※倉敷駅に停車中の普通 西出雲行き。(2016年8月撮影)
JR西日本が 2022年3月12日(土)に実施するダイヤ改正。
伯備線では、早朝の 「倉敷行き」 と 「西出雲行き」 が消え、新たに 岡山発の 「米子行き」 が設定されます。
今回は、その件について取り上げたいと思います。
【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
2022年春ダイヤ改正について (岡山・福山エリア)
2022年春 ダイヤ改正について (山陰エリア)
広告
※総社駅で撮影した 「倉敷行き」 の表示。(2021年12月撮影)
伯備線の上り普通列車は、ほとんどが 倉敷駅から山陽線に乗り入れて岡山方面へ向かいますが、備中高梁4:54発の始発列車のみ 倉敷止まりとなっています。
(倉敷駅で山陽線の電車に乗り換え)
今回のダイヤ改正で この列車が運転取り止めとなり、次の新見4:56発(備中高梁5:29発)の岡山行きが始発列車となります。
※倉敷駅で撮影した 「西出雲行き」 の表示。(2021年12月撮影)
備中高梁4:54発の倉敷行きは 終点の倉敷駅に到着後、折り返し 倉敷5:43発の普通 「西出雲行き」 に変わります。
この列車は 伯備線の下り始発列車であり、新見駅から先、米子方面へ直通する唯一の下り普通列車でもあるのです。
岡山駅からこの列車を利用する場合、岡山5:15発の山陽線 糸崎行きに乗車し、倉敷駅で乗り換えなければなりませんでした。
※岡山駅 1・2番のりばの発車標。(2016年4月撮影)
運行管理システム導入前は、「倉敷で伯備線に連絡」 といった表示が出ていました。
今回のダイヤ改正で、伯備線の下り始発列車が倉敷発から岡山発に変更され、運転区間が拡大。
岡山駅から乗り換えなしで伯備線に直通するようになります。
これに合わせて、山陽線の下り始発列車の発車時刻が19分繰り下がり、岡山5:15発→岡山5:34発に変更されます。
※上の図は、JR西日本 ニュースリリースより引用。
逆に、山陰側では 米子~西出雲駅間の運転が取り止めとなり、行き先が西出雲行きから 「米子行き」 に変更されます。
この列車は、西出雲行きとはいえ 米子駅で44分も停車しており、利便性は良くありませんでした。
(米子8:52着・9:36発)
今回のダイヤ改正で、米子10:23発の普通 出雲市行きが 米子9:51発に変更されます。
※岡山駅 中央口で撮影した 「米子行き」 の表示。(2014年1月撮影)
岡山発の普通 米子行きは、2014年頃まで 夜の時間帯に1本設定されていました。
今回のダイヤ改正で、時間帯を変えて復活することになります。
※総社駅に停車中の普通 倉敷行き。(2021年12月撮影)
伯備線で早朝のダイヤが大きく変わるのは、2014年3月のダイヤ改正以となります。
このダイヤ改正で、伯備線の始発列車が 上下線共に岡山~倉敷駅間で運転取り止めとなり、倉敷駅で乗り換えが必要になったんですよね。
【JR西日本 ニュースリリース(PDF)】
平成26年春のダイヤ改正について(岡山・福山エリア)
今回、まさか 早朝の倉敷行きが運転取り止めになるとは思いもしませんでした。
備中高梁駅の発車時刻が4時54分と非常に早かったのは、岡山駅を6時1分に発車する 始発の新幹線 「のぞみ」 東京行きに接続するためでしょう。
コロナの影響で利用者が少なくなっていたのか、それとも 線路などの保守作業時間を拡大するためなのか・・・。
ちなみに、総社駅からだと、総社5:03発の桃太郎線 岡山行きに乗れば 始発の新幹線に間に合います。