2013年3月23日、交通系ICカードの全国相互利用サービスが開始されました。

北海道では JR北海道がKitacaを導入しており、Suica、PASMO、ICOCA、PiTaPa、TOICA、manaca、SUGOCA、はやかけん、nimoca といった 他の地域のICカードでも Kitacaエリアの路線を利用できるようになっています。
(以下、 「ICカード」 と言えば これら10種類の全国相互利用カードのことを指します)

しかし、北海道では Kitacaが札幌・函館近郊の路線にしか導入されていないため、
室蘭・稚内・北見・網走・帯広・釧路・根室など、北海道の大部分でICカードが使えません。

そこで今回、北海道でICカードが使える路線・使えない路線をまとめてみました。
※新幹線については、別記事 「新幹線でSuica・ICOCAなどのICカードが使える路線・使えない路線 【まとめ】 」 をご覧ください。


最新更新日 2025年2月19日


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【Suica・PASMOのオートチャージについて】

北海道では、ICカードが使えるエリアであっても、Suica・PASMOのオートチャージは行われません。

オートチャージが可能なエリアは、Suicaエリア(JR東日本など)と、PASMOエリア(首都圏の私鉄・地下鉄)のみです。


JR北海道 Kitacaエリア(2024年春~)


ICカードが使える鉄道路線

函館本線 小樽~札幌~旭川駅間、函館~新函館北斗駅間
千歳線・室蘭本線 札幌~白石~苫小牧駅間、南千歳~新千歳空港駅間
学園都市線(札沼線) 札幌~桑園~北海道医療大学駅間

※2024年3月16日から、函館本線の岩見沢~旭川駅間と函館~新函館北斗駅間でICカードが使えるようになりました。

※函館エリアの駅(函館~新函館北斗)と札幌・旭川エリアの駅を跨がって ICカードを使うことはできません。
(例:新函館北斗駅からICカードで入場した場合、札幌駅でICカードで出場できません)



札幌市営地下鉄
札幌市電

※札幌市営地下鉄・札幌市電のSAPICA(サピカ)エリアでも 全国相互利用カードが利用可能。
ただし、SAPICAを他のICカードのエリア(JR北海道など)で使うことはできません。


函館市電
※函館市電では、2017年3月25日に 「ICAS nimoca(イカすニモカ)」 を導入し、nimocaのほか、Kitaca・Suica・PASMO・ICOCAなどのICカードも使えるようになりました。



ICカードが使えない鉄道路線

函館本線 小樽~長万部~新函館北斗駅間
室蘭本線 ※苫小牧駅・沼ノ端駅・岩見沢駅はICカード利用可能
根室本線
石勝線
石北本線
留萌本線
宗谷本線
日高本線

釧網本線
富良野線


道南いさりび鉄道(旧・江差線 五稜郭~木古内駅間)


【追分駅を経由する移動について】

室蘭本線 沼ノ端(千歳線との接続駅)~岩見沢駅間では、両端の沼ノ端駅・岩見沢駅を除いて、ICカードが使えません。
また、石勝線ではICカードが使えません。
沼ノ端駅~岩見沢駅間を 千歳線 白石駅経由ではなく、室蘭本線 追分駅経由で移動する場合は、乗車する駅で切符を購入してください。
石巻線 小牛田~石巻駅間 のような特例はありません)

追分駅経由(2024年春~)


※ICカードが使えないJRの駅について もっと具体的に知りたい方は、サブブログ 「JRの駅でICカードが使えるか使えないか分かるブログ 」をご覧ください。


【ICカードが使えない鉄道路線(地方別)】
東北地方
関東(首都圏)
新潟県
長野県・山梨県
東海地方(岐阜・愛知・三重・静岡)
北陸(富山・石川・福井)
関西
中国・四国地方
九州・沖縄

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