
※西高屋駅に停車中の普通 糸崎行き。(2015年12月撮影)
JR西日本の在来線は、2018年7月上旬の西日本豪雨で多くの路線が被災し、広島県・岡山県を中心に、復旧に長期間を要する線区が多数出ました。
8月末までに 広島県・山口県以外は 全ての路線が復旧し、9月9日に 山陽本線 白市駅以西と 呉線 広駅以西が復旧するなど、被災当初に比べ 運転見合わせ区間が大幅に減少しています。
2018年9月18日現在、西日本豪雨の影響で運転を見合わせているのは、山陽本線 三原~白市駅間 、呉線 三原~広駅間 、芸備線 備後落合~三次~狩留家駅間 、福塩線 府中~塩町~三次駅間 、岩徳線 周防高森~徳山駅間 です。
そのうち、岩徳線については 9月22日に運転を再開する予定となっています。
2018年9月14日、岩徳線以外の4路線の運転再開について、JR西日本が新たな情報を発表しました。
このブログで取り上げたいと思います。
※この記事では、2018年9月18日時点での運転再開見込みについて書いています。
【前回の記事】
【西日本豪雨】 山陽線・呉線などで運転再開の見込み時期を前倒し!10月末までに多くの路線が復旧!
【JR西日本 ニュースリリース】
西日本豪雨で被害を受けた山陽線などの運転再開見込みについて
広告
まずは、山陽本線 から。
現在運転を見合わせている 三原~白市駅間について、当初、運転再開見込み時期は11月中と発表され、その後 10月中に前倒しされています。
今回 さらに前倒しされ、この区間の運転再開日が 9月30日(日) に決まりました。
正直、まさか9月中に復旧するとは思わず、驚きました。
続いて、呉線 について。
現在運転を見合わせている三原~広駅間のうち、安芸川尻~広駅間 が10月中に運転再開する見込みと発表されていましたが、この区間の運転再開日が 10月14日(日)に決まりました。
また、三原~安芸川尻駅間の運転再開は 2019年1月中とされていましたが、このうち 安浦~安芸川尻駅間 の運転再開見込み時期が11月中に前倒しされました。
今回のニュースリリースでは、芸備線 と 福塩線 での部分運転実施についても発表されました。
芸備線 備後落合~三次駅間 と 福塩線 府中~塩町駅間は、これまで 運転再開見込み時期が2019年1~3月中となっていました。
このうち 芸備線 備後庄原~三次駅間 と 福塩線 吉舎(きさ)~塩町駅間で10月4日(木)から部分運転が実施される予定です。
福塩線は、10月18日(木)から 部分運転の区間が 上下~塩町駅間に拡大する予定です。
JR西日本曰く、朝夕の通勤通学時間帯を中心として 概ね終日運転を行う予定ですが、通常より運転本数が少なくなる場合があるとのこと。
一方、橋が流された区間がある 芸備線 三次~狩留家駅間については、「運転再開まで 豪雨による被害発生から少なくとも1年以上かかる」 のまま変わりませんでした。