
※写真は 備後落合駅に停車中の普通 宍道行き(2017年8月撮影)
木次線 出雲横田~備後落合駅間 は、先月(2018年7月)上旬の西日本豪雨の影響で、2018年8月3日現在も運転見合わせが続いています。
JR西日本は 7月18日の定例社長会見 で、この区間は 運転再開まで少なくとも1年以上かかる としていましたが、8月1日の発表 では 調査中 になっていたんですよね。
後日 改めて運転再開見込みが発表されるだろうと思っていたところ、JR西日本が今日(2018年8月3日)発表した運転計画に驚きの記述が!
なんと、8月8日(水)からの運転再開を目指す というのです。
【JR西日本 ニュースリリース】
「平成30年7月豪雨」 に伴う運転計画について
JR西日本 米子支社の広報情報(PDF) でも、木次線 出雲横田~備後落合駅間について、
「運転再開を目指して復旧作業を進めておりますが、今後、安全確認及び設備の機能確認を行い、8月8日(水)からの運転再開を目指したい と考えております。」
と明記されています。
先月発表された 「運転再開には少なくとも1年以上」 とは、一体何だったのか・・・
まさか今月上旬に復旧するとは思わず、この予想外の展開に ただただ驚くばかりです。
なぜ こんなことになったのか気になりますね。
(豪雨から1ヶ月ほどで復旧できるのなら、当初の 「少なくとも1年以上」 という発表はいらなかったのでは?)
とにかく、木次線が早期に全線復旧できるようで良かったです。
自分は この路線に まだ乗ったことがないので、いつか乗りに行きたいと思います。
(冒頭の写真は、芸備線を広島から新見まで走破した時に撮ったものです)
※2018年8月12日追記※
予定通り、8月8日から運転を再開しました。
朝日新聞の記事 によると、JR西日本が当初 「1年以上かかる」 と発表した理由について、芸備線の鉄橋が信号ケーブルごと増水した川に流され、備後落合駅周辺の信号を制御できなくなり、ケーブルの復旧は鉄橋の復旧と同時にしかできない と考えられていたから。
土砂の撤去などは早くに終わっており、信号ケーブルさえ復旧すれば、いつでも運転再開できる状態だったんですね。
JR西日本は、今月1日に全線再開した伯備線のケーブルを経由して 備後落合駅の信号を制御することで、木次線の早期復旧にこぎつけました。