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※大阪駅に停車中の 「WEST EXPRESS 銀河」。(2020年11月撮影)


JR西日本の新しい長距離列車である WEST EXPRESS 銀河 (長いので、記事中では 「銀河」 と書きます)

2020年9月に運行を開始し、これまで 山陰方面(京都・大阪~出雲市)の夜行特急列車、山陽方面(大阪~下関)の昼行特急列車として運行しています。

2021年夏から秋にかけて和歌山方面へ運行することが発表されていますが、2021年5月13日に 運転日や停車駅、運転時刻などの詳細が発表されました。

このブログで取り上げておきたいと思います。


【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
「WEST EXPRESS 銀河」 紀南コースの運行について

※記事中にある図は、いずれもJR西日本 ニュースリリースからの引用です。


★前回の記事★



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停車駅

銀河 紀南コース 停車駅
※青色が下り(新宮行き)、赤色が上り(京都行き)。


下りの停車駅は、京都・新大阪・天王寺・日根野・和歌山・串本・紀伊勝浦・新宮

上りの停車駅は、新宮・紀伊勝浦・太地・古座・串本・周参見・白浜・海南・和歌山・日根野・天王寺・新大阪・京都です。

太地・古座・周参見・白浜・海南の5駅は、上りのみ停車します。


下りの運転時刻

銀河 紀南コース 下り

下りは 夜行特急列車としての運行です。

京都駅を21時15分に発車し、新宮駅には翌9時37分に到着。

和歌山駅で1時間18分、串本駅で2時間近く停車します。


串本駅に到着後、乗客はバスで 「道の駅くしもと橋杭岩(はしぐいいわ)」 へ移動し、橋杭岩を鑑賞。

その後、橋杭岩の向かい側にあるレストランで朝食をとります。


上りの運転時刻

銀河 紀南コース 上り
※和歌山駅と日根野駅は、上段が平日、下段が土休日の発車時刻。

上りは、昼行特急列車としての運行です。

新宮駅を12時ちょうどに発車し、京都駅には22時24分に到着。

紀伊勝浦駅で22分、太地駅で15分、古座駅で18分、串本駅で56分、周参見駅で51分、白浜駅で13分、海南駅で37分停車します。


周参見駅では、駅に隣接している避難タワーから海岸やすさみ町を一望。

駅から徒歩3分のところにある すさみ海水浴場まで歩いて散策もできます。


運転日

銀河 紀南コース カレンダー
※青色は下り(新宮行き)、赤色は上り(京都行き)。 


銀河の紀南コースは、2021年7月16日(金) に運行を開始。

7月から12月にかけて運行され、2021年12月22日(水)が最終運行となる予定です。

運転日は、夜行の下りが毎週金曜と月曜(始発駅の発車日基準)、昼行の上りが毎週日曜と水曜となっています。
※8月9日(月)~8月18日(水)と10月4日(月)、10月6日(水)は運行されません。


なお、新型コロナウイルス感染症の今後状況により、計画が変更となる場合がある とのこと。




以上、紀南コースの詳細について書きました。


自分が まず驚いたのは、運転期間。

「夏から秋に運行」 と聞けば、運行終了は遅くとも11月頃だと 誰もが思うでしょう。

冬である12月下旬まで運行されるとは思いもしなかったです。


上り列車は、新宮駅を12時ちょうどに発車します。

自分は 10時台など もう少し早い時間を予想していて、意外と遅いと思いましたが、内陸部で宿泊した人が沿岸部にある駅まで移動する時間を考慮すると、この時間が適切なんだろうなと思いました。


また、昼行の上りは 新宮~白浜駅間と海南駅で停車時間が長めにとられる一方、主要駅である紀伊田辺駅と御坊駅には停車しません。

これも予想していませんでした。

前回の記事 で、「昼行きは和歌山線を経由するルートになると面白い」 と書いたのですが、今回 駅でのおもてなしが県南部に集中しており、和歌山線は眼中になかったようです。


銀河の紀南コース、運行が楽しみですね!



そして、来年1月以降の運行計画も気になるところです。

おそらく、再び山陽方面(大阪~下関)へ運行する思いますが、北近畿方面や敦賀方面など新ルートの登場にも期待しています。

 

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