 となっております。

このため、高架切替が 平成29年度末から平成36年度末へ延伸となり、全体完成が 平成32年度末から平成39年度末となる見込みとなりました。

市民の皆さまには、大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。

今後、事業期間の変更に必要な手続きを進めるとともに、早期の事業完成に努めてまいります。


要するに、高架切替が 2017年度末→2024年度末(おそらく 2025年春)に、全体完成が 2020年度末→2027年度末(おそらく 2028年春)にそれぞれ延期される というのです。


そ・・・そんな・・・。(´д`lll)

2027年って、リニア中央新幹線が 品川~名古屋駅間で開業する頃じゃないですか!


あと2・3年で 阪急淡路駅が高架駅になり、5年後には 駅前広場など周辺の整備が完了。

2019年春の おおさか東線・JR淡路駅開業も合わさって、阪急淡路駅周辺が 一気に生まれ変わると思って期待していたのに、高架切替だけで あと10年かかる って・・・

ばかやろう!!!!!
そんなに待てないよ!!!


1、2年ならとにかく、7年は いくらなんでも延びすぎでしょう!

JR淡路駅の開業ですら 待ち遠しくて仕方ないのに、高架切替は JR淡路駅開業の6年後、全体完成は9年後だなんて 遅すぎます!

阪急淡路駅周辺の 工事でごちゃごちゃした状態が、今後10年以上続くんですね。

本当に 気が遠くなりそうです。

「早期の事業完成に努めてまいります。」 って、もう全然早期じゃないですから!


まあでも、ここは 大阪市や阪急を責めてはいけませんね。 苦渋の判断だったでしょうし。

こんなことになってしまったのは、事業用地の取得に遅れを生じさせている元凶、要は 立ち退きを頑なに拒んでいる人たちのせいです。

あと数年で完了すると思っていた 阪急淡路駅の高架化&駅周辺の整備が ここに来て 一気に遠のいてしまうとは、思いもしませんでした。

何だか急に 遠い未来の話になってしまったようで、非常にショックですね・・・。



余談ですが、「平成30年」 とか 「平成40年」 という言い方は、個人的に あまり好きではないです。

天皇陛下が その時まで長生きされると良いのですが、今から5年後、10年後、元号が 「平成」 であるとは限りません。

80年代の人が 2000年(平成12年)を 「昭和75年」 と言うようなものです。

未来のことに対して元号を使うと、後々おかしなことになるかもしれないので、普通に西暦を使った方が良いのではないかと思いました。

※2020年1月29日追記※
2019年5月から、元号が 「令和」 になりました。
したがって、平成36年は 「令和6年」、平成39年は 「令和9年」 となります。



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