
2019年4月14日の朝、御坊駅で回送列車が脱線した影響で、きのくに線 紀伊由良~印南駅間が14時間に渡って運転見合わせとなり、通常ダイヤでは設定されていない 「紀伊由良行き」 が出現しました。
前回の記事の続きです。
Part2の記事では、箕島駅・藤並駅・湯浅駅の発車標をご紹介。
★前回の記事★(紀三井寺・黒江・海南)
★和歌山駅の表示&紀伊由良行きの車両★
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海南駅から225系の紀伊由良行きに乗って 箕島駅へ。
電車を降りて、さっそく発車標を確認すると・・・


発車標に 「紀伊由良行き」 の表示が出ていました!


英語表示です。
表示される文字のフォントは黒江駅と同じですが、こちらは 「Y」 が大文字になっています。

改札口の様子です。IC改札機が設置されています。

改札口の正面に、お知らせの紙が貼られたホワイトボードが置いてあります。
(この記事の冒頭で紹介した貼り紙です)


改札口の発車標は こんな感じ。
3段表示の1つの発車標に、和歌山方面行きと御坊方面行きの両方が表示されます。
和歌山の 「和」 や 一番下の 「紀」 を見ると、一部のドットが欠けているのが分かります。

電車が到着する時は、「電車がきます」 表示が点滅します。

やってきたのは、223系0番台の体質改善車です。
この時間帯、和歌山~紀伊由良駅間では、227系が2本、225系が1本、223系0番台(体質改善車)が1本の計4本で運転されているようでした。

箕島駅から223系0番台に乗り、藤並駅へ。


こちらも、発車標に 紀伊由良行きの表示が出ていました!


英語表示は、まさかの 「Ki-yura」 でした。 (「i」 が1つ抜けています)

改札口の様子です。 IC改札機が設置されています。


改札口の発車標も、英語表示は 「Ki-yura」 になっています。


こちらも、行き先表示を拡大して撮ってみました。

上の段の表示が 下の段より わずかに早く切り替わるためか、こんな写真も撮れました。

改札口の横には、お知らせのホワイトボードが置かれていました。
その後、ホームへ戻って しばらくすると、発車標の表示がなぜか 「調整中」 に。
すぐに復旧したのですが、改めて表示を確認してみると・・・


んんん???
英語表示が さっきまでと明らかに違っています!
「Ki-yura」 ではおかしいと駅員さんが気づいたのか、「Kii-yura」 に修正されました。


行き先表示を拡大して撮影。



電車が到着する時は、「電車がまいります」 表示が点滅します。
次は藤並駅の隣の湯浅駅へ。
箕島・藤並と 2駅連続で 発車標に 「紀伊由良行き」 の表示が出たのだから、湯浅駅も表示が出ているに違いない!と期待して、さっそく発車標を確認すると・・・

まさかの 「 調 整 中 」 ・・・
過去に 特急くろしお 「紀伊勝浦行き」 の表示が出ていたので、紀伊由良行きの表示も出せると思うのですが・・・。
(ちなみに、この時 海南駅では 英語表示の時も 日本語で 「紀伊勝浦」 と表示されていました)

改札口 兼 1番のりばの発車標も この通り。
紀伊由良駅から和歌山駅へ戻る時にも、湯浅駅の発車標を車窓から確認しましたが、表示は 「調整中」 のままでした。


改札口の様子です。

IC改札機に、お知らせのホワイトボードが立てかけられていました。
こちらは 運転見合わせの区間が 「紀伊由良~紀伊田辺」 になっています。
以上、紀三井寺・黒江・海南・箕島・藤並・湯浅の6駅の発車標を紹介しました。
まとめると、このようになります。
紀伊由良行きの表示が出る・・・黒江駅、箕島駅、藤並駅
紀伊由良行きではなく御坊行きの表示が出る・・・紀三井寺駅、海南駅
発車標が 「調整中」 になっていた・・・湯浅駅
紀伊由良行きの表示が出る駅と出ない駅が混在しているという興味深い結果に。
紀伊由良行きの英語表示は3駅それぞれ異なり(Kii-yura、Kii-Yura、Ki-yura)、中でも藤並駅は英語表示が2種類もあるという予想外の展開でした。
関西1デイパスのエリア外でしたが、見に行って本当に良かったです。
箕島駅・藤並駅で撮影した発車標の遅れ表示については、以下の記事をご覧ください。
次の記事では、終点・紀伊由良駅の様子を紹介します。
(紀伊由良駅ではICOCAが使えないので、湯浅駅で切符を買いました)