可部線では 2003年に可部~三段峡駅間(非電化区間)が廃止されていますが、後に この廃線跡を活用して、可部駅の西隣・河戸(こうど)駅の400m先までの1.6kmを電化延伸することが決定しました。
廃止されたJRの路線が復活するのは全国で初めてのことです。(河戸駅自体は復活しません)
当初は 2015年春の開業を目指していましたが、踏切に関する調整と 終着駅の建設予定地取得に時間がかかったため 2年遅れ、来年(2017年)春に開業する予定です。
今回の延伸区間には、中間駅(仮称:新可部駅)と終着駅(仮称:新河戸駅)の2つが設置されます。
これらの新駅の駅名が いつ発表されるのか、どんな駅名になるのか 気になっていましたが、2016年7月8日、JR西日本から 新駅の駅名について発表がありました。
このブログで さっそく取り上げたいと思います。
【JR西日本ニュースリリース】
可部線および山陽線新駅の駅名決定について
<中間駅> 仮称:新可部駅
河戸帆待川(こうどほまちがわ)駅
<終着駅> 仮称:新河戸駅
あき亀山駅
今年春に開業したJR神戸線の新駅(摩耶駅・東姫路駅)の駅名が発表されたのが 昨年の10月だったので、可部線の新駅の駅名発表は てっきり10月に入ってからだと思っていたのですが、3ヶ月も早くて驚きました。
(摩耶駅・東姫路駅の駅名発表が遅すぎただけ?)
まずは中間駅から。
仮称は 「新可部駅」 でしたが、自分は この駅名にはならないだろうと思っていました。
自分が予想していたのは 「西可部駅」 や 「安佐北駅」(近くに 広島市 安佐北区役所があるため)でしたが、発表されたのは 河戸帆待川という 予想外に長い駅名でした。
漢字5文字の駅名になるとは、思いもしなかったです。
「河戸」 の名前を、仮称:新河戸駅ではなく、仮称:新可部駅の方に付けたことも意外でした。
「帆待川」 は、駅の近くを流れる川のこと。
TSSみんなのテレビ の報道によると、その昔、周辺が海だった頃、神武天皇が船でさかのぼったと言い伝えられていて、地元からも要望があった名前なんだとか。
良いとは思いますが、名前が長すぎて 今のところ あまり しっくり来ないですね。
そして次は、終着駅です。
仮称は 「新河戸駅」。
新しい河戸駅ということで、可部線の終着駅に一番ふさわしい名前だと思います。
しかし、駅周辺に 「河戸」 という地名はなく、 亀山南1丁目、亀山南2丁目、亀山南3丁目、亀山1丁目、亀山2丁目・・・と、見事に亀山だらけなんですよね。
駅の近くには、亀山南小学校 や 亀山中学校 もあります。
そのため、「亀山」 を使った駅名になるかもしれないと思いました。
一番シンプルな 「亀山駅」 は 三重県亀山市の中心駅として 既に存在しています。
それなら、旧国名の 「安芸」 をつけて、「安芸亀山駅」 ならどうか、と思ったんですが、安芸亀山駅は 終着駅から5km以上離れた全く別の場所に かつて存在していたんですよね。
終着駅が河戸~今井田駅間に設置されるのに対し、安芸亀山駅があったのは 今井田~毛木駅間です。
「安芸亀山」 という駅名にすれば、可部線が旧・安芸亀山駅まで復活したと勘違いする利用客が出るかもしれません。
「新亀山駅」 や 「亀山南駅」 でも 三重県の亀山を連想しますし、安佐北区の「安佐」 を付けて 「安佐亀山駅」 にすると 「安芸亀山」 と似ていて紛らわしいです。
「河戸亀山駅」 も 個人的にはイマイチかなぁと思います。
果たしてどんな駅名になるのか、非常に気になっていたのですが、まさかの あき亀山!!!Σ(゚д゚;)
なるほど・・・その手がありましたか!
山陽線の 「はりま勝原駅」 のように、旧国名を平仮名にすれば、旧・安芸亀山駅と 一応区別することはできるでしょう。
ですが、この駅名を初めて見た時 思いました。
ダ・・・ダサい・・・。(´д`lll)
これが、可部駅に代わる 可部線の新たな終着駅になるなんて、正直ショックですね。
駅や電車の行き先表示に 「あき亀山」 の文字が出る・・・
違和感が もの凄いことになりそうです。
「安芸」 を平仮名にした理由が 旧・安芸亀山駅との区別のためというのであれば、そもそも、可部線の廃止区間に 「安芸亀山」 という名前の駅が存在していたことが 変な名前の終着駅誕生につながってしまったと思います。
ウィキペディア によると、旧・安芸亀山駅の駅名の由来は、開業当時の駅所在地の村名(広島県安佐郡亀山村)からだそうですが、駅があった場所の現在の地名は 広島市安佐北区可部町勝木(かつぎ)です。
山に囲まれた小さな無人駅の旧・安芸亀山駅よりも、周辺の地名が 「亀山」 だらけで 住宅地が広がっている終着駅の方が 「安芸亀山」 を名乗るのにふさわしいと思いますね。
JR西日本としては あき竹城さんみたいな名前の終着駅ということで 話題性を狙ったというのもあるかもしれませんが、個人的に、終着駅の駅名は 仮称の 「新河戸駅」 のままの方が断然良かったです。
また、今回のニュースリリースでは、同じく来年春に開業する 山陽線 西条~八本松駅間の新駅の駅名も発表されました。
仮称と同じ 寺家(じけ)駅 です。
やっぱり駅名は、シンプルなのが一番良いですね!
西条駅の西隣の駅なので 「西西条(にしさいじょう)」 という駅名になる可能性もあったわけですが、採用されなくて良かったです。
以上、可部線の延伸区間と山陽線の新駅の駅名について書きました。
余談ですが、可部線の現在の終着駅である可部駅では、今回の延伸開業に向けて 改良工事が行われています。
あき亀山側が行き止まりになっている 現在の1・2番のりばは廃止され、残った3番のりばが広島方面ホームとなり、その隣に あき亀山方面ホームが新設される予定です。
(おそらく、延伸開業後は 3番のりばが1番のりばに改番され、あき亀山方面ホームが2番のりばになるのではないかと思います)
これにより、「可部行き」 の電車が全て 「あき亀山行き」 に延長されるほか、可部駅の改札が 広島方面ホームと あき亀山方面ホームとで分離されることになります。
(山陽線の天神川駅や新白島駅と同様)
廃止されたJRの路線が復活するのは全国で初めてのことです。(河戸駅自体は復活しません)
当初は 2015年春の開業を目指していましたが、踏切に関する調整と 終着駅の建設予定地取得に時間がかかったため 2年遅れ、来年(2017年)春に開業する予定です。
今回の延伸区間には、中間駅(仮称:新可部駅)と終着駅(仮称:新河戸駅)の2つが設置されます。
これらの新駅の駅名が いつ発表されるのか、どんな駅名になるのか 気になっていましたが、2016年7月8日、JR西日本から 新駅の駅名について発表がありました。
このブログで さっそく取り上げたいと思います。
【JR西日本ニュースリリース】
可部線および山陽線新駅の駅名決定について
<中間駅> 仮称:新可部駅
河戸帆待川(こうどほまちがわ)駅
<終着駅> 仮称:新河戸駅
あき亀山駅
今年春に開業したJR神戸線の新駅(摩耶駅・東姫路駅)の駅名が発表されたのが 昨年の10月だったので、可部線の新駅の駅名発表は てっきり10月に入ってからだと思っていたのですが、3ヶ月も早くて驚きました。
(摩耶駅・東姫路駅の駅名発表が遅すぎただけ?)
まずは中間駅から。
仮称は 「新可部駅」 でしたが、自分は この駅名にはならないだろうと思っていました。
自分が予想していたのは 「西可部駅」 や 「安佐北駅」(近くに 広島市 安佐北区役所があるため)でしたが、発表されたのは 河戸帆待川という 予想外に長い駅名でした。
漢字5文字の駅名になるとは、思いもしなかったです。
「河戸」 の名前を、仮称:新河戸駅ではなく、仮称:新可部駅の方に付けたことも意外でした。
「帆待川」 は、駅の近くを流れる川のこと。
TSSみんなのテレビ の報道によると、その昔、周辺が海だった頃、神武天皇が船でさかのぼったと言い伝えられていて、地元からも要望があった名前なんだとか。
良いとは思いますが、名前が長すぎて 今のところ あまり しっくり来ないですね。
そして次は、終着駅です。
仮称は 「新河戸駅」。
新しい河戸駅ということで、可部線の終着駅に一番ふさわしい名前だと思います。
しかし、駅周辺に 「河戸」 という地名はなく、 亀山南1丁目、亀山南2丁目、亀山南3丁目、亀山1丁目、亀山2丁目・・・と、見事に亀山だらけなんですよね。
駅の近くには、亀山南小学校 や 亀山中学校 もあります。
そのため、「亀山」 を使った駅名になるかもしれないと思いました。
一番シンプルな 「亀山駅」 は 三重県亀山市の中心駅として 既に存在しています。
それなら、旧国名の 「安芸」 をつけて、「安芸亀山駅」 ならどうか、と思ったんですが、安芸亀山駅は 終着駅から5km以上離れた全く別の場所に かつて存在していたんですよね。
終着駅が河戸~今井田駅間に設置されるのに対し、安芸亀山駅があったのは 今井田~毛木駅間です。
「安芸亀山」 という駅名にすれば、可部線が旧・安芸亀山駅まで復活したと勘違いする利用客が出るかもしれません。
「新亀山駅」 や 「亀山南駅」 でも 三重県の亀山を連想しますし、安佐北区の「安佐」 を付けて 「安佐亀山駅」 にすると 「安芸亀山」 と似ていて紛らわしいです。
「河戸亀山駅」 も 個人的にはイマイチかなぁと思います。
果たしてどんな駅名になるのか、非常に気になっていたのですが、まさかの あき亀山!!!Σ(゚д゚;)
なるほど・・・その手がありましたか!
山陽線の 「はりま勝原駅」 のように、旧国名を平仮名にすれば、旧・安芸亀山駅と 一応区別することはできるでしょう。
ですが、この駅名を初めて見た時 思いました。
ダ・・・ダサい・・・。(´д`lll)
これが、可部駅に代わる 可部線の新たな終着駅になるなんて、正直ショックですね。
駅や電車の行き先表示に 「あき亀山」 の文字が出る・・・
違和感が もの凄いことになりそうです。
「安芸」 を平仮名にした理由が 旧・安芸亀山駅との区別のためというのであれば、そもそも、可部線の廃止区間に 「安芸亀山」 という名前の駅が存在していたことが 変な名前の終着駅誕生につながってしまったと思います。
ウィキペディア によると、旧・安芸亀山駅の駅名の由来は、開業当時の駅所在地の村名(広島県安佐郡亀山村)からだそうですが、駅があった場所の現在の地名は 広島市安佐北区可部町勝木(かつぎ)です。
山に囲まれた小さな無人駅の旧・安芸亀山駅よりも、周辺の地名が 「亀山」 だらけで 住宅地が広がっている終着駅の方が 「安芸亀山」 を名乗るのにふさわしいと思いますね。
JR西日本としては あき竹城さんみたいな名前の終着駅ということで 話題性を狙ったというのもあるかもしれませんが、個人的に、終着駅の駅名は 仮称の 「新河戸駅」 のままの方が断然良かったです。
また、今回のニュースリリースでは、同じく来年春に開業する 山陽線 西条~八本松駅間の新駅の駅名も発表されました。
仮称と同じ 寺家(じけ)駅 です。
やっぱり駅名は、シンプルなのが一番良いですね!
西条駅の西隣の駅なので 「西西条(にしさいじょう)」 という駅名になる可能性もあったわけですが、採用されなくて良かったです。
以上、可部線の延伸区間と山陽線の新駅の駅名について書きました。
余談ですが、可部線の現在の終着駅である可部駅では、今回の延伸開業に向けて 改良工事が行われています。
あき亀山側が行き止まりになっている 現在の1・2番のりばは廃止され、残った3番のりばが広島方面ホームとなり、その隣に あき亀山方面ホームが新設される予定です。
(おそらく、延伸開業後は 3番のりばが1番のりばに改番され、あき亀山方面ホームが2番のりばになるのではないかと思います)
これにより、「可部行き」 の電車が全て 「あき亀山行き」 に延長されるほか、可部駅の改札が 広島方面ホームと あき亀山方面ホームとで分離されることになります。
(山陽線の天神川駅や新白島駅と同様)