
芸備線は、昨年(2018年)7月の西日本豪雨の影響で、白木山~狩留家駅間にある 「第1三篠川橋梁」 が流出。
三次~狩留家駅間で長期間運転見合わせが続いていましたが、4月4日(木)に 三次~中三田(なかみた)駅間が暫定的に運転を再開しました。
(列車の運転は 朝晩のみ。 日中の時間帯は運休)
中三田~狩留家駅間では、2019年6月現在も運転見合わせが続いており、全線での運転再開は10月下旬頃になる見込みです。
【JR西日本 ニュースリリース】
芸備線不通区間の暫定的な運転再開等について
芸備線不通区間の暫定的な運転再開の運転時刻について
芸備線 三次~狩留家駅間の運転再開時期について
暫定的な運転再開で、三次駅から 「中三田行き」 の列車が運転されるようになりました。
西日本豪雨で被災する前の通常ダイヤで 中三田駅を終点とする列車はなく、おそらく 過去一度も運転されたことがないでしょう。
今回、4月に 三次駅へ行き、中三田行きの列車や表示を撮影してきたので、このブログで紹介したいと思います。
★前回 三次駅を訪れた時の記事★
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今回は、下深川駅から代行バスに乗って 三次駅へ向かいました。

三次駅に到着後、まずは 駅前広場に停車中の 下深川行き代行バスを撮影。

三次駅の駅舎を改めて撮影。 さっそく、中へ入っていきます。


昨年3月31日の最終運行をもって廃止された 三江線。
昨年10月に訪れた時、一番左側にある三江線の発車標は、このように 表示部分が塞がれた状態になっていましたが・・・


今回訪れると、三江線の発車標が撤去され、芸備線・福塩線の発車標が 左へ移設されていました。
芸備線の発車標には、「中三田行き」 の表示が出ています。
西日本豪雨前は 一度も表示されたことがない行き先でしょう。


発車標を拡大して撮影。
まずは、左側にある 芸備線(備後落合方面)・福塩線の発車標から。
両数の英語表示が 「1Cars」 なのは相変わらずですね。




そしてこちらが、「中三田行き」 の表示です。
英語表示の 「Ka」 のフォントが おかしなことになってますね。


続いて、2・3番のりばに設置されている発車標を撮影。


行き先表示を拡大して撮影。

2番のりばには、中三田行きの列車が停車中。
三次~広島駅間の主力車両である オレンジ色のキハ40・47形ではなく、キハ120形でした。
(ピンク色の帯が入ったキハ120形が 芸備線 三次駅から広島方面に乗り入れるのは 珍しいような気がします)

中三田行きの方向幕は用意されておらず、「三次⇔中三田」 と書かれた紙が貼ってあります。

今度は 前から撮影。

車内の運賃表示器と 自動放送は 中三田行きに対応していました。

続いて、1番のりばから 中三田行きの列車を撮影。


ちなみに、1番のりばの発車標は 16時53分発の 「府中行き」 の表示が出ているだけでした。

しばらくすると、3番のりばに 折り返し 備後庄原行きになる列車が到着。
かつて 三江線の主力車両だった、水色と青の帯のキハ120形でした。

中三田行きに乗って、中三田駅へ向かいます。
駅を出て すぐに三江線と別れるのですが、三江線の線路が廃止後 どうなったか気になったので、車内から撮影してみました。
三江線の線路は そのまま残されていましたが・・・


分岐器から少し進んだところに、枕木の車止めが置かれています。


さらに進むと、三江線の線路に 「立入禁止」 の看板が設置されていました。


芸備線では、ところどころ 枕木がコンクリート化されていたり、新しいバラストが敷かれていました。


志和口駅では、このように 側線の上に PCまくらぎが置かれていました。
中三田行きの列車には 自分も含めて4人が乗りましたが、2人が志和地駅で、1人が志和口駅で降り、終点の中三田駅まで乗ったのは自分1人だけでした。
(三次駅以外からは誰も乗ってきませんでした)
以上、三次駅で撮影した 「中三田行き」 などについて書きました。
次の記事では、終点・中三田駅の様子について書きます。