JR西日本の京阪神地区では、2018年10月1日から、PiTaPa のポストペイ(後払い)サービスが開始されています。
今回は、JR西日本のPiTaPaポストペイエリアや、ポストペイが適用される条件などについて まとめてみました。
※JR西日本のICOCAエリアでは、ICOCA・PiTaPaのほか、Suica・PASMO・Kitaca・TOICA・manaca・SUGOCA・nimoca・はやかけん といった全国相互利用カードが利用可能。
(以下、「ICカード」 は これら10種類のカードのことを指します)
【JR西日本 ニュースリリース】
JR西日本における PiTaPaポストペイサービス(後払い)のご利用開始日およびサービスの詳細について
~2018年10月1日より利用開始~
【JRおでかけネット】
PiTaPaポストペイサービス
最新更新日 2021年6月13日
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<目次>
JR西日本のポストペイエリア
JR西日本でポストペイが適用される条件
JR西日本でポストペイが適用されない利用
ICカードは使えるが、PiTaPaポストペイエリアに入っていない線区
JR西日本におけるPiTaPa割引サービスについて
その他の注意事項
JR西日本のポストペイエリア
JR西日本のPiTaPaポストペイエリアは、大阪近郊区間 かつ ICカードが利用可能な線区 となっています。
これに該当する線区は 以下の通り。
北陸本線 近江塩津~長浜駅間
琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線 長浜~京都~大阪~姫路駅間
山陽本線 姫路~相生駅間
赤穂線 相生~播州赤穂駅間
湖西線
草津線(柘植駅も含む)
JR奈良線
嵯峨野線 京都~園部駅間
おおさか東線
JR宝塚線・福知山線 尼崎~篠山口~谷川駅間
JR東西線・学研都市線
加古川線 加古川~西脇市駅間
大阪環状線
JRゆめ咲線
大和路線 JR難波~奈良~加茂駅間
阪和線
関西空港線
万葉まほろば線(桜井線)
関西線 加茂~柘植駅間
和歌山線
羽衣線
和田岬線
JR西日本でポストペイが適用される条件
乗車する駅と下車する駅が どちらも JR西日本 PiTaPaポストペイエリア内であること。
PiTaPaカードで ポストペイエリア内の乗車駅・下車駅の自動改札機を利用すると、ポストペイが適用されます。
※既にPiTaPaカードを持っている人も含めて、自動的にポストペイが適用されます。
JR西日本のポストペイエリアを利用する際、事前登録は必要ありません。
※ポストペイが適用された場合、カード内残額からは減額されません。
なお、利用者が ポストペイか カード内残額からの減額かを選択することはできません。
※PiTaPa定期サービスの定期券区間外の利用には、ポストペイが適用されます。
ただし、その場合のポストペイ利用区間は、実際に乗車した定期区間外の区間とは異なる場合があります。
JR西日本でポストペイが適用されない利用
① 乗車する駅 または 下車する駅が ポストペイエリア外
乗車する駅がポストペイエリア内であっても、下車する駅がエリア外であれば ポストペイは適用されません。
② のりこし精算機で PiTaPaカードと他の切符を併用した精算
③ 自動券売機での切符購入
以上の場合はポストペイが適用されず、カード内残額から減額されます。
カード内残額が不足している場合、チャージ(入金)が必要です。
また、以下の場合も ポストペイが適用されません。
④ 新幹線での利用(スマートEXサービスとしての利用)
⑤ PiTaPa定期サービスの定期券区間内での利用
⑥ チャージ
ICカードは使えるが、PiTaPaポストペイエリアに入っていない線区
北陸本線 近江塩津~敦賀・福井・金沢方面
山陽本線 相生~上郡・岡山方面
赤穂線 播州赤穂~日生・岡山方面
山陰本線 園部~胡麻駅間の各駅、綾部~城崎温泉駅間の特急停車駅
福知山線 谷川~福知山駅間
舞鶴線 西舞鶴駅、東舞鶴駅
播但線 姫路~寺前駅間、生野駅、竹田駅
姫新線 姫路~播磨新宮駅間
関西線 柘植~亀山駅間
きのくに線 和歌山~新宮駅間
紀勢本線 和歌山~和歌山市駅間
※関西以外のJR線(北陸や中国・四国地方など)では、ポストペイが適用されません。
北陸や中国・四国地方の駅からPiTaPaで乗車し、関西のポストペイエリアの駅でPiTaPaで下車する場合も ポストペイは適用されず、カード内残額から減額されます。
※JR西日本でICカードが使えない鉄道路線については、別記事 「【JR西日本】 ICOCA・SuicaなどのICカードが使える路線・使えない路線 【まとめ】 」 でご確認ください。
JR西日本におけるPiTaPa割引サービスについて
PiTaPaカードでの1ヶ月間(1日から末日まで)のポストペイの利用実績に対して、PiTaPa割引サービスが適用されます。(事前登録は不要です)
「利用回数割引」 では、1ヶ月間(1日から末日まで)において、同一運賃区間の11回目以降の利用1回ごとに 運賃の10%が割引されます。
例えば、1ヶ月間に 京都~草津を5往復した場合、6往復目から運賃の10%が割引されます。
また、1ヶ月間に 大阪~尼崎(180円)を1往復、尼崎~西宮(180円)を4往復した場合、180円区間を10回利用したことになるため、次の利用(11回目以降)から 運賃の10%が割引されます。
「時間帯指定割引」 では、1ヶ月間(1日から末日まで)において、時間帯指定割引適用区間の区間ごとの4回目以降の利用1回ごとに 運賃の50%または30%が割引されます。
(割引が適用されるのは、平日の10時~17時の間に入場または出場した場合の利用と 土休日・年末年始の利用に限ります)
詳しくは、JR西日本の公式ホームページ(PDF) をご覧ください。
その他の注意事項
① JR西日本の各駅では、PiTaPaカードへの定期券発売、再発行、オートチャージ(自動入金)などの取り扱いは行っていません。
② ICOCA加盟店では、PiTaPaカードでの支払いができません。(カード内残額からの支払いもできません)
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