
※広島駅に停車中の普通 岩国行き。新型車両 227系です。(2018年10月撮影)
JR西日本は、2019年3月16日にダイヤ改正を実施しました。
広島地区では、山陽線(三原~岩国)・呉線・可部線を走る電車が 全て新型車両の227系に統一されたり、土休日も平日ダイヤになったり、山陽線で土休日に運転されていた 快速 「シティライナー」 が廃止されるなどといった変化があったんですよね。
次のダイヤ改正は 2020年3月・・・のはずでしたが、2019年7月24日、JR西日本が公式ホームページで、「2019年秋に広島地区で一部ダイヤ改正を行う」 と発表したのです。
遅くなりましたが、このブログで取り上げたいと思います。
【JR西日本 ニュースリリース】
2019年秋 広島地区一部ダイヤ改正について
【中国新聞の記事】
JR、異例のダイヤ改正へ 山陽線や可部線、混雑訴える意見相次ぐ
2019年秋のダイヤ改正・・・と聞いて、てっきり 10月下旬頃に予定されている 芸備線 全線復旧に合わせたダイヤ改正なのかと思ったのですが、実施時期は 2019年9月1日(日) とのこと。
予想以上に早いですね。
さっそく内容を見ていきます。
※図はいずれも、JR西日本 ニュースリリースからの引用です。
①山陽線 夕方に広島~五日市駅間で列車を増発
夕方の通勤・通学時間帯に、広島~五日市駅間で2往復4本の列車を増発。
【増発する列車】
<下り>
広島18:10発 五日市行き
広島18:45発 五日市行き ※西条方面からの直通と思われる
<上り>
五日市18:39発 西条行き
五日市19:08発 呉線経由 糸崎行き
中国新聞の記事によると、広島駅を18時台に発車する下り列車は、現行の8本(計33両)から 10本(同42両)に増える とのこと。
②山陽線 夕方に広島~糸崎駅間で1往復の運転を取り止め
広島~糸崎駅間で一部列車の運転取り止めと時刻の見直しを行い、利用状況に合ったダイヤとする。
【運転を取り止める列車】
広島16:23発 糸崎行き(全区間 運転取り止め)
糸崎18:01発 五日市行き(糸崎~広島駅間 運転取り止め)
中国新聞の記事によると、増便や増結用の車両を確保するため、比較的利用の少ない夕方の1往復をやめる とのこと。
15~16時台、広島駅から西条方面の列車は 概ね15分間隔で運転する。
今回のダイヤ改正で、16時台に 糸崎行きの運転間隔が40分近く開く(16:04発の次が16:42発)。
西条駅から広島方面では、利用状況に合わせて18時台の運転間隔を変更。
6分発(広島18:44着)の行き先が広島行きから五日市行きに変更されており、広島~五日市駅間で列車の増発となる。
糸崎18:01発(西条18:43発)の五日市行きが運転取り止めになる影響で、糸崎17:46発 岩国行きの発車時刻が8分程度遅くなると思われる。
(西条18:28発→18:36発)
③可部線 一部の列車を3両→4両に。
以下の列車の両数を3両から4両に変更。
広島 17:53発 あき亀山行き
あき亀山 18:50発 広島行き
中国新聞の記事によると、この列車は特に混雑が激しく、3両から元の4両に戻す とのこと。
④三原駅で山陽線 尾道方面から呉線への接続を改善
三原駅に17時23分に到着する 山陽線 尾道方面からの列車と、三原駅を17時14分に発車する呉線 竹原方面の列車の時刻を変更し、接続を改善。
これにより、夕方、山陽線尾道方面から呉線竹原方面への所要時分が短縮される。
現行、三原駅に17時23分に到着する 尾道方面からの列車は、糸崎駅で8分間も停車している(糸崎17:11着、17:19発)。
今回のダイヤ改正で、糸崎駅での停車時間が3分程度になると思われる。
⑤その他
上記の他にも、山陽線・呉線・可部線で時刻や行き先が変更になる列車がある。
JRのダイヤ改正は 毎年3月に行われており、3月以外のダイヤ改正は異例のことです。
なぜ 来年3月まで待たずに ダイヤ改正に踏み切るのか。
そこには、JR西日本 広島地区の深刻な混雑問題がありました。
以下、中国新聞の記事から一部引用します。(一部、文の順番を並び替えています)
JR西日本 広島支社によると、広島都市圏の2017年度の在来線利用者数は、外国人観光客や野球観戦客の増加もあり、13年度に比べて7%増えた。
一方で、今年3月までに4両編成の旧型車から3両編成が主体の新型車に切り替わった影響もあり、混雑についての苦情が続出。
中国新聞「こちら編集局です―あなたの声から」にも、「ぎゅうぎゅう詰めで乗れない」 「車両を増やして」 といった意見が多数寄せられていた。
同支社によると、3月16日のダイヤ改正後も苦情が相次いだため、4月8日から山陽、呉、可部線で朝夕の計14本で車両を増結。
だが、その後も山陽線 広島~五日市間や可部線では激しい混雑が続いた。
ダイヤ改正は 「時刻を頻繁に変えると乗客が混乱する」 などの理由で年1回が通例だが、同支社は緊急性が高いとみて、秋の新学期に合わせて改正を急いだ。
同支社運輸課の城本知哉担当課長は、「日によっては定員を大幅に超える利用があり、混雑を嫌って乗車を見合わせる人もいるなど不便を掛けていた。ダイヤ改正により、車内で身動きが取れないほどの混雑はなくなるはず」 と説明する。
JRの利用者が増えているにも関わらず、新型車両の導入に伴い 多くの列車で両数を減らしてしまったため、多数の苦情が出るほどの激しい混雑になってしまったのでしょうね。
昨年度まで、混雑の緩和よりも、両数減による運行コスト削減の方が優先されていたのではないかと思います。
広島支社は 広島地区の列車の混雑を甘く見ていたとしか考えられません。
3月のダイヤ改正で 新型車両 227系の投入が完了しましたが、今回のダイヤ改正後も混雑が問題になるなら 227系の追加投入も必要だと思いますね。
山陽線 広島~五日市駅間や可部線の混雑緩和を目的とした 今回のダイヤ改正。
その煽りを受けて、広島~糸崎駅間で1往復が運転取り止めになってしまいました。
広島16:23発の糸崎行きは、終点の糸崎駅で岡山行きに接続します(17:42着、17:45発)。
さらに、その岡山行きは、終点の岡山駅で姫路行きに接続します(19:16着、19:17発)。
このように、広島から関西へ帰るのに接続の良い列車だったのですが、運転取り止めによって 糸崎行きの運転時刻が19分早まります(広島16:04発)。
糸崎17:27発の岡山行きに接続できると良いのですが・・・
(ちなみに、こちらの岡山行きは、途中の新倉敷駅で 福山発の快速 「サンライナー」 に追い抜かれます)
あと、中国新聞の記事の最後に、3月に廃止された快速 「シティライナー」 の復活について言及されていたので、次の記事に書きたいと思います。
★次の記事★









