※写真は 和歌山駅 8番のりばに停車中の普通 和歌山市行き(105系)。
JR西日本は、2008年に おおさか東線の久宝寺~放出駅間が開業した後、7年以上に渡って 自社管内でのICOCAエリア拡大を全く行っていませんでしたが、2015年8月30日の きのくに線 和歌山から先(宮前~海南駅間)へのICOCA導入を皮切りに、加古川線・播但線・姫新線の一部区間、きのくに線 海南から先の特急 「くろしお」 停車駅、山陰本線 出雲市~伯耆大山駅間、伯備線の根雨・生山・新見の3駅に導入(山陰初のICOCA導入)、さらに来年(2018年)は 草津線 貴生川~柘植駅間と、北陸本線の福井県区間(新疋田~牛ノ谷)に導入する予定と、最近は ICOCAエリアの拡大に積極的になっています。
北陸本線の石川県区間(大聖寺~金沢)と城端線の新高岡駅へのICOCA導入(2017年4月15日)が間近に迫る中、2017年4月10日、JR西日本は公式ホームページで ICOCAエリアの更なる拡大について発表しました。
【JR西日本 ニュースリリース】
お待たせしました! 紀勢線(和歌山~和歌山市駅)でICカード乗車券が利用できるようになります!
※ICOCAエリアでは、ICOCAの他、Suica・PASMO・PiTaPa・Kitaca・TOICA・manaca・SUGOCA・nimoca・はやかけん といった全国相互利用カードが利用可能です。
(以下、「ICカード」 と言えば これらのカードのことを指します)
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今回新たにICOCAが導入されるのは、紀勢線 和歌山~和歌山市駅間。(紀和・和歌山市の2駅)。
サービス開始時期は 2017年7月 の予定。 つまり3ヶ月後です。
これに合わせて、和歌山市駅を接続駅とする 南海とのIC連絡定期券が新たに発売されます。
和歌山県内でのICOCAエリア拡大第3弾は、紀勢線 和歌山~和歌山市駅間ですか!
JRの和歌山駅も 南海の和歌山市駅もICカードが使えるのに、この2駅を結ぶ区間でICカードが使えないのはおかしいと以前から思っていました。
ICOCA導入が決まったのは喜ばしいことですが、正直 もっと早くに導入できなかったのか・・・という思いの方が強いです。
JR西日本と南海の連絡定期券が発売開始されたのは2014年3月14日なので、せめてその時に導入してほしかったですね。
今回のニュースリリースの最後には、こんなことが書いてありました。
南海で推進している 「和歌山市駅活性化計画(第1期)」 の 「駅施設」 の工事が2017年7月に終了し、開業します。
この 「和歌山市駅活性化企画」。
2017年度から始まる第2期工事で 駅ビル「南海和歌山ビル」 が解体・撤去され、跡地には市民図書館や商業施設などが建設されます。 完成は2020年度の予定です。
南海和歌山ビルの解体に伴い、現在その2階にある改札口が1階に移されるとのこと。
紀勢線 和歌山~和歌山市駅間へのICOCA導入は、それに合わせて行われるようですね。
南海とJRの改札口が分離されるのかや、中間改札が残るかどうかも気になります。
個人的に、 紀勢線 和歌山~和歌山市駅間に愛称をつけてほしいと思うんですよね。
「きのくに線」 の愛称がついた紀勢線 和歌山駅以南とは もはや別路線ですし、「紀勢線 和歌山~和歌山市駅間」 とか「紀勢線(和歌山市方面)」 と書くのは長ったらしいので、この区間を指す愛称があればいいのにと以前から思っています。
とはいっても、「紀和線」 ぐらいしか思いつきませんが。
※2017年6月12日追記※
紀勢線 和歌山~和歌山市駅間へのICOCA導入日が7月15日(土)と発表されました。
同じ日、和歌山市駅では改札口が2階から1階に移設され、JRと南海の改札が分離されます。
詳しくは、別記事 「紀勢線 和歌山~和歌山市駅間、2017年7月15日(土)からICカードが利用可能に!和歌山市駅ではJRと南海の改札が分離!」 をご覧ください。