JR西日本の新しい長距離列車である WEST EXPRESS 銀河 (長いので、記事中では 「銀河」 と書きます)。
「気軽に鉄道の旅を楽しめる列車」 をコンセプトに、2020年9月11日に営業運転を開始しています。
※当初は5月8日の予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されていました。
11月末までは 山陰方面(京都・大阪~出雲市)の夜行特急列車として運行され、12月12日から山陽方面(大阪~下関)の昼行特急列車として運行されています。
※山陽方面の運行は 2021年3月11日まで。
※3月26日から6月26日まで、再び山陰方面の夜行特急列車として運行される予定です。
そんな銀河ですが、山陽方面の列車は 下りは福山駅で46分、上りは柳井駅と倉敷駅で15分ずつ停車するほか、停車駅ではない駅での運転停車も多いです。
そのため、特急列車でありながら、下関~大阪の所要時間が 普通列車や快速・新快速を乗り継いだ場合よりも遅いのです。
そこで今回、2020年12月20日に 在来線と新幹線を使って 「WEST EXPRESS 銀河」 をできるだけ多くの駅で撮影しながら、下関駅から大阪駅まで移動しました。
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下関駅
まずは、ホームに設置されている発車標から。
種別欄に 「WEST EXPRESS」、列車名欄に 「銀河」 と表示されます。
「GINGA」 の文字が太いのが特徴的です。
しばらくすると、8番のりばに銀河が入線してきました。
車両は、かつて関西の新快速などで使われていた117系を改造したものです。
隣のホーム 7番のりばから撮ると、こんな感じ。
その後、銀河の前に発車する10:30発の普通電車に乗って、新山口駅へ移動しました。
新山口駅
到着後、すぐに在来線改札口の発車標を撮影。
表示される文字のフォントが、下関駅と異なっています。
普通電車の到着から4分後に銀河が到着。
停車時間は2分ほどしかなく、すぐに発車していきました。
次は 徳山駅で銀河の表示を撮るのですが、在来線では間に合わないので、新幹線でワープします。
12:01発の こだま850号に乗って、徳山駅へ移動しました。
徳山駅
12時14分に着きましたが、銀河が来るまで6分しかないので 急いで在来線ホームへ。
こちらは、1番のりばに設置されている発車標です。
この駅では他の駅と異なり、種別欄に 「銀河」と表示されていました。
列車名欄に列車名を表示しないというのは、やはり変ですよね・・・。
1番のりばに到着した 銀河を撮影。
この駅では、銀河目当ての家族連れが多かったです。
銀河が発車すると、急いで新幹線ホームに戻り、12:27発の さくら550号に乗って 広島駅へ移動しました。
岩国駅(2021年1月)
ついでに、2021年1月10日に岩国駅で撮影した 銀河の大阪行きをご紹介。
発車標の表示は、新山口駅と同じです。
上の段には、快速 シティライナー 広島行きの表示が出ていました。
シティライナーは、2021年3月のダイヤ改正で大幅に削減され、 11~16時台の運転がなくなる予定です。
そのため、銀河とシティライナーの表示が並ぶのは 今シーズン(2020年12月~2021年3月上旬)限りとなります。
4番のりばに到着した銀河を撮影。
宮島口駅
広島駅で在来線に乗り換え、宮島口駅へ移動しました。
こちらは、ホームに設置されている発車標です。
狭い乗車位置欄に、銀河の表示が出ていました。
4番のりばに到着した銀河を撮影。
停車時間は2分ほどしかなく、すぐに発車していきました。
その後、後続の快速 シティライナーに乗って、広島方面へ向かいました。
五日市駅
銀河は、五日市駅で運転停車していました。
停車駅ではないので、ドアは開きません。
ホームに設置されている発車標です。
運転停車中の銀河は、まさかの無表示・・・。
銀河の停車駅ではないので 発車標に列車名や行き先が出ないのは予想していましたが、種別や矢印すら出ないとは驚きました。
銀河の発車後、後続の普通電車に乗って 広島駅に向かいました。
横川駅(2021年1月)
銀河は、横川駅でも運転停車します。
2020年12月は 時間の都合で、横川駅で降りずに そのまま広島駅へ向かったんですよね。
そのため、2021年1月10日に訪れて 銀河を撮影しました。
横川駅の発車標です。
銀河は 「臨時寝台 大阪行き」 と案内されていました。
この駅からは乗れませんが、なぜか乗車位置表示が出ています。
※この表示を撮るために横川駅に立ち寄ると、広島駅で銀河の表示を撮る時間がほとんどなくなります。
そのため、2020年12月に広島駅、2021年1月に横川駅というように 2回に分けて撮影しました。
広島駅
5番のりばに設置されている発車標です。
狭い乗車位置欄に、銀河の表示が出ていました。
改札内の連絡跨線橋にある発車標は、こんな感じ。
ホームへ戻ると、駅員さんたちが 「ようきたね 広島駅へ」 と書かれた横断幕を持って 銀河の到着を待っていました。
5番のりばに銀河が到着しました。
角度を変えて撮影。
停車時間は2分ほどしかなく、すぐに発車していきました。
その後は 再び新幹線でワープします。
15:03発の こだま854号に乗って 三原駅へ移動しました。
三原駅
4番のりばに設置されている発車標を撮影。
銀河の表示は、新山口駅などと同じです。
4番のりばに到着した銀河を撮影。
停車時間は1分しかなく、すぐに発車していきました。
その後、後続の普通電車に乗って 福山駅へ。
銀河は途中の備後赤坂駅で運転停車しており、そこで追い抜きました。
福山駅
まずは、ホームの発車標から。
これまで見てきた駅とは大きく異なり、種別欄に 「特急」、列車名欄に 「WEST EXPRESS 銀河」 と表示されています。
在来線改札口に設置されている発車標です。
快速 サンライナーは、2021年3月13日のダイヤ改正で 土休日の運行本数が16本から3本に大幅に削減されます。
上り(福山発 岡山行き)は1本しか運転されなくなるため、17:30発の列車は運転取り止めになるかもしれません。
5番のりばに到着した銀河を撮影。
停車時間は2分ほどしかなく、すぐに発車していきました。
その後、17:30発の快速 サンライナーに乗って、倉敷駅へ向かいました。
新倉敷駅
先に発車した銀河は、新倉敷駅で運転停車していました。
サンライナーは117系、そして 銀河も117系。
117系の 「快速」 が 117系の 「特急」 を追い抜く という 奇妙な逆転現象が起きているのです。
急いで電車を降り、サンライナーと銀河が並んで停車しているところを撮影しました。
倉敷駅
改札内コンコースでは、銀河の停車に合わせて、「むらすゞめ」 など 岡山の特産品の販売が行われていました。
銀河は、この駅で15分間停車します。(18:23着、18:38発)
その近くには、銀河の顔出し看板が設置されていました。
ホームへ戻ると、駅員さんたちが 「ようこそ 倉敷駅へ」 と書かれた横断幕を掲げて、銀河を待っていました。
ホームに設置されている発車標を撮影。
銀河の表示は、福山駅と同じです。
2番のりばに銀河が到着しました。
隣のホーム 1番のりばから撮ると、こんな感じ。
その後、銀河の前に発車する普通電車に乗って、岡山駅へ向かいました。
岡山駅
中央改札口に設置されている発車標を撮影。
銀河の表示は、福山駅や倉敷駅と同じです。
普通電車の到着から10分後に、銀河が到着しました。
隣のホーム 6番のりばから撮ると、こんな感じ。
停車時間は2分ほどしかなく、すぐに発車していきました。
その後、後続の普通電車に乗って、姫路駅へ。
銀河は 途中の万富駅で運転停車しており、そこで追い抜きました。
姫路駅
改札内コンコースにある発車標を撮影。
表示される文字のフォントは、これまで見てきた駅とは異なります。
5番のりばに到着した銀河を撮影。
その後、後続の新快速に乗って 大阪駅へ。
銀河は途中の土山駅で運転停車しており、そこで追い抜きました。
大阪駅
銀河は 11番のりばに到着します。
発車標に、銀河と サンライズ瀬戸・出雲が並んで表示されていました。
新快速の発車から2分後、銀河が到着しました。
隣のホーム 10番のりばから銀河を撮影。
しばらくして、銀河は 京都方面に向かって発車していきました。
その後、後続の新快速 野洲行きに乗って帰りましたが、銀河は途中の茨木駅で ホームのない待避線に運転停車しており、そこでまた追い抜きました。
最後に、銀河の到着・発車時刻と 今回の移動で利用した列車をまとめてみました。
まずは、下関~徳山(~広島)から。
黄色になっている駅は、2020年12月20日に銀河を撮影した駅です。
下関10:30発の普通 岩国行きは、新山口駅で27分間停車します。(11:36着、12:03発)
そのため、防府駅や柳井駅で銀河を撮る場合は、下関10:01発(新山口11:09発)の普通電車を利用します。
続いては、(柳井~)宮島口~広島。
今回は 五日市駅での撮影後、そのまま広島駅へ行きましたが、横川駅と広島駅の両方を訪れて銀河を撮ることもできます。
快速 シティライナーは 土休日のみの運転です。
※前述した通り、2021年3月13日のダイヤ改正で、11~16時台に シティライナーが運転されなくなります。
続いては、広島~岡山。
西条駅で銀河を撮る場合は、広島14:50発の普通 白市行きに乗ります。(西条15:26着)
今回は 三原駅での撮影後、そのまま福山駅へ向かいましたが、途中の備後赤坂駅で降りて 銀河を撮ることもできます。
また、今回 新倉敷駅では サンライナーの停車中に急いで銀河を撮影しましたが、この駅で後続の普通電車に乗り換えても 倉敷駅で銀河を撮ることができます。
岡山~大阪は、こんな感じ。
今回、1日のうちに 銀河の停車駅 19駅中11駅で 銀河を撮ることができました。
(運転停車した五日市駅や新倉敷駅も含めると13駅)
在来線は青春18きっぷを利用しましたが、途中で新幹線に3回乗り、新幹線代だけで計7,420円かかっています。