
※SMART ICOCAのマスコットキャラクター 「スマートイコちゃん」。(尾道駅で撮影)
JR東日本のSuica 、JR西日本のICOCA をはじめ、PASMO、PiTaPa、Kitaca、TOICA、manaca、SUGOCA、はやかけん、nimoca といった 全国相互利用カード。
(以下、「ICカード」 と言えば、これら10種類のカードのことを指します)
地方を中心に ICカードの使えないJR線や私鉄がまだまだ多いですが、ICカードの使えるJR線や私鉄は着実に増えており、今後 ICカードが使えるようになる予定のJR線や、ICカードを導入する予定の私鉄もあります。
そこで今回は、2018年以降に ICカードが使えるようになる(なった)JR線や私鉄をまとめてみました。
最新更新日 2020年11月24日
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【2020年度から利用可能(予定)】
<私鉄>
長崎電気軌道(路面電車)
松浦鉄道
※現在導入されている 「長崎スマートカード」 を nimoca へ切り替える予定。
【2021年春から利用可能(予定)】
<JR東海>
東海道本線 熱海駅⇔三島・沼津・静岡方面
御殿場線 国府津駅⇔松田・御殿場方面
東海道本線 米原駅⇔大垣・岐阜・名古屋方面
2021年春に TOICAエリアが熱海・国府津・米原まで拡大する予定です。
ただし、TOICAエリアと 熱海・国府津以外のSuicaエリア および 米原以外のICOCAエリアと跨っての利用はできません。
<JR西日本>
七尾線 津幡~和倉温泉駅間
※七尾~和倉温泉駅間の、のと鉄道の普通列車では、2021年春以降も ICカードが使えません。
(和倉温泉駅では、特急列車利用時のみ ICカードが利用可能になる予定)
関西本線 加茂~亀山駅間
※ICOCAエリアが亀山まで拡大する予定です。
ただし、ICOCAエリアと 亀山以外のTOICAエリアを跨がっての利用はできません。
福知山線 篠山口~福知山駅間の各駅
山陰本線 園部~胡麻駅間の各駅、胡麻~城崎温泉駅間の特急停車駅(綾部・和田山・八鹿・江原・豊岡・城崎温泉)
舞鶴線 西舞鶴駅、東舞鶴駅
播但線 生野駅、竹田駅
※綾部・和田山・八鹿・江原・豊岡・城崎温泉・西舞鶴・東舞鶴・生野・竹田の各駅は、2021年春以降も ICOCA定期券が使えません。
(福知山駅は 福知山線 篠山口・宝塚・尼崎方面のみ ICOCA定期券が利用可能になる予定)
きのくに線 紀伊田辺~新宮駅間の特急通過駅
※これにより、紀伊田辺~新宮駅間の全駅でICカードが使えるようになるほか、ICOCA定期券も利用できるようになります。
伯備線 備中高梁~新見駅間の特急通過駅
※これらの駅に加え、新見駅でもICOCA定期券が利用できるようになります。
【2022年春から利用可能(予定)】
<新幹線>
九州新幹線 博多~鹿児島中央駅間
※「スマートEX」 のサービスエリアを九州新幹線に延伸。
※事前に 手持ちのクレジットカードとICカードをパソコンやスマートフォンなどから登録(年会費は無料)しなければならず、自由席を利用する時も予約する必要があります。
(在来線と同じ感覚でICカードが使えるようになるわけではありません)
<JR西日本>
山陽本線 南岩国~徳山駅間
ここからは、2018年以降にICカードが使えるようになった鉄道路線を紹介します。
【2018年3月3日から利用可能】
<私鉄>
高松琴平電気鉄道(ことでん)
※以前 高松琴平電気鉄道(ことでん)では、「IruCa(イルカ)」 のみ利用可能でしたが、2018年3月3日(土)からICOCA・Suica・PASMOなどのICカードも利用可能になっています。
【2018年3月17日から利用可能】
<JR西日本>
草津線 貴生川~柘植駅間
和歌山線 高田~五条駅間
<私鉄>
広島電鉄(広電)
アストラムライン
※以前 広島電鉄とアストラムラインでは、PASPY(パスピー)と ICOCAのみ利用可能でしたが、2018年3月17日から SuicaやPASMOなどのICカードも使えるようになっています。
【2018年4月1日から利用可能】
<新幹線> 「タッチでGo!新幹線」 サービス(自由席のみ利用可能)
東北新幹線 東京~那須塩原駅間
上越新幹線 東京~上毛高原駅間
北陸新幹線 東京~安中榛名駅間
※大宮駅で東北新幹線と上越・北陸新幹線を乗り継ぐ場合(宇都宮⇔高崎など)と、高崎駅で上越新幹線と北陸新幹線を乗り継ぐ場合(上毛高原⇔安中榛名)、「タッチでGo!新幹線」 サービスの対象外となり、ICカードが使えません。
※初めて新幹線でICカードを使う場合は、自動券売機などでの 「利用開始登録」 が必要です。
詳しくは、JR東日本の公式ホームページ をご覧ください。
<私鉄>
湘南モノレール
※PASMOを導入。SuicaやICOCAなどのICカードも使えるようになっています。
【2018年9月15日から利用可能】
<JR西日本>
北陸本線 近江塩津~敦賀~福井~大聖寺駅間 (福井県内の全駅)
山陽本線 相生~和気駅間
赤穂線 播州赤穂~長船駅間
※これまで、JR西日本のICOCAエリアは、 「石川・富山エリア」 「近畿圏エリア」 「岡山・広島・山陰・香川エリア」 の3つに分かれており、岡山⇔姫路 や 京都⇔金沢といった エリアを跨いだ利用ができませんでしたが、2018年9月15日に これら3つのICOCAエリアが一体化され、「エリア跨ぎ」 が可能になりました。
詳しくは、別記事 「【JR西日本】 ICOCAエリアがついに一体化! 「エリア跨ぎ」 が可能に! <2018年夏から> 」 をご覧ください。
【2019年3月2日から利用可能】
<JR東海>
東海道本線 関ケ原~醒ケ井駅間
関西本線 四日市~亀山駅間
御殿場線 御殿場~下曽我駅間
※いずれも、JR東海 TOICAエリアのため、JR東日本 Suica首都圏エリアや JR西日本 ICOCAエリアと跨っての利用はできません。
<私鉄>
愛知環状鉄道
※TOICAを導入。SuicaやICOCA、manacaなどのICカードも使えるようになりました。
【2019年3月16日から利用可能】
<JR西日本>
境線 ※JR西日本で初めて 車載型IC改札機を導入。
宇野みなと線(宇野線) 茶屋町~宇野駅間
【2020年3月10日から利用可能】
<私鉄>
ゆいレール ※これまでは 「OKICA(オキカ)」 のみ利用可能でした。
【2020年3月14日から利用可能】
<新幹線> 新幹線eチケットサービス (事前に登録・予約が必要)
東北新幹線
北海道新幹線
秋田新幹線
山形新幹線
上越新幹線
北陸新幹線
JR東日本・JR北海道・JR西日本の3社が、2020年3月14日から 「新幹線eチケットサービス」 を導入しました。
(東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線)
予約サイト 「えきねっと」(JR東日本・JR北海道) または 「e5489」(JR西日本)で、あらかじめ 利用するICカードを登録し、予約することでICカードが利用できるサービスです。
(「e5489」 でのサービス提供区間は、北陸新幹線 東京~金沢駅間のみ)
指定席だけでなく、自由席に乗車する場合も予約する必要があります。
※Kitaca、Suica、ICOCAのほか、PASMO、TOICA、manaca、PiTaPa、SUGOCA、nimoca、はやかけん といった全国相互利用カードが利用できます。
※JR東日本の 「モバイルSuica特急券」 は サービスを終了しました。
詳しくは、JRのニュースリリース をご覧ください。
<JR東日本>
鹿島線(鹿島サッカースタジアム駅も含む)
常磐線 いわき~浪江駅間(Suica首都圏エリア)、原ノ町~小高駅間(Suica仙台エリア)
<JR西日本>
和歌山線 五条~和歌山駅間
きのくに線(紀勢本線) 海南~紀伊田辺駅間の特急通過駅
<JR四国>
予讃線 詫間駅、観音寺駅
土讃線 善通寺駅、琴平駅
高徳線 栗林公園北口駅、栗林駅、屋島駅
※JR四国の駅では、ICOCA定期券が利用できません。(上記の7駅も同様)