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※ICOCAのマスコットキャラクター 「カモノハシのイコちゃん」。


JR西日本のICOCA、JR東日本のSuica をはじめ、PASMO、PiTaPa、Kitaca、TOICA、manaca、SUGOCA、はやかけん、nimoca といった全国相互利用カード
(以下、「ICカード」 と言えば、これら10種類のカードのことを指します)


券売機に並んで切符を買うことなく、タッチするだけで改札を通れるので、電車での移動には欠かせないという方も多いと思います。

しかし、北陸地方(福井県・石川県・富山県)では、2015年3月26日に あいの風とやま鉄道がICOCAを導入するまで、ICOCAやSuicaなどのICカードが使える駅が1つもありませんでした。

その後、徐々にICカードの利用可能エリアが拡大していきましたが、ローカル線を中心に、ICカードの使えない鉄道路線は まだまだ多いのが現状です。

そこで今回、北陸地方でICカードが使えない鉄道路線を 都道府県別にまとめてみました。


※新幹線については、別記事 「
新幹線でSuica・ICOCAなどのICカードが使える路線・使えない路線 【まとめ】 」 をご覧ください。

※新潟県でICカードが使えない鉄道路線については、別記事 「新潟県でSuica・PASMOなどのICカードが使えない鉄道路線 【まとめ】 」 をご覧ください。

最新更新日:2024年10月27日
※2024年9月28日から、万葉線でICカードが使えるようになりました。
※2024年10月11日から、福井鉄道と えちぜん鉄道でICカードが使えるようになりました。


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2024年3月16日以降の利用可能エリアについて

2024年3月16日のダイヤ改正で、北陸本線 金沢~敦賀駅間は、IRいしかわ鉄道(金沢~大聖寺)と ハピラインふくい(大聖寺~敦賀)に経営移管されました。

経営移管後も、これらの駅ではICカードが利用可能ですが、これらの駅で入場・出場する場合のICカード利用可能エリアが変更されています。


①3つ以上のエリアを跨がって利用できない。

北陸の鉄道路線図2024

北陸では、あいの風とやま鉄道~IRいしかわ鉄道~ハピラインふくい のように、3つ以上のエリアを跨がってICカードを利用することができません
※七尾線と新高岡駅のICカード利用可能エリアは、あいの風とやま鉄道と同じです。

あいの風とやま鉄道・七尾線および新高岡駅から福井方面へ向かう場合、ICカードが使えるのは 途中の大聖寺駅までとなります。

IRいしかわ鉄道の駅から米原・京都方面へ向かう場合、ICカードが使えるのは 途中の敦賀駅までとなります。

ハピラインふくいの駅から富山方面へ向かう場合、ICカードが使えるのは 途中の俱利伽羅駅までとなります。


②大阪~米原~敦賀と湖西線以外は JR西日本⇔ハピラインふくいのエリア跨ぎができない。

ハピラインふくい

ハピラインふくいとJR西日本の連絡運輸範囲は、大阪~米原~敦賀(JR京都線・琵琶湖線・北陸本線)と湖西線に限定されています。

そのため、JR神戸線やJR宝塚線、大阪環状線、おおさか東線、嵯峨野線、JR奈良線、草津線などの駅から福井方面へ向かう場合、ICカードが使えるのは途中の敦賀駅までとなります。
※福井駅や武生駅、鯖江駅など ハピラインふくいの駅でICカードで出場できません。

逆に、ハピラインふくいの駅から関西へ向かう場合、草津線・嵯峨野線・JR奈良線・おおさか東線・大阪環状線に乗り換えたり、大阪駅より向こう側(JR神戸線・JR宝塚線)に行ったりすると、ICカードで出場できません。

なお、大阪~米原~新疋田(敦賀の1つ手前の駅)の各駅や湖西線の駅から金沢方面へ向かう場合、ICカードが使えるのは途中の大聖寺駅までとなります。
※金沢駅や小松駅、加賀温泉駅など IRいしかわ鉄道の駅でICカードで出場できません。


【重要】 ICカードでは 「エリア跨ぎ」 ができません。

ICカードは、JR西日本のICOCAエリアや JR東日本のSuicaエリア、JR東海のTOICAエリアなど、それぞれのエリア内で利用できます。
SuicaエリアやTOICAエリアの駅からICカードで乗車して、ICOCAエリアの駅でICカードで下車するというように、エリアを跨っての利用はできません。
ICカードでエリアを跨って利用しようとすると、下車駅で現金で全額精算することになります。




例えば、以下のような利用ができません。


①新潟駅や長岡駅、柏崎駅、直江津駅など 新潟県内の駅からICカードで乗車し、富山駅や高岡駅、金沢駅など 北陸地方の駅でICカードで下車すること。
ICOCA北陸エリアとSuica新潟エリア2



②名古屋駅や岐阜駅など 東海地方の駅からICカードで乗車し、敦賀駅や福井駅など 北陸地方の駅でICカードで下車すること。
ICOCAエリアとTOICAエリア(2024年度版)

特急ひだ icカード

※エリアを跨ぐ場合は、乗車する駅で切符を購入してください。



【Suica・PASMOのオートチャージについて】

北陸地方の駅では、ICカードが使えるエリアであっても、Suica・PASMOのオートチャージは行われません。

オートチャージが可能なエリアは、Suicaの首都圏エリア・仙台エリア・新潟エリアと、PASMOエリア(首都圏の私鉄・地下鉄)のみです。


福井県

【JR西日本】
小浜線
九頭竜線(越美北線)


※福井鉄道とえちぜん鉄道は、2024年10月11日からICカードが使えるようになりました。


石川県

北陸鉄道(浅野川線・石川線)
のと鉄道


※七尾線 津幡~和倉温泉駅間では、2021年3月13日からICカードが使えるようになりました。
ただし、七尾線の駅から乗車した場合、ICカードが使えるのは石川県最南端の大聖寺駅までとなります。

(福井県や関西の駅でICカードで下車できません。)

※七尾線⇔金沢方面のICOCA定期券が使えるのは金沢駅までとなります。
(金沢駅から先、IRいしかわ鉄道 松任・小松方面とのICOCA定期券は購入できません)

※七尾~和倉温泉駅間の、のと鉄道の普通列車はICカードが利用できません。



富山県
 
【JR西日本】

城端線 新高岡~砺波・城端方面
氷見線
高山本線


富山地方鉄道の鉄道線※ 「ecomyca(えこまいか)」、「passca(パスカ)」 のみ利用可能
※富山ライトレールは、2020年2月22日、富山地方鉄道に吸収合併されました。
※2021年10月10日(日)から、富山地方鉄道の市内電車(路面電車)でICOCAなどのICカードも使えるようになりました。
(ただし、「ecomyca」 「passca」 と異なり、ICカード利用割引はなく、チャージもできません)

黒部峡谷鉄道
黒部ケーブルカー
立山ケーブルカー

※万葉線は、2024年9月28日からICカードが使えるようになりました。

※ICカードが使えないJRの駅について もっと具体的に知りたい方は、サブブログ 「JRの駅でICカードが使えるか使えないか分かるブログ 」をご覧ください。


【関連記事】
【JR西日本】 ICOCA・SuicaなどのICカードが使える路線・使えない路線 【まとめ】

【ICカードが使えない鉄道路線(地方別)】
北海道
東北地方
関東(首都圏)
新潟県
長野県・山梨県
東海地方(岐阜・愛知・三重・静岡)
関西
中国・四国地方
九州・沖縄

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