※この記事を読む前に、過去記事 「嵯峨野線 京都~丹波口間に新駅設置決定!2019年春開業!」 をぜひご覧ください。
嵯峨野線では、京都~丹波口駅間で新駅の設置工事が進められており、来年(2019年)春に開業する予定です。
この新駅は 梅小路公園 や 京都水族館 の近くに設置され、2016年に開業した 「京都鉄道博物館」 の最寄り駅になります。
新駅の駅名は 開業の半年くらい前に発表されることが多く、いつ発表されるのか、どんな駅名になるのか 気になっていましたが、2018年7月20日、JR西日本が公式ホームページで 新駅の駅名が決定したと発表したので、このブログで さっそく取り上げたいと思います。
【JR西日本ニュースリリース】
JR嵯峨野線 京都・丹波口間新駅 駅名決定について
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この駅の仮称は 「JR七条」 でしたが、京阪の七条駅とは全く別の場所なので、新駅の駅名にはならないだろうと思いました。
新駅の駅名は 「梅小路」 か? 「梅小路公園」 か? それとも、「京都鉄道博物館前」 か?
・・・と、わくわくしながら ニュースリリースを読んでみると・・・
新駅の駅名
「梅小路京都西(うめこうじきょうとにし)」 駅
Umekōji-Kyōtonishi
なんじゃそりゃ???
「京都西」 や 「西京都」 といった駅名ですら予想していなかったのに、それと 「梅小路」 をくっつけるという、まさかまさかの合成駅名に驚きました。
今年の春に開業した おおさか東線の新駅は、東大阪市と大阪市平野区の市境に位置しているため、所在地の地名である 「衣摺」 と 大阪市平野区の地名である 「加美北」 を合わせて、 「衣摺加美北(きずりかみきた)」 駅という駅名になっています。
このような感じの合成駅名なら納得するのですが、今回の新駅の場合、無理やり 「京都西」 をくっつけて、駅名が無駄に長くなってしまった感が強いです。
これは、センスがないと言われても仕方がないでしょう。
シンプルな 「梅小路駅」 にならなかったのは、京都貨物駅が 2011年3月まで 「梅小路駅」を名乗っていたから というのもあるかも分かりませんが、それなら、「梅小路公園駅」 が良かったと思いますね。
決定理由については、このように書いてありました。
駅が所在する「梅小路公園」 は、周辺地域を象徴する存在として地域の皆様に親しまれており、
「梅小路」 は、京都市の駅名公募結果においてもキーワードとして最多数であった。
また、京都駅の西側約1.7キロメートルに位置し、京都観光の新たなサブゲートとなることから
「京都」 「西」 を付与した名称とした。
いやいや、 新たなサブゲートになるからといって、わざわざ 「京都西」 を入れる必要性が分からないんですけど。
山科駅を 「山科京都東」、天王寺駅を 「天王寺大阪南」 と命名するようなものですよね?
※2018年8月25日追記※
JR西日本と京都市が、京都市役所で記者会見を開きました。
トラベルWatchの記事には、新駅の駅名に 「京都西」 を入れた理由などについて、詳しく書かれているので、ぜひご覧ください。
【トラベルWatchの記事】
JR西日本、京都鉄道博物館前の新駅名を 「梅小路京都西」 駅に決定。
梅小路地域活性化や京都駅の機能分散を目指す
ひょっとして、京都市が 新駅の駅名に 「京都西」 を入れるよう JR西日本に要望したのでしょうか?
新駅の駅名が決定した際、鉄道会社と自治体が合同で記者会見するって、かなり珍しいような気がするのですが・・・
今回の発表で、もう1つ驚いたのは、梅小路京都西駅に可動式ホーム柵(ホームドア)が設置されるということ。
ホーム柵の導入は、嵯峨野線で初めてです。
トラベルWatchの記事によると、今年3月に開業したJR総持寺駅(JR京都線)で初めて採用された、開口部の広い 二重引き戸式の可動式ホーム柵が設置されるそうです。
また、トラベルWatchの記事によると、梅小路京都西駅の1日の推定乗降客数は7000名としており、ダイヤは未確定であると前置きしたうえで、「基本的には普通列車を停車させる駅となる」 としているとのこと。
特急だけでなく、快速も通過となるかもしれませんね。
以上、嵯峨野線 新駅の駅名決定について書きました。
「梅小路京都西」 という駅名には 今のところ違和感しかないのですが、そのうち慣れるでしょうかね・・・
この駅と同じ時期に、おおさか東線 放出~新大阪駅間が延伸開業します。
延伸区間に設置される4つの新駅の駅名も、そろそろ発表されるでしょう。
こちらも、非常に気になるところです。
★次の記事★
おおさか東線 延伸区間の新駅の駅名がついに決定! 「南吹田」 「JR淡路」 「城北公園通」 「JR野江」