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※出雲市駅に停車中の普通 仁万行き。(2018年10月撮影)


JR西日本が 2021年3月13日に実施したダイヤ改正。

山陰地区では、一部列車の運転区間延長や 乗り換え時間の短縮、快速の停車駅拡大、最終列車の時刻繰り上げなどが行われています。

その改正で、1日に1本しかなかった行き先が ひっそりと姿を消しました。

山陰本線・出雲市発の普通 「仁万(にま)行き」 です。


【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
2021年春ダイヤ改正について (JR西日本 米子支社)


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仁万駅は 大田市駅の3つ先の駅で、特急スーパーまつかぜが1日に上下1本ずつ(朝に鳥取行き、夕方に益田行き)が停車します。

仁万行きの列車は 出雲市駅を19時7分に発車し、1時間かけて仁万駅まで運転されていました。
※仁万20:10着。 途中の江南駅で6分、五十猛(いそたけ)駅で5分停車。


仁万行きを益田まで延長(JR西日本 ニュースリリースより)
※上の図は、JR西日本 ニュースリリースより引用。


今回のダイヤ改正で、仁万行きだった列車の運転区間が益田まで延長されました。

また、その折り返しである 仁万発の普通 出雲市行きについても、益田発に変更されています。
(益田発 江津行きだった列車の運転区間を出雲市駅まで延長)


仁万行きを益田まで延長(新旧比較)
※出雲市駅の時刻表を新旧比較。(平日・土休日共通)
赤色は特急 スーパーまつかぜ。オレンジ色は快速 アクアライナー。


今回なぜ仁万行きだった列車が益田まで延長されたのかというと、山陰地区における最終列車の時刻繰り上げが関係しています。

出雲市20:23発の益田行きは、浜田~益田駅間の最終列車としての役割も兼ねていました。


ところが、今回のダイヤ改正で 浜田駅を発車する益田行きの最終列車が68分も繰り上げとなったのです。
(浜田22:49発→浜田21:41発)

その1本前の普通列車は 浜田20:05発であり、22:49発を運転取り止めにするだけでは 最終列車の時刻が2時間44分も繰り上がってしまいます。

そこで、仁万行きだった列車を益田まで延長することで、最終列車の繰り上げを1時間程度に抑えたのです。


江津行きを出雲市行きに延長
※益田駅の時刻表を新旧比較。(平日・土休日共通)
赤色は特急 スーパーおき、オレンジ色は快速 アクアライナー。



益田18:21発の江津行きが出雲市行きに変更されたのは、仁万駅で出雲市方面へ折り返す普通列車がなくなったからだけではありません。

今回のダイヤ改正では、夜の時間帯に設定されていた 快速 「アクアライナー」 1往復が、出雲市~浜田駅間で運転取り止めとなりました。

益田19:32発の快速 「アクアライナー」 米子行きは、益田19:35発の普通 浜田行きに変更されています。

この浜田行きに乗っても、浜田駅から普通 出雲市行きの最終列車に乗ることができますが、42分も待ち時間があるんですよね。
(浜田20:21着、21:03発)

江津行きだった列車の運転区間を出雲市まで延長することで、アクアライナーが消えた分を補填していると言えるでしょう。


仁万前後 3駅連続5分以上停車
※JRおでかけネットの時刻表より引用。


それにしても、今回 仁万行きから益田行きに変更された列車ですが、五十猛駅で5分、仁万駅で10分、馬路(まじ)駅で9分と 3駅連続で5分以上停車しているんですよね。

おそらく、仁万駅で 後から来る特急スーパーまつかぜ 益田行きに追い抜かれ、馬路駅で 益田発の普通 出雲市行き(馬路20:32着、20:33発)と行き違うためだと思いますが、もう少し何とかならなかったのでしょうか・・・。


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