JR西日本管内では 2010年以降、琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・阪和線などの225系や、広島地区の227系、大阪環状線・JRゆめ咲線の323系などの新型車両が導入されています。

次はどの線区に新型車両が導入されるのか気になっていたところ、2018年3月7日、JR西日本から衝撃的な発表がありました。
なんと、和歌山線桜井線 に新型車両を導入するというのです!


【JR西日本 ニュースリリース】
和歌山線・桜井線への新型車両導入と車載型IC改札機を使用したICOCAエリア拡大について


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JR西日本によると、現在 和歌山線と桜井線で運用されている105系 117系 を、新型車両に順次置き換えるとのこと。

その新型車両とは、まさかの227系
自分は今まで、227系は広島地区専用車両だと思っていたので、関西の路線にも投入されるとは驚きました。


和歌山線227系
※画像はJR西日本 ニュースリリースより引用。

こちらが、和歌山線・桜井線に投入される227系ですが・・・んんん???何か違う!

広島地区のような赤を基調としたカラーリングではなく、琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線で運用されている225系のドア横を 緑色で塗ったようなデザインになっています。

JR西日本曰く、「これまでの近畿エリアの車両のデザインを継承しながら、扉の両側壁部分を中心にカラーリングした。走行する奈良と和歌山エリアに共通する 文化・歴史・自然の奥深さを表現した緑色を基調としている。」 とのこと。

和歌山線のラインカラーであるピンク色ではなく、大和路線のラインカラーと同じ緑色を基調としているのが意外です。

車内の座席は広島地区と同様、転換クロスシートが採用されるのかと思いましたが、産経フォトの記事 などに掲載されている 車内のイメージ画像を見たところ、どうやら ロングシートになるようです。


和歌山線・桜井線の227系は、全部で56両(2両編成×28本)。
2019年春から順次投入され、2020年春に全車両の置き換えが完了する予定だそう。
ということは、105系と117系は 2020年春をもって運行を終了するのでしょうね。

この227系は、和歌山線・桜井線のほか、紀勢線 の一部でも運用されるとのこと。
おそらく、現在 105系で運用されている和歌山~和歌山市駅間のことではないかと思います。


※2018年12月21日追記※
227系の投入完了時期が 2020年春から2019年秋に前倒しされました。

また、和歌山線から きのくに線へ直通する普通電車も 227系で運転されることになりました。

※2019年8月4日追記※
ウィキペディア によると、2019年6月1日から 紀勢線 和歌山~和歌山市駅間で 227系が運行開始したそうです。


今回のニュースリリースでは、和歌山線 和歌山~五条駅間へのICOCA導入も合わせて発表されました。
それについては、次の記事で取り上げたいと思います。

余談ですが、今回のニュースリリースで、桜井線の愛称 「万葉まほろば線」 が一切使われていないことにも驚きました。


★次の記事★


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