2017年10月、JR西日本は公式ホームぺージで、和歌山線 高田~五条駅間(大和新庄・御所・玉手・掖上・吉野口・北宇智・五条の計7駅)にICOCAを導入すると発表しました。

※過去記事 「【JR西日本】 和歌山線 高田~五条駅間にICOCAを導入へ!和歌山駅に中間改札を設置! 2018年春に実施! 」 参照。


サービス開始時期は 2018年春の予定とのことでしたが、2018年1月22日、JR西日本が公式ホームページで 、ICOCAの利用開始日が決まったと発表したので、このブログで取り上げたいと思います。

※ICOCA導入駅では、ICOCAの他、Suica・PASMO・PiTaPa・Kitaca・TOICA・manaca・SUGOCA・nimoca・はやかけん といった全国相互利用カードが利用可能です。
(以下、「ICカード」 と言えば これらのカードのことを指します)

【JR西日本 ニュースリリース】
2018年春 和歌山線ICOCA利用可能エリア拡大日が決まりました
JR西日本・近鉄IC連絡定期券(吉野口駅接続)の発売について ~2018年3月17日発売開始~


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JR西日本のニュースリリースによると、この区間のICOCA利用開始は、2018年3月17日(土)から。
ダイヤ改正と同じ日に実施されます。

同じく3月17日にICOCAが利用開始される 草津線 貴生川~柘植駅間 は、昨年の12月15日に 利用開始日が発表されていたので、てっきり 和歌山線 高田~五条駅間のICOCA利用開始は もっと遅くなると思ってました。

また、和歌山駅の7・8番のりば(和歌山線・紀勢線 和歌山市方面ホーム)に設置される、阪和線・きのくに線との 「のりかえ改札」 の使用開始も、3月17日始発からとのことです。



今回のニュースリリースでは、この他にも新たな情報が!

1つは、近鉄吉野線との乗り換え駅である 吉野口駅 について。

この駅は、駅構内が近鉄と共通しているため、2・3番のりばと地下通路に 「のりかえ改札機」 が設置されます。

「この駅で 和歌山線と近鉄吉野線をICカードで乗り継ぐ時、のりかえ改札機に必ずタッチしなければならない」 というのは お分かりいただけると思いますが、注意しなければならないのは、吉野口駅からICカードで和歌山線に乗る場合や、ICカードでJRに乗って吉野口駅で下車する場合、改札口のIC改札機と のりかえ改札機の両方にタッチしなければならない ということです。


この駅は 近鉄吉野線ホームにもJR西日本仕様の駅名標が設置されるなど、JR西日本が駅全体を管理しているのですが、近鉄吉野線の方がICカードの導入が早かったため、改札口のIC改札機は近鉄専用となっています。

「JR西日本の管理駅なのに、JRを利用する時 のりかえ改札機にもタッチしなければならない」 という逆転現象は、不慣れな利用客が混乱するかもしれませんね。



そしてもう1つは、吉野口駅を接続駅とする 近鉄とのIC連絡定期券が新たに発売されるということ。
前回のニュースリリース では告知されていなかったので、てっきり 和歌山線の全駅にICOCAが導入されるまでは発売されないと思ってました。

IC連絡定期券の発売範囲は、JRが和歌山線の王寺~五条駅間で、近鉄が吉野線の橿原神宮前~吉野駅間です。

JR西日本でのIC定期券発売は、「ICOCA」 と 「SMART ICOCA」、近鉄でのIC定期券発売は、「ICOCA」 と 「KIPS ICOCA」のみとなっています。

和歌山線 高田~五条駅間のICOCA利用開始日は決まりましたが、残る 五条~和歌山駅間のICOCA導入も 出来るだけ早くやってほしいところです。


※2018年3月13日追記※
和歌山線 五条~和歌山駅間へのICOCA導入も発表されました。
詳しくは、以下の別記事をご覧ください。

【JR西日本】 和歌山線 五条~和歌山駅間にICOCAを導入へ! 新型車両 「227系」 に車載型IC改札機を設置! <2020年春>

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